大変ご無沙汰しております。
とっくに年は明け、1月ももう20日でございます。
ほんとに申し訳ございません。
去年の12月より、子宮内膜症再発防止のためにホルモンの薬をのみ始め、その副作用なのか毎朝吐き気に襲われております。
目覚めると気持ちが悪いため、かなり最初は参りましたが、最近は少し慣れて来た気もします。ホルモン剤はのみ続けて行かなくてはならないため、副作用ともうまく折り合いをつけながら(と言うかだましだましと言うか)付き合って行こうと思います。
BABYMETAL IN TOKYODOMEと言っても、もう去年の昔の事になってしまいましたね。
だって彼女達はもう、多くのアーティストの影響を与えたRED HOT CHILIPEPPERSのイギリスツアーのステージに立ったり、年が明けてからは”METAL MASTER”であり、メタルの枠内だけでなくその外側にも影響を及ぼして今もなお多くの人々から支持を得るMETALICAのツアーにも呼ばれてステージに立ちました。
双方ともに、「是非、BABYMETALに自分達のツアーのステージでパフォーマンスして欲しい。」と呼ばれての夢のライブでありました。
よく行く美容院でいつも担当してくれる美容師さんと音楽の話をするのだけど、BABYMETALにはマッドカプセルの上田さんと言う方が提供した曲がある、なんて話をした時美容師さんの顔つきが変わったんです。
「嘘!?ほんとですか!?」
「ほんとですよ!アタシはマッドカプセルってあまり聴いた事なかったけれど、好きなバンドですか?」
「めちゃめちゃファンでしたよ!それ、なんて言う曲ですか!?」
「ギミチョコ!って言う曲とあわだまフィーバーって曲もそうですね・・・。youtubeで探すとすぐ出て来ますよ。2曲とももう、ズッシリしてます。(笑)。重いんです(笑)。」
そんな会話の後、美容師さんは我慢出来ずに(そのお店は小さくて、彼はそこの店長さんでありお客は私一人だったので)、youtubeでパパっと探して少し聴いていました。
「おーーーっ、すげぇーーーーーっ!!!!」
なんて言いながら。
それからと言うもの、アタシがその美容院に行くとBABYMETALの話なんかもするようになり、「レッチリのイギリスツアーでパフォーマンスする」と言ったらまたこれも彼のツボに大ヒット
「マジですか!!!??凄いっ!!それはホントに凄い!!!」
「あ、レッチリお好きなんですね。」
「はい!!もう、青春ですよ!!!!!」
なんか、嬉しくて。
その美容師さんがBABYMETALを決して色眼鏡で見ない事もとても嬉しかったし、彼の素直な反応がとても素敵だと思いました。
美容師さんがBABYMETALのCDを聴くようになるかは分かりませんが、彼みたいにピュアな人達ばかりだったら世の中はもっと素敵になるのにと思いますね。
さて、そんな、「ひと昔前」の様になってしまった東京ドーム公演二日目。
YUIMETALとMOAMETAL二人による、”SiS.Anger”と”おねだり大作戦”も非常に印象深かった。
いつもは笑顔の天使の二人が髪を振り乱して激おこになるSis.Angerでは、怒りの表情の二人が大画面に映し出されました。
体格が良く、体中にTATOOの入ったいかついメタラーが怒りをぶつけて来るのも怖いけれど、あんなに可愛い女の子がイラッとした表情を浮かべるのも相当怖いと知った瞬間でございました。あの二人にあんな顔されたらそりゃあ生きていけないと思うよ。すぐ謝ろうって思うもの・・・。
そして”おねだり大作戦”では「買って!買って!買って!買って!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!」の大合唱がドームに響きました。楽しかったなぁ!この曲のこの歌詞のところ、よくテレビで流れますよね。もやさまとか。お茶の間の皆さんにこれはBABYMETALですよ、と教えてあげたいといつも思ってしまいます。
SU-METALのソロ曲である「NO RAIN,NO RAINBOW」が聴けたことも嬉しい出来事でした。
「その意味も分からず歌っていた」とSU-METALが当時を思い出して言っていたのをどこかの記事で読んだ気がします。アルバムに入るうんと前から彼女達のライブで演奏されていた曲です。前はYUIMETALとMOAMETALもステージに上がり、少しお芝居みたいな演出のもとに演奏されていたようですね。
ドーム公演では美しいギターソロに心が震えました。大神とLEDA神による、美しいツインソロ。前にARCH ENEMYのMICHAEL AMOTTが二人のギタリストの居るバンドでの練習法を、「お互いが寄り添う様にする、音の美しさを意識して演奏する」と言っていたのを思い出しました。見ればドームの画面に二人の神がまるで”寄り添う様に”並んで演奏しているのが映し出されていました。心を打つ美しい二つのギターの音色は、お互いの存在を尊重し合いながら川の流れの様にたおやかで、それでいて決して力強さを失わずに響き合う。
彼らがBABYMETALのステージに居てくれて本当に良かったと思った瞬間でした。
ソロ後にSU-METALの声が戻るとそれまでよりも力を増して震えてゆくこの曲が、ゆっくりと静かに終わりを迎えるとステージは青く浮かび上がっていて、アタシはなんだか涙目になりながら拍手をしていました。
「すぅちゃんも、もうすぐ大人になるんだなぁ。」なんて気持ちだったのかもしれません。
そんな感情に浸っているとふいに流れて来る、♪ドキドキ★モ~ニング♪。
キターーーーっ!
ここから畳みかけるように「メギツネ」と「ヘドバンギャー!!」。
数々の音楽フェスに出演し、多くの観客達の前でパフォーマンスを続けて来たBABYMETAL。客席と共にライブを盛り上げる事も身について来て、最近ではギミチョコ!やメギツネ、ヘドバンギャー!!KARATEなどでも、観客を煽りに出ます。
特にこの日「ヘドバンギャー!!」での煽りは凄かった!!!
両手を上にあげてフォックスサインを掲げ、「ヘドバン!ヘドバン!」と言う声に合わせて頭を前後に激しく振るフリを、5万5千人にさせるわけです。
たださせるわけではありません。
花道には乗ると自動的に突端まで運ぶ台のような物があり、彼女達が一人づつ各々乗り、客席の方に移動して来れるのです。
彼女達は移動しながら、そのフリをずっとしているのです。それも、ただヘドバンしているんじゃなく、上半身を大きく前後に何度も折りつつのヘドバンです。足元は可動しているのにも関わらず、驚くべき安定感なのです。
安定しているとは言え、「そんなことしたら頭がどうにかなって、フラッフラになってまうよ!!!」とハラハラした程、彼女らの煽りは凄まじかったです。
もう、全然許してくれないんです。「もっと!もっと!!」と煽るわけです。
見ればアリーナ席もスタンドも必死に彼女達の煽りに応えています。
大画面にそんな客席が映し出されました。
5万5千人が皆いっせいに同じ動きをする様子は、まるで何かが降りた様な異様な光景でした。
そんな中、アリーナで膝まづいて「重音部」と書かれたタオルを掲げ”土下座ヘドバン”を続ける男性が映りました。
それは何度も何度も「祈りを捧げる人」に見えました。
半ばトランス状態の様な彼を観た時、私はIRONMAIDENのPVを観た時に感じた「宗教的な何か」を思い出し、その瞬間に道の様な物が繋がった気がしたのです。
もう、何十年も前のPVでしたがその中で手拍子を続けていた観客達とアタシ達は今、まったく同じ精神状況にあると思ったのです。
IRON MAIDENもBABYMETALも、観客をそこまでの気持ちにさせる、凄いアーティストなのです。
彼女達が”降ろす”狐様とは、そんな精神状態を人の心に呼び起こす”ROCK”の象徴なのではと、ヘドバンしながら思っていました。
BABYMETAL IN TOKYO DOME。最後の曲で観客達の首のコルセットは赤く光りました。
無数の赤い光。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
これまでもそしてこれからも、彼女達に出逢ってパフォーマンスに触れる機会のある人達はイジメなんて絶対にしないで欲しい。
彼女達を介して時空を超え、国を超え、何かが一つに重なった時、アタシはそんな気持ちになりました。
彼女達のひたむきなパフォーマンスは、人に勇気を与えると思う。
自分の行き場所を失って孤独な心に、きっとあかりを灯してくれる。
東京ドーム公演を観終わって、アタシはどこまでも平和な気持ちでいました。
いいライブでした。いい夜だった。
日付が変わってしまいました。
べビメタちゃん達は本日、GUNS'N ROSESのオープニングアクトでステージに立ちます。
初来日時、忘れもしないNHKホール。ガンズがライブしたのは45分。
帰らなぬ観客をしり目に、スタッフが片付け始めるステージに向かってアタシたちは何だか色んな物を投げつけた。
「馬鹿野郎!!金返せ!!!」とか言いながら中指立てた。
お互い、若くて不器用だったのかも。
しがない主婦のアタシはべビメタちゃんの通称”メタ太郎パーカー”を買っちゃって、お金がないからライブに行けない。
ガンズよ、べビメタちゃん達をよろしくお願いします。m(__)m。
「姫様達、笑うとる。助かるんじゃ」
「急げ!荷を捨てろーー!」
余計な事考えないで、楽しく生きることにしようって彼女達見てると思えます
本日も楽しい夜になりますように。
とっくに年は明け、1月ももう20日でございます。
ほんとに申し訳ございません。
去年の12月より、子宮内膜症再発防止のためにホルモンの薬をのみ始め、その副作用なのか毎朝吐き気に襲われております。
目覚めると気持ちが悪いため、かなり最初は参りましたが、最近は少し慣れて来た気もします。ホルモン剤はのみ続けて行かなくてはならないため、副作用ともうまく折り合いをつけながら(と言うかだましだましと言うか)付き合って行こうと思います。
BABYMETAL IN TOKYODOMEと言っても、もう去年の昔の事になってしまいましたね。
だって彼女達はもう、多くのアーティストの影響を与えたRED HOT CHILIPEPPERSのイギリスツアーのステージに立ったり、年が明けてからは”METAL MASTER”であり、メタルの枠内だけでなくその外側にも影響を及ぼして今もなお多くの人々から支持を得るMETALICAのツアーにも呼ばれてステージに立ちました。
双方ともに、「是非、BABYMETALに自分達のツアーのステージでパフォーマンスして欲しい。」と呼ばれての夢のライブでありました。
よく行く美容院でいつも担当してくれる美容師さんと音楽の話をするのだけど、BABYMETALにはマッドカプセルの上田さんと言う方が提供した曲がある、なんて話をした時美容師さんの顔つきが変わったんです。
「嘘!?ほんとですか!?」
「ほんとですよ!アタシはマッドカプセルってあまり聴いた事なかったけれど、好きなバンドですか?」
「めちゃめちゃファンでしたよ!それ、なんて言う曲ですか!?」
「ギミチョコ!って言う曲とあわだまフィーバーって曲もそうですね・・・。youtubeで探すとすぐ出て来ますよ。2曲とももう、ズッシリしてます。(笑)。重いんです(笑)。」
そんな会話の後、美容師さんは我慢出来ずに(そのお店は小さくて、彼はそこの店長さんでありお客は私一人だったので)、youtubeでパパっと探して少し聴いていました。
「おーーーっ、すげぇーーーーーっ!!!!」
なんて言いながら。
それからと言うもの、アタシがその美容院に行くとBABYMETALの話なんかもするようになり、「レッチリのイギリスツアーでパフォーマンスする」と言ったらまたこれも彼のツボに大ヒット
「マジですか!!!??凄いっ!!それはホントに凄い!!!」
「あ、レッチリお好きなんですね。」
「はい!!もう、青春ですよ!!!!!」
なんか、嬉しくて。
その美容師さんがBABYMETALを決して色眼鏡で見ない事もとても嬉しかったし、彼の素直な反応がとても素敵だと思いました。
美容師さんがBABYMETALのCDを聴くようになるかは分かりませんが、彼みたいにピュアな人達ばかりだったら世の中はもっと素敵になるのにと思いますね。
さて、そんな、「ひと昔前」の様になってしまった東京ドーム公演二日目。
YUIMETALとMOAMETAL二人による、”SiS.Anger”と”おねだり大作戦”も非常に印象深かった。
いつもは笑顔の天使の二人が髪を振り乱して激おこになるSis.Angerでは、怒りの表情の二人が大画面に映し出されました。
体格が良く、体中にTATOOの入ったいかついメタラーが怒りをぶつけて来るのも怖いけれど、あんなに可愛い女の子がイラッとした表情を浮かべるのも相当怖いと知った瞬間でございました。あの二人にあんな顔されたらそりゃあ生きていけないと思うよ。すぐ謝ろうって思うもの・・・。
そして”おねだり大作戦”では「買って!買って!買って!買って!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!ちょうだい!」の大合唱がドームに響きました。楽しかったなぁ!この曲のこの歌詞のところ、よくテレビで流れますよね。もやさまとか。お茶の間の皆さんにこれはBABYMETALですよ、と教えてあげたいといつも思ってしまいます。
SU-METALのソロ曲である「NO RAIN,NO RAINBOW」が聴けたことも嬉しい出来事でした。
「その意味も分からず歌っていた」とSU-METALが当時を思い出して言っていたのをどこかの記事で読んだ気がします。アルバムに入るうんと前から彼女達のライブで演奏されていた曲です。前はYUIMETALとMOAMETALもステージに上がり、少しお芝居みたいな演出のもとに演奏されていたようですね。
ドーム公演では美しいギターソロに心が震えました。大神とLEDA神による、美しいツインソロ。前にARCH ENEMYのMICHAEL AMOTTが二人のギタリストの居るバンドでの練習法を、「お互いが寄り添う様にする、音の美しさを意識して演奏する」と言っていたのを思い出しました。見ればドームの画面に二人の神がまるで”寄り添う様に”並んで演奏しているのが映し出されていました。心を打つ美しい二つのギターの音色は、お互いの存在を尊重し合いながら川の流れの様にたおやかで、それでいて決して力強さを失わずに響き合う。
彼らがBABYMETALのステージに居てくれて本当に良かったと思った瞬間でした。
ソロ後にSU-METALの声が戻るとそれまでよりも力を増して震えてゆくこの曲が、ゆっくりと静かに終わりを迎えるとステージは青く浮かび上がっていて、アタシはなんだか涙目になりながら拍手をしていました。
「すぅちゃんも、もうすぐ大人になるんだなぁ。」なんて気持ちだったのかもしれません。
そんな感情に浸っているとふいに流れて来る、♪ドキドキ★モ~ニング♪。
キターーーーっ!
ここから畳みかけるように「メギツネ」と「ヘドバンギャー!!」。
数々の音楽フェスに出演し、多くの観客達の前でパフォーマンスを続けて来たBABYMETAL。客席と共にライブを盛り上げる事も身について来て、最近ではギミチョコ!やメギツネ、ヘドバンギャー!!KARATEなどでも、観客を煽りに出ます。
特にこの日「ヘドバンギャー!!」での煽りは凄かった!!!
両手を上にあげてフォックスサインを掲げ、「ヘドバン!ヘドバン!」と言う声に合わせて頭を前後に激しく振るフリを、5万5千人にさせるわけです。
たださせるわけではありません。
花道には乗ると自動的に突端まで運ぶ台のような物があり、彼女達が一人づつ各々乗り、客席の方に移動して来れるのです。
彼女達は移動しながら、そのフリをずっとしているのです。それも、ただヘドバンしているんじゃなく、上半身を大きく前後に何度も折りつつのヘドバンです。足元は可動しているのにも関わらず、驚くべき安定感なのです。
安定しているとは言え、「そんなことしたら頭がどうにかなって、フラッフラになってまうよ!!!」とハラハラした程、彼女らの煽りは凄まじかったです。
もう、全然許してくれないんです。「もっと!もっと!!」と煽るわけです。
見ればアリーナ席もスタンドも必死に彼女達の煽りに応えています。
大画面にそんな客席が映し出されました。
5万5千人が皆いっせいに同じ動きをする様子は、まるで何かが降りた様な異様な光景でした。
そんな中、アリーナで膝まづいて「重音部」と書かれたタオルを掲げ”土下座ヘドバン”を続ける男性が映りました。
それは何度も何度も「祈りを捧げる人」に見えました。
半ばトランス状態の様な彼を観た時、私はIRONMAIDENのPVを観た時に感じた「宗教的な何か」を思い出し、その瞬間に道の様な物が繋がった気がしたのです。
もう、何十年も前のPVでしたがその中で手拍子を続けていた観客達とアタシ達は今、まったく同じ精神状況にあると思ったのです。
IRON MAIDENもBABYMETALも、観客をそこまでの気持ちにさせる、凄いアーティストなのです。
彼女達が”降ろす”狐様とは、そんな精神状態を人の心に呼び起こす”ROCK”の象徴なのではと、ヘドバンしながら思っていました。
BABYMETAL IN TOKYO DOME。最後の曲で観客達の首のコルセットは赤く光りました。
無数の赤い光。
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
これまでもそしてこれからも、彼女達に出逢ってパフォーマンスに触れる機会のある人達はイジメなんて絶対にしないで欲しい。
彼女達を介して時空を超え、国を超え、何かが一つに重なった時、アタシはそんな気持ちになりました。
彼女達のひたむきなパフォーマンスは、人に勇気を与えると思う。
自分の行き場所を失って孤独な心に、きっとあかりを灯してくれる。
東京ドーム公演を観終わって、アタシはどこまでも平和な気持ちでいました。
いいライブでした。いい夜だった。
日付が変わってしまいました。
べビメタちゃん達は本日、GUNS'N ROSESのオープニングアクトでステージに立ちます。
初来日時、忘れもしないNHKホール。ガンズがライブしたのは45分。
帰らなぬ観客をしり目に、スタッフが片付け始めるステージに向かってアタシたちは何だか色んな物を投げつけた。
「馬鹿野郎!!金返せ!!!」とか言いながら中指立てた。
お互い、若くて不器用だったのかも。
しがない主婦のアタシはべビメタちゃんの通称”メタ太郎パーカー”を買っちゃって、お金がないからライブに行けない。
ガンズよ、べビメタちゃん達をよろしくお願いします。m(__)m。
「姫様達、笑うとる。助かるんじゃ」
「急げ!荷を捨てろーー!」
余計な事考えないで、楽しく生きることにしようって彼女達見てると思えます
本日も楽しい夜になりますように。