たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

道交法の新風 <免許更新時講習を受けて>

2017-12-01 | 事故と安全対策 車・交通計画

171201 道交法の新風 <免許更新時講習を受けて>

 

今日は午後、警察署で免許更新時講習を30分受けてきました。さすがにみなさん、普段は警察官が柔剣道の訓練などをする道場の畳の上、ということもあり、真剣に聞いていたようです。私は時間ぎりぎりにセーフでしたので、真ん前の一席空いているところに座る羽目になりましたから、実は後方はよくわかりませんが、気配です。

 

おざなりな講習になりがちですが、結構、最近問題にされたことを取り上げながら重点的な講義がありました。

 

最初は、災害時の対応です。これは意外と役立つかもしれません。地震が起こった場合に、急ハンドル・急停車するのは危険というのは運転経験があれば、自然理解していますね。ただ、ハザードランプをつけてロードサイドに止めるまではわかっていても、周囲の状況から車を再発進できない場合、当然、車外に出ますね。そのときいつものようにロックするのは×ですね。ロックされたままだと、その後の救援や災害復旧の際障害物になってしまうので、キーをつけてロックしないで放置するというのが求められているわけです。

 

事故が減ってきたとはいえ、それでも交通事故はなくなりません。私も事件対応をしていますので、こんな場所でこんな運転をされるのかといったケースは枚挙に暇がありません。

 

そこで講習は「危険予測」運転を心がけるということです。運転していると、注意すれば周辺の人・物が視野にはいる、入らない、それでも・・・かもしれないという予測は可能です。いや、心配性であれば、あるいは気配りがよくできれば、見えない角だと、突然、車・人・自転車がでてくるかもしれない、とった予測は可能です。私はドライブするとき幹線道路を通るのがあまり好き出ないので、横道・裏道を通ります。当然、古い町並みだと、小さな道路が道沿いに交差して、その角まで家が建っているのでまったく見通しがききません。そういうとき、いつもまさにすぐ止まれるように1020km毎時で走っています。20kmだと止まれないことの方が多いでしょう。10km台が徐行としてふさわしい場合がありますね。

 

ところが、田舎では仕事を掛け持ちしているのか、あるいは家事に仕事に追われているのか、女性の運転手が結構なスピードで走っています。むろん若い男性も。だからそういう運転手の存在も意識しながら、・・かもしれない運転を心がけるように努めていましたが、今日の講習で自信をもちました。

 

最近のあおり運転はやはり話題になりました。ただ驚いたのは、警察庁が車間距離について一つの方針を出したというのです。それがなんと速度の数値から15mを引いた距離を開けなさいと言うのです。たとえば40kmなら25m50kmなら35mというのです。え・え・えです。それなり、ほんとにそんな安全規則の方針を決めたのと思ってしまいました。むろん高速道路の場合は別に時速の数値と同じ距離を離隔することが求められていますが、これはま、望ましいとは思います。

 

しかし、速度の数値からマイナス15は、いくらなんでも杓子定規ではないでしょうか。交通渋滞の時は、時速は510kmでしょう。するとマイナス15だと、衝突してしまいますね。逆に時速50kmで走っているとき、35mも距離を離すというのは、都会の道路はもちろん、田舎の道路でも、スペースを取り過ぎと思いませんか。車1台分か2台分くらいはあってもいいと思いますが、35mが望ましいとなると、納得できる人はどの程度いるのでしょう。

 

逆に、現実離れしているため、余計に車間距離の取り方がわからなくなりませんかね。とりわけ50kmで走っていて、前方車両と35mも離隔していると、後方から来た車両の方はなんでそんなに開けてんのと、逆ギレしないか心配です。

 

ま、この方針を守らないと、車間距離違反の罰則対象となる場合は例外的な場合と考えますので、従来取り、適度な車間距離を守りたいと思います。

 

もう一つ重要な改正点は、「交通の方法に関する教則」の一部改正です。それはヘッドライトの利用の仕方です。ハイビームとロービームを使い分けている方がほとんどだと思いますが、どのようにすべきかはこれまで自由でした。

 

この改正では、夜間走行時は、交通量の多い市街地などを除き、原則、ハイビームにすることになったのです。むろんすれ違いの時などは対向車に支障となるので、ロービームにする必要があります。このように両者を頻繁にTPOに応じて切り替えることを求めているのです。それは夜間の事故の多くは、ロービームで起こっているからとのこと。

 

たしかに私もほとんどロービームで運転していますが(夜間運転は光の反射などに弱いのであまりしません)、やはり光の届く範囲が短く、歩行者などに気づくのが遅れます。わたしも時々はっとすることがあります。この改正は評価できるといいたいですが、すれ違うときや信号待ちなどで対抗するときなどはロービームにするマナーが欲しいですね。

 

その他いろいろありましたが、この件はこの辺でおしまい。


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