太った中年

日本男児たるもの

言葉と感覚

2011-12-24 | weblog

「言葉が感覚を左右する」「どの感覚が鋭いかで性格がわかる」…「感覚」についての意外な事実が次々に判明!

あなたは自分の感覚をどれだけ信じていますか?

人間の感覚は、まだまだ神秘のベールに包まれる部分が多いようですが、最近ではどのようなことがわかってきたのでしょうか。

ミシガン大学の研究によると、お金を投資する際に、実際に部屋に魚オイルのスプレーを散布した場合と、違う腐敗臭をさせた場合とで、「魚臭い」時の方がより人々は疑い深くなることがわかりました。

英語では、何か物事が疑わしい時に、”Smells fishy”と表現します。『魚臭い』というわけですが、この研究でそれが実証されたのです

さて、日本人にこの実験をすることで、同じ結果が得られるでしょうか? 多分違う結果になってくると思います。なぜなら、日本人は「魚臭い」=「疑わしい」ではないからです。

つまり、この研究結果の面白いところは、言語表現からリンクする思い込み(「魚臭い」=「疑わしい」)が投資家達が常日頃養って来た『投資の感』に影響力を及ぼすというところでしょう。

言葉の力がいかにパワフルか、ということがわかると思います。

また、イギリスの科学者達は、視覚的に集中すると音が聴こえなくなることが、生物学的な現象であることを突止めました。クロスワードパズルや、息もつけない程おもしろい本は、人の聴覚を完全に奪う事ができるのです。

1つの感覚に集中することで、他の感覚が完全にシャットアウトされるということは、皆さん、実体験からなんとなく感じていることと思いますが、科学的にも証明されたことは、とても興味深いですね。

また「ジャーナル・プロス・ワン」によれば、アンモニア臭などの科学的な刺激臭により敏感な三叉神経の持ち主は、神経質であることが多く、痛みに対してより許容力の高い人は、より良心的で誠実な傾向があるようです。そして、嗅覚が優れている人は、より社会意識が高いそうです。

このことは、感覚が実際の性格に影響していると言えそうですが、いかがでしょうか。感覚をもとに性格分析をしてもおもしろいかもしれません。

性格改善をしたい方は、まず自分の感覚や感性を磨くところから始めても良いかもしれませんね。

(以上、ガジェット通信)

面白い記事だ。言葉によって現実化するなら日本の「言霊」に相当するだろう。ルーリードの奥さんで前衛アーティストのローリー・アンダーソンはかつて「言語はウィルス」つーバロウズの言葉に興味を示し、「作家としては意外な、うーん、なんだか仏教的な発言よね」とか言ってそのまんまLanguage is a virus(言語はウィルス)つー歌をつくった。バロウズは「言語はウィルスのように新種を生み出す」と言いたかったらしいがそれがなんで仏教的になるのかよくわからない。でもって80年代ローリーが来日公演をしたときYMOの細野晴臣と対談した。細野が日本の印象を聞いたときローリーは「日本人は言葉に特別な力を持っている、と考えているようだ」と答えた。細野は思わず「言霊だ」と言った。ローリーは日本古来の言霊信仰を見抜いたのだ。ではまた。