今朝神奈川新聞を開いていたら、高校野球神奈川県予選の記事の見出しの中に【大楠 意地の反撃】という言葉が。
対戦相手は、強豪横浜商業高校(Y校)。
負けはしてしまったものの、コールドを阻止する反撃をしたとのことでした。
来年は、横須賀市内の県立横須賀明光高校と合併するので、大楠高校としては最後の甲子園でした。
負けたけれど、16日の結果の下の大きな見出しの文字が、心を打ちました。
記事を書いたのは、元横須賀支社の織田記者。
高校野球の結果等の記事にもかかわらず、半ばに、『横須賀西海岸の荻野、塩風薫る人付き合いの濃い土地柄に学校はある』。
織田記者は、横須賀を愛してくれていたんだなぁ~。
もう別の部署になってから数年経つはずなのに、この言葉に地元民としてジーンと来てしまいました。
きっと特別な思いがあったのかもしれない・・・。
そう思っていると、ネット上にある文字を見つけました。
「12年前に大楠が53失点した試合を取材していた記者として、ラストゲームは格別な 思いだった。」
・・・そうだったんだ。だから、かぁ。(と、言葉にならない。。。)
大楠高校のグラウンドの横の道を通ることが多く、「今日は、どんな練習をしているのかな?」と元ソフトボール女子は見て通っていました。
一時は、部員が一人になったこともありました。
野球部員が町内のゴミを拾ってくれているということを知り、取材をさせていただいたのは4年前です。
取材中にも、横を通る町民の方々から「がんばって」「ありがとう」の声が聞かれました。
そういえば、大会の学校紹介が載った日に、地元の新聞販売店から同校全生徒に新聞が送られるという記事もありました。
♪~ 今終わる 一つのこと ~
そんな歌の詩が、聴こえてくるようでした。
記事は淡々と書かれているのですが、こうやって思いが想像できる文もステキです。