2023.02.09
ヘンリー王子夫妻が、別々で宣誓証言を行うよう命じられた。
メーガン妃(41)の異母姉のサマンサ・マークルさんは、オプラ・ウィンフリーとのインタビューの中で語られた自身に関する「悪意ある嘘」で名誉を傷つけられたとしてメーガン妃に損害賠償を求めており、今回サマンサさんの弁護士がヘンリー王子夫妻から証言を得ることを許可されたかたちだ。
この命令によりヘンリー王子夫妻は、王室メンバーが人種差別主義者だと思うかどうかなど、これまでの公の場での発言に関する質問に答えることを余儀なくされる。
メーガン妃は宣誓供述を止めようとしたが、判事への要求は却下された。
レイダー・オンラインによると、シャーリーン・エドワーズ・ハネウェル判事はこの要求についてこう語っている。
「マークル被告は、要求された停止が異常な状況により正当化されることを示さず、また裁判所が停止を課さない場合には、不利益や不当な負担が生じることを示していない」
しかし、訴訟の一部については「棄却の機が熟している」可能性があるとして、「棄却の申し立てを予備的に見たところ、被告に対するいくつかの要求について棄却の機が熟した可能性があると示唆しているが、この評価は現時点では、裁判所が訴訟を完全に却下することを明確に示すものではない」と付け加えた。
サマンサさんは以前、この件で「屈辱と憎悪」を受けたと主張、同妃は「嘘をついた」と認めるよう求めているという。
またサマンサさんを担当するテイラー・E・ヤング弁護士はメーガン妃を「証拠を隠し、証拠開示を妨害している」と非難している。
しかしカリフォルニア州に拠点を置くメーガン妃の弁護団はこれまでのところ一切の情報を提供せず、さまざまな要求は「無関係」「曖昧」「憶測」だとし、マイケル・カンプ弁護士は、最初の訴状で問題となっている陳述と妃は「明白な関連性がない」と指摘している。
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2/7(火) 20:02配信
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女優時代にブログ「The Tig」を運営、料理のレシピやファッション、ウェルネス、日常生活のあれこれについて綴っていたメーガン妃。ヘンリー王子との婚約を発表する約半年前の2017年4月に閉鎖し、今に至っている。
しかし「The Tig」の商標は今も妃のもの。2022年2月に妃のビジネスマネージャーが更新手続きをしていると新聞「エクスプレス」が伝えている。
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妃がこのブログを間もなく再開するのではないかとロイヤルコメンテーターでポッドキャスターのキンゼイ・スコフィールドが語っている。同紙によるとスコフィールドは「『The Tig』はロイヤルよりもインフルエンサーになりたいという妃の究極の目標にぴったり合っている」と分析。
さらに「2月14日(火)にリローンチを発表するのではないかと囁かれている」と具体的な数字も出している。2月14日は妃と王子が第2子リリベットの妊娠を発表した思い出の日。
またダイアナ元妃もヘンリー王子の妊娠をこの日に発表している。思い入れのあるブログに関して発表するならこの日だとスコフィールドは語っている。
スコフィールドは「王子と妃はこれまでのプロジェクトで、妃が王子のためにすべてを諦めたと繰り返し語ってきた」とコメント、「ブログは彼女自身のアイデンティティを取り戻すための手段だろう。
妃は自分が『ヘンリー王子の連れ』以上の存在であることを伝えようとしている」と語っている。妃は「王子の妻」「王子の同伴者」の枠に収まらないことを示したいと考えているとスコフィールドは見ている。
妃はグウィネス・パルトロウの「Goop」に触発されて「The Tig」を作ったと言われている。
「Goop」は今や人気ブランドに成長、ライフスタイルビジネス界を牽引している。女優から公爵夫人になった今、妃が「The Tig」を「Goop」を超える存在に育てられるのか、注目したいもの。
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2/8(水) 20:20配信
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昨年、エリザベス女王の誕生日を祝した叙勲で大英帝国勲章コマンダー(CBE)を受勲したステラ・マッカートニー。ファッション界への貢献とサステナビリティへの取り組みが認められた。
ステラは2012年ロンドンオリンピックでイギリス代表のユニフォームをデザインしている。また2018年にはメーガン妃が結婚式の後のレセプションで着用したウェディングドレスを手掛けた。
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現地時間2月7日(火)にウィンザー城で授与式が行われた。チャールズ国王が勲章を授けた。ちなみに彼女は2013年に大英帝国勲章オフィサー(OBE)を受勲している。
courtesy of Stella McCartney via Instagram
ステラはインスタグラムに授与式の写真を投稿。「チャールズ3世国王から名誉ある勲章を授与されたこと、またエリザベス女王の最後の誕生日を祝した叙勲という栄誉を与えられたことに身が引き締まる思いだ。
ファッション、サステナビリティ、それ以外の分野での仕事が認められたことを誇りに思う」とコメントしている。
この日は再生ウールで作ったカスタムメイドのドレスを着用、クルエルティフリーのクラッチバッグを持っていたことも明らかにしている。レースのヘッドドレスは「エミリー・ロンドン」のカスタムメイド。
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ステラは2021年11月にスコットランドのグラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)にも出席、自身が手掛けたヴィーガンファッションを展示していた。
環境問題に熱心に取り組んでいることで知られるチャールズ国王は彼女から解説を受けながら展示を見学していた。
新聞「デイリーメール」によると国王は展示について「啓発的で刺激を受けた」と語っていた。
ファーを始めとする動物性の素材を使わないファッションの可能性を追求し続けてきたステラ。これからの取り組みにも注目したい。
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記録的な物価高で生活の危機を迎えている国民のために、チャールズ国王が「温かく安全な場所」を用意。
2023/02/03
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イギリス国民の多くが生活費の危機と孤独に悩まされているこの冬、チャールズ国王は所有する邸宅と城の3カ所を、「ウォームスペース」として開放しています。
ヨーロッパ各地のニュースを伝える『ユーロニュース』によると、こうしたスペースは「基本的に、自宅の暖房代を払う余裕がない地元の人たちが時間を過ごせる、安全で温かい場所」として、飲食物を提供しているほか、充電ポイントや社交の場としての利用が可能になっているスペースもあるそうです。
チャールズ国王が創設した慈善団体、プリンスズ・ファウンデーションが実施するプログラムのもと、「ウォームバンク」とも呼ばれるこうしたスペースを提供しているのは、グロスターシャー州のハイグローブ・ハウスと、スコットランドにあるメイ城、ダンフリーズ・ハウスです。
ハイグローブ・ハウスの関係者は『BBC』に対し、この取り組みは「地元コミュニティが直面する孤独の問題」への対応と、「自宅の暖房代を支払うことに苦しんでいる人たち、しばらく誰とも話をしていないという人たち」への支援が目的だと説明しています。この関係者によると、国王は「プログラムに非常に協力的」とのことです。
また、プリンスズ・ファウンデーションの理事はこの取り組みについて、こう述べています。
「(施設を開放する間の)毎週、訪れる人たちに温まってもらい、友情を感じてもらうために、小さな役割を果たすことができればと願っています」
ハイグローブ・ハウスでは「オーチャードルーム」が解放されており、訪れる地元の人たちには、温かい飲み物やスープなどが無料で提供されています。また、室内ではボードゲームや編み物などを楽しむこともできるそうです。地元メディア『グロスターシャー・ライブ』によると、利用希望者は非常に多く、すでに無料チケットは配布を終了しているとのことです。
チャールズ国王は昨年末に行った国民に向けた初めてのクリスマス・スピーチで、深刻化する生活費の危機などについて、次のように語っていました。
「この大きな不安と困難のときに世界中には、紛争、飢饉、自然災害に直面している人たちがおり、国内には、請求書の支払いや家族のための暖房や食べ物を用意する方法を探している人たちがいます」
「私たちは、人々の窮状に迅速に対応しようとする人たちの思いやりの心のなかに、(亡き女王が信じた)『人の善意と思いやりが世界にもたらす光の力』を見出しています」
1月から実施されているウォームスペース・プログラムは、3月まで継続されます。