コゴミと言う山菜をご存知ですか?
産毛の様な綿っぽいのがあるゼンマイのように、
穂先がくるんとまるまっています。
成長して穂先が開ききってしまうと、筋っぽくて食べれなくなってしまいます。
お正月にお供え餅の下に使うウラジロに、にてるでしょう?
でも全然別物です。
これは茹でて干します。 天日干しです
これは蕨のようにアクが強いわけではなく 鉄分が豊富で、
冬の食物繊維の よい補給になります。
だんだん、干からびてきます。
雨に当てないように注意をしながら、3,4日干しました。
完全に干し上がると、袋に入れて保存しておきます。
そして何日かかけてお湯で戻し、いためものにして食べるのです。
今は余りそんな事する人はいなくなったかも知れません。
でも北海道の長い冬にはこういう保存食も必要な時代もあったのだと思います。
今は冬でも新鮮な野菜がいつでも売ってますし、
敢えて、こんな手のかかる事を する人はいないのかも知れません。
でも私はこの、食感がとてもすきなのです。
今日の ありがとう
もちろん、なまのままも頂きます。
私は、テンプラと、ゆでて油でさっと炒めて厚揚げを加えて
お醤油で味付けして煮びたしにして頂きました。
春の山菜は、アクの強いものが多い中で、このコゴミなどはアクもなく苦味も有りません。
かむとねっとりとした粘りがあってでんぷん質のほのかな甘さがひろがります。
美味しいんですよ。
春だけの、大地の恵みです。
命あるものを頂くのです。
感謝して無駄にはせず頂きました。
ありがとうございました。 m(__)m