旧友から、まだ生きてる?(実際にはそう言ったわけではないが…)と、電話がきた。
彼女は実にユニークだ。
「今、私の周りにいる人は100年後には誰ひとり生きていないんだよ。
そう考えると人生、楽に生きて行ける気がしない?」
はぁ~なるほど…それも、然り。
私はどうだろう?
二年前、ガンを患ってから感性がすごく研ぎ澄まされてきた気がする。
冬枯れの木立に凛とした強さを感じたり、
若葉の芽吹いた梢に生きていることを感謝したり…
アスファルトを突き破り咲いている名もない草花に命の強さを思いと、
まぁありきたりの感情ではあるのだが、
突然、涙が止まらなくなるほどの感動を受けたりする。
人生、楽に生きていきたいが、限られた命、一歩一歩、歩みを止めて確認しながら
感じながら生きていくのも良いかな?なんて思ってる。
なんでも自分の思い通りに事が運び、常に前しか見てなかった30代のころ…それが60代になり、体力の衰えどころか、つい一週間前、できたことが、できてない自分と鉢合わせし、
焦り、動転し、自信喪失、はたまた,やけになり、そして悟り…
そんなことを繰り返して毎日が過ぎて行く…。
それも私の人生。
良いよね?
たまには後ろ向きに歩いてみようかな?
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