ほわほわ♪ ~ワクワク・幸せを今ここで~

「今ここ!」を探求しつつ楽しんでいます。(^^)v

紙芝居で広がる世界

2017-05-28 11:46:42 | 日々のあれこれ
今月13日(土)に、かながわ県民センター2階ホールで行われた『第16回21世紀紙芝居学校』に行ってきました。


横須賀西地区から横浜に行くといえば、YCATまでおよそ1時間、
往復1600円の快適直通バスで~。



旅気分です。


この日は、10時半から15時まで、みっちり紙芝居漬けのイベントでした。


今回は、午後の部で実演指導を受けるというミッションがありました。

昨年12月から受講している横須賀の紙芝居講座で、講師の片岡先生から、

「実演指導を受けてみない?」

と誘われたので、申し込みました。


お声がかかった訳は、1月のまなびかんまつりで初めて人前で演じた紙芝居『まんまるまんま たんたかたん』の脚本(作者)の荒木文子さんが実演指導をしてくださる、ということからでした。

作者ご自身から指導が受けられるという夢のような機会。
『まんまるまんま』 ありがとうーーーー


・・・と、喜んでばかりではなかったです。

舞台の上で大勢の人前で、ダメ出しとその変化を目撃される場となるわけで。
ノミの心臓のわたしがそんなことができるのかというチャレンジでした。

("ノミ心"認識は、本人だけだよ・・・と言う声も。。。


撮影は禁止でしたので、様子はこちらのページで。

第16回かみしばい学校 紙芝居の多様性を考える


・紙の引き方・速度 
・登場人物の演じ分けのコツ 
・黒子的読み手の存在 
・走っている・回っている場面等の効果の出し方 
・「まんまるまんま」の紙芝居はクイズにもなる


など、実演指導でたくさんのダメ出しをいただいたことにより、

「直してもらって、変化がすごくあったね」
「勉強になりました」


などの声をいただきました。


横須賀の教室のサポートをしてくださっている先生方の、

「見ていて涙が出そうになった」
「自分のことのように感じた」


と、身内のように感じてくださっているその優しさがうれしかったです。

変化が見られるという面で、まだ、紙芝居の世界の駆け出しであるわたしがやったことにも意義があったかな~と思えた時でした。


荒木先生の的確なご指導と明るいお人柄にも感謝!!

MY紙芝居に、サインもいただきました。



そして帰りは、19時からの仕事に間に合うように、16:30発の直通バスに。



乗り換えなしで、家の近くまで運んでくれるこの楽ちんバスのありがたさを、しみじみ感じるのでした。



今度は、保育園での実演の準備です。
実際にたくさんの子どもの前で、『まんまるまんま』が発表できます。

ついでに、手遊びまでしちゃいます。
保育士さん気分にもなれます


市民記者、里山整備、ケアホーム等でのボランティアと突っ走ってきましたが、
紙芝居で、世界がまた広がっていきます。
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『ジュンと秘密の友だち』~佐藤さとるさんの想いが、ぎゅっと詰まった1冊

2017-05-22 15:03:11 | 三浦半島~っ!
6月6日~11日までの間、横須賀市立児童図書館2Fで、

佐藤さとるの世界とコロボックル物語~ありがとう 佐藤さとるさん~』

が開かれます。




時間は、9:30~17:00(最終日は、16時)までです。


この開催がおおよそ決まった後に、児童文学作家の佐藤さとるさんが旅立たれました。

ああ・・・追悼展になってしまった、と実行委員一同悲しみましたが、ぜひ、佐藤さんの作品を多くの方々に読んでいただけるようにお伝えするのがわたしたちの役割、と準備を進めています。


今回は、横須賀市の児童図書館での開催ということで、たくさんの、そして、さまざまな年代の本を手に取って見ることができます。

同じタイトルでも、修正・加筆してあったり、出版社が違うものは、漢字の使用箇所が違っていたり。
読み比べてみると面白い発見があったりします。

ある本の挿絵には、チビえんぴつがいっぱい詰まった箱に『made in yokosuka』の文字も。
ぜひ、ご覧になっていただきたいページです。

また、県立神奈川近代文学館よりパネルをお借りし、佐藤さんのお写真なども展示します。


10日(土)は、11時から1時間、佐藤さとるさんの甥にあたる潤さんが、『伯父 佐藤さとるとの思い出』という内容でお話をしてくださいます。 (申し込みは6月1日より先着順。横須賀市児童図書館まで。定員が少ないので、お早めに!)

潤さんは、昨年10月に開いた生涯学習センターのコロボックル物語展にも来てくださっていたそうです。また、津久井浜の「うみべのえほんやツバメ号」の『わんぱく天国』の原画展にもいらしてくださったとのことでした。
その後も、何回か横須賀に来られたそう。

潤さんは、1972年に岩波書店から出版された『ジュンとひみつの友だち』(岩波書店版は、”ひみつ”が平仮名)のモデルになった方です。



(こちらは、現在購入できるファンタジー全集です)

本名は、佐藤潤さん。本の中では、鬼藤(きとう)潤さんです。
佐藤さとるさんらしいお名前の変え方。。。
(佐藤さとるさんは、わんぱく天国の中で、加藤馨くん。言葉にして声に出してみると、おおお・・という感じ)

横須賀日日新聞の取材のため、3年前に佐藤さとるさんにお話をうかがった時、
「長い話は、書きながら結末が決まってくるんだよ。でも、『ジュンと秘密の友だち』だけは、結末が決まっていた。」
と話されていました。

その時は、ほとんどの作品が書きながら書いた佐藤さん自身が展開に驚いた、という部分にフォーカスしていていたため、「一冊だけしか結末が決まっていなかった」という方ばかりに目がいっていました。

佐藤さんが旅立たれ、この本をじっくり読んでみて、その言葉の深さがやっと今わかりました。
「このことを、佐藤さんは最初からお話を通じて伝えたかったんだ・・・」言葉で伝えるというより、もう想いが丸ごと胸の中に飛び込んでくる、そんな感じでした。
人によって受け取り方は様々かと思いますが。

新たなパネルを今、作りながら、『ジュンと秘密の友だち』の中から「この一文は、はずせない」と思っている文があります。
その文は、児童図書館で! (おいおい・・・)

実行委員のほとんどは潤さんにお会いしているのですが、わたしはお会いするのが10日が初めてになります。
とても気さくな方だそうです。(フットワークの軽さからも推し量ることができますけれど。)


他に11日(日)14~15:00には、こけももの会によるブックトークがあります。さまざまな佐藤さんの本の紹介をしてくださいます。(こちらは、申し込み不要)


また、今回はゴブリン書房『わんぱく天国』の原画も4枚展示されます。
『わんぱく天国』は、安針塚(現:塚山公園)を舞台とした佐藤さとるさんの自伝的ファンタジーです。

今はきっと空の上で、本の中に登場する若くして戦争により旅立たれた二つの町のガキ大将、杉浦一郎くんと石井明くんとの再会を果たされたことでしょう!
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