和医輪癒

季節による日本薬膳の継承&野菜たっぷりセルフメディケーションのすすめ

心と体の中から健康に~

大震災 心身一如

2011-03-27 20:59:34 | Weblog

3月27日 震災から3回目の日曜日 お天気もよくお出かけしたい気分でした。

相変わらずガソリンスタンドは整理券をもらった人のみいれられるという状況。夜中なら並んでいるみたいです。

羽黒台の気温は5度です。朝晩は0度くらいなので、暖房はかかせません、灯油も買えないので日中は家の中でダウンを着ています。

避難所にいる人々は厳寒のなか毛布1枚で我慢しているんですね。眠れても地震津波の怖い夢をみるようです。直接被害がない私でも新聞からテレビからうけるショックは大きいので、怖い夢をみてしまいます。

心身一如 心と身体はもともとひとつ 切り離して考えることはできない、心と身体のバランスを整えて日々健康に生きるという東洋医学を基本とした薬膳の考えかたです。

陰陽五行論 五行の臓腑 腎は五季の冬にあたります。
冬に腎が1番弱るので、腎を強化したり補わなければいけません。

補陽温腎 寒さは免疫力を弱めます。もともと人の身体は丈夫にできていてウイルスや悪いものが入ってきても戦って大事にいたらないようなシステムになっています。
ところが、寒さにさらされた、衛生状態が良くない多くの悪いものは口から入ってきますので。
病院に入院している患者(ICUでも)さんは特に念入りに歯磨きをして2次感染(特に肺炎)を防ぎます。人口呼吸機をつけている場合でも看護師さんが丁寧に歯磨きを施しています。
それだけ口は大切な器官です。

避難所では、過酷な環境のためにせっかく助かった命が、病人へと移行していく現状

誤えん性肺炎=口の中の細菌による肺炎

低体温症=35度以下の体温になり命に関わる 

エコノミー症候群=同じ姿勢を長時間 鬱血して血栓ができる

風邪 インフルエンザ=免疫力があればかからないが。

足腰が痛い 歩けなくなるなど高齢者にとり老化が進み骨に負担がかかる

多大な心のストレス

腎が極端に傷つけられた結果です

そして腎は恐れを嫌うので(師範科の五行論)恐怖 びくびく どきっとするのは、本当は冬はもっての他なのですが、大震災により心身の健康をそこないはじめた現実。
逆に言えば、恐れは腎機能を弱めます。怖い思いをして1日で白髪になった、尿もれ、腰がたたないなどは、全部腎に負担がかかった証拠です。

だからこそ寒い時期は腎を補う食べ物が重要です。暦のうえでは、啓蟄をとっくに過ぎましたが、まだまだ気温が低いのでからだを温める食事と腎強化する黒い食材を食べると元気に過ごせます。

腎臓は解毒の最終臓器器官そして全身に熱をまわす種火の役目

腎臓が正常に強くあるためには、身体中の黒いものが集まってくると良いといわれています(解剖により証明)

26日の夕飯

アマランサスご飯 アマランサスは必須アミノ酸を含み肝腎を強化 岩手産の黒アマランサス

薬膳スープ 黒い食材(しいたけ きくらげ )温性(ねぎ 韮 人参 鶏肉)

雪菜の胡麻あえ 黒い食材(黒胡麻 黒酢 醤油 黒砂糖 わかめ)

ヤーコンの金平 黒い食材(のり 黒胡麻 醤油)

黒い食材は、滋養強壮に良い 免疫力向上 栄養もたっぷりある そして有害物質を排出してくれるすぐれものです。

海藻類は腎にとても良いので、原発の放射能も外へ出してくれることでしょう。

三陸産の海産物の養殖と漁も船が流された壊されたため壊滅的になりました。とても悲しい。家のストックのわかめとのりを使い料理しましたが、今は海藻などは、四国産がお店にならんでいます。

宮城産の海産物のかんぶつがまだ家にあるので大事に食べていこう。

いただきます=いただ気ます=食料となる万物に感謝して。

 

 

 

 

 


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