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2011-12-21 | weblog

北、「食糧」見返りにウラン濃縮停止 米朝暫定合意と韓国通信社報道

韓国の通信社、聯合ニュースは17日、米国が北朝鮮に対し、ビスケットなどの栄養補助食品を支援することで両国が暫定合意したと伝えた。外交筋の話として、支援総量は毎月2万トンずつ計24万トンになるとしている。また北朝鮮側は食糧支援の代わりに、6カ国協議再開の前提として日米韓が要求しているウラン濃縮停止などの事前措置の履行を受け入れたとも報じている。

米朝は15、16の両日、北京で接触し、乳幼児の栄養支援の方法や配分状況の監視手段などについて協議した。聯合ニュースは、北朝鮮が米国側監視要員30~50人の受け入れを認めたもようだとしている。

来週にも米朝は核問題に関する高官協議を開くとの見方があり、来年2月に6カ国協議が再開されるとの観測も出ている。ただ、北朝鮮が事前措置を日米韓の要求通りに履行するかどうかについて、6カ国協議筋の間には懐疑的な見方が根強い。協議筋は「北朝鮮の出方を中長期で慎重に見極める方針を放棄していない」としている。

(以上、産経ニュース)

上記ニュースからウラン濃縮停止と食糧支援をバーターにした米朝合意の後に金正日が死去したことになる。核を武器に金正日は恫喝外交をしたワケだが、父親の金日成もまったく同じ状況で死去した。1994年、金日成がIAEAを脱退して核開発をテコに外交交渉を進めようとしたことに米国は怒り、北朝鮮空爆が検討された。果たしてカーター元大統領が特使として金日成と交渉して日朝枠組み合意を締結した後、金日成は急死したのである。しかも死因は金正日と同じ「過労による心筋梗塞」。なにやら金親子の暗殺めいた陰謀論になるがその可能性は否定できない。金正日の死後、北朝鮮の情勢がどうなるのか先が読めない。しかし合意した核開発停止を北朝鮮がどう対処するのかによって権力の構図が見えてくるのではないだろうか。ではまた。