AKASO V50Xは1万円台で買えるアクションカメラで画角170度のレンズ搭載を謳い文句にしています。
しかし画角170度で撮れるのは手振れ補正をオフにしたうえで歪み補正も適用しない場合なので、かなり歪んだ画像となってしまいます。
実用上は手振れ補正を有効にして撮影すると思いますので、手振れ補正を有効にした場合の画角を調べてみました。
手順は簡単で、既知の長さのもの、具体的には押入れの枠ですが、これが画面左右一杯になるようにカメラを設置して、被写体からの距離を測ることで画角を調べるというものです。
このカメラの残念なところとして、手振れ補正を有効にした場合、画像の歪みは若干抑えられるのですが、少々樽型の歪みが残るので、画面上端、最も広く写るところで被写体が左右一杯になるように撮影を行いました。
あとは縦横の比率が16:9なので対角線長を計算してカメラとの距離から画角を計算しました。
カメラと被写体の間の距離は2mも離れていないのですが、ピント合わせの機能がもともとないパンフォーカスと思われますので、撮影距離による画角変動はないものと考えています。
ということで、動画モード、手振れ補正有効での画角は以下のとおりでした。
モード | 画角 | 35㎜換算焦点距離 |
---|---|---|
スーパーワイド | 90° | 22mm |
ワイド | 77° | 27mm |
ミディアム | 65° | 34mm |
ナロー | 59° | 38mm |
割と雑に測ったので、多少の誤差はあるかもしれませんが、それほど大きく外れていないと思います。
170度という謳い文句に比べるとかなり狭いと感じるかもしれませんが、カメラとしては結構妥当なところだなという感じです。
手持ちでの自撮りを行うのであればワイドが、自撮り棒を使うのであればミディアムがいい感じになりそうです。
とりあえず。今日はそんなところで。
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