３時間の壁。

たまアリのベビメタちゃんライブの時も、グッズ購入の為に３時間位並んだ記憶がある。初日ね。

そして買った物は、ダークナイトカーニバルの時に買ったビニールバッグに入れていたんです。

 

ライブが終わって電車に乗ったら車内はかなりの混み具合。座れなかったので、吊り革に掴まって立っていました。

 

アタシの隣に立っていたのは若い男性。

ビニールバッグが彼に当たらない様、前の方で抱っこしていました。

次の駅がアタシの降りる駅となった時に、おもむろに隣りの男性から話しかけられた。

 

「今日、ベビーメタルのライブ行かれたんですか？」

 

そんな事は初めてだったので、少々うろたえながら「あ、ハイ。」と答えた。

「グッズ、どれ位並んだか教えてもらえませんか？僕、明日行くんです。」と彼。

 

「1時位に行って、買えたのは4時位ですかね…。」

マジですか！？みたいな顔をする男性。

(；・∀・)(；・∀・)(；・∀・)

 

お、君はベビメタちゃんライブは初参戦なのかな？と思ったアタシ、すぐさまフォローを。

「でも、今日買った人は明日買わないと思うから、多分今日程並ばないと思いますよ。」と。

彼はすこし安心したみたいでした。

じゃあ、明日は頑張って下さいと言って、電車を降りました。

 

そうね、あの時も３時間並んだんだよね。

やはり３時間の壁があった。

けど、次の日はそんなに並ばなかったはず。

 

しかし、今回の幕張は今日の方が大変そう。

アタシも早々に２日目のグッズ購入は諦めました。

今日しか来れない方々もいるしね。

 

並んでる最中に売り切れないかドキドキしたのも初めてだし、目の前で買おうと思ってた物が売り切れたのも初めてだった。

今日も特別な事に変わりはない。

月に一度彼女達に会いに来れる月間も今夜で終わり。

 

もーえげつない程お金飛んでったよー。

 

でも、それに見合うライブだったよ。

ホントにいつでも素晴らしい。

 

さて、そろそろ開場した会場に向かいますか！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父兄さん。

Baby Metal のファンの方々はメイトと言いますね。

さくら学院のファンの方々は父兄と言うのですね。

 

昨年の話になるけれど、里見八犬伝と言う舞台を観に行ったんです。

その舞台に、日高麻鈴さんと言うさくら学院を卒業したばかりの16 歳の女の子が出演していました。

麻鈴ちゃんは八犬士の１人の兄妹の役でした。

この舞台は若手俳優の登竜門と言うか、何度も再演を重ねている舞台で歴代の八犬士を演じた俳優達は、その後テレビや映画の世界で有名になっているらしいのです。

アタシは芝居の下手な勘違いしたイケメン俳優が嫌いなので、推し意外の八犬士はあまり興味がありませんでした。

でも、舞台と言うのは不思議な物で、あれも毎日が修行であり観客との旅であり、この役者は芝居が下手だなぁ、セリフ聞き取りづらいなぁ、なんて思っても千秋楽に向かうに連れて様になって行く物なんです。

チャラチャラしたそこら辺のにぃちゃんみたいな顔が、きちんとその役の顔になるんですね。

でも、そんな中でも麻鈴ちゃんは早い段階から役はほぼ完璧に近い形だったような気がするんです。

物語は陰惨でどの出演者にも影がつきまとい暗い感じ。

麻鈴ちゃんの役はその中で、健気に可愛らしく咲く花の様でした。謂わば暗闇の中の救済です。

暗い話の雰囲気そのままに、彼女の役の少女はお芝居半ばで弟と共に殺されて命を落としてしまいますが、観客の誰もが彼女の事を最後まで覚えていました。

 

さて、そんな舞台の千秋楽を観に行った時の事。

アタシの隣の席の人は若くはない男性でした。

舞台が始まってから父兄さんの麻鈴ちゃんに関するツィートを見かけていたので、アタシはその人を父兄さんだと思いました。

若い役者が沢山出る舞台なので、女性の観客が多かったのですが、男性も思うよりいたんです。

内心、「麻鈴ちゃん、素晴らしいッスよねぇー。」なんて思いながら千秋楽の舞台を観ていました。

そして終演し、出演者１人１人が一言づつ挨拶をしたんです。

麻鈴ちゃんの番に来た時、アタシはもう食いぎみで拍手したものですよ。

そしてコメントの途中で感極まって涙声になってしまう麻鈴ちゃんに、こちらまでうるうる😭😭😭😭😭。

 

だがしかし、隣の男性からは何らたぎる物を感じない...｡

あれぇ、随分クールな父兄さんだなぁ～などと思いふと、その男性の手元を見たのです。

男性の手にあったのは、缶バッチ。それは八犬士のバッチがランダムで封入された公式グッズ。

外からは中身が分からない為、誰のバッヂが入っているか開けてみないと分からない。

何なら、麻鈴ちゃんの挨拶の時に開けようとしていた形跡が。

 

おいおいオイー！！

 

父兄さんじやないんかァァァーーいッ！！！！

 

Σ(￣□￣;)！Σ(￣□￣;)！Σ(￣□￣;)！Σ(￣□￣;)！Σ(￣□￣;)！Σ(￣□￣;)

( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)( ; ﾟДﾟ)

 

そう言や、八犬士のにぃちゃんがコメントし出したら、乙女みたいに急にたぎり出したっけかな。

人は見かけで判断したらいけないって分かってたつもりだけど、これはかなりのトラップだと思ったわけですよ。

難しいだろ、だって！

長らく生きてるけど初めての経験だったなー。

いやァ、イケメン俳優推しだとはねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだか涙がでちゃうよ。

凄い人数だったよ。　

アタシは勿論シートだけど、後ろから見るピットの人達の頭の数ったらなかったよ。

紙芝居が言うわけさ。

今日は特別な夜だって。

ここんとこ１ヶ月に1回はベビメタちゃんに会いに来てるじゃない。

でも、その時々で彼女らはとてもドラマチックで美しくて忘れがたい夜を見せてくれてる。

なのに！まだ、スペシャルだって言うんだよ。

どんだけなんだって思うじゃん、普通。

 

でもね、横に長ーいデッカイスクリーンに過去最強の画質でfuture metal が流れて、白い衣装をまとった神々がステージに姿を見せた時、なんだかもう、何かがパリンッて自分の中で割れて涙がこみ上げて来てしまった。あの人達は顔隠しちゃってんのに何であんなにカッコいいんだろね。カッコ良くて泣けるってなんだよ。まだ一音も出してないのに。

そんで、３つの影がステージに現れてda da  dance が始まった。

もう、涙でぼんやり。鼻すすりながら「フォーッ！」とか言って。

特別な夜をどあたまから感じさせて頂きました。

　

今までライブでやらなかった曲をやりました。

北欧から参戦のヨアキム氏は今回スクリーンのみの出演ですが、あのドデカイスクリーン余すところなく巨大なヨアキム氏でいっぱいになったり、はたまた分身の術を使い、沢山のヨアキム氏がナイナイナイナイと煽ってくれました。

果てには、マイクを客席に向けてくれたりします。

北欧のヴァイキング魂は相当な物だと教えられました。

いや、ヨアキム氏に気を取られがちだったけど、ベビメタちゃん達のダンスも可愛かった、と言うか、難易度高めだった気がする。３人一緒に連なってステップ踏んだりね。

 

Bland new day の美しさよ...。くれて行く空なのか、オレンジ色の大きな太陽のスクリーンを背にシルエットの踊る３人。そして、su-metalの歌声の美しさ。高いところで力強く振動する澄んだ彼女の声と、キレがあるのに温かさを失わない神々の演奏が共鳴し合う。全てが美しかった｡酔いしれたなぁ。

 

そしてnight  night  burn 。フラメンコみたいに華麗で隙のない３人。いやしかしこれは、moametalの真骨頂か。

可愛いとカッコいいと色っぽさが大渋滞。このところ成長著しいもあちゃん。　

目が離せません。

 

皆でやる！みたいだったroad of resistance 。

いや、今までて一番涙腺やられたよ。

皆で闘って来たんだよね。これからも皆で闘って行く。

そんな気になった。色々あったけど、ここまでこぎ着けたんだと思った。

ベビメタちゃん達のチームは凄いね。１人残らず、彼女達の航海に連れて行ってくれる。分け隔てがない。泣いちゃうよ。欲しいグッズ買えなかった事なんかもうどうだっていいよ。

ありがとう。　

それしかない特別な夜だった。