TRAVEL RECORD OF BIG-HAPPY

平成24年9月、退職したのを機会に、始めた旅行記です

〔国内旅行-25〕 紀伊半島1周3日間 お寺巡り  2日目

2017年02月23日 | 国内旅行

2017 年 (平成 29 年) 2 月 14 日(火)~ 16 日 (木) 3 日間

紀伊半島にある 「 西国三十三ヶ所 」 と
五木寛之さんの 「 百寺巡礼 」 のお寺巡りの旅行をしてきました

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第 2 日目  2 月 15 日(水) 天候 : 晴れ  気温 : 2 ~ 10 ℃ (和歌山北部)

和歌山県白浜 湯快リゾート 「ホテル千畳」 宿泊
AM 7 : 10  バイキングの朝食  おいしくて、少し食べ過ぎたかな?

AM 7 : 45  ホテルの横の道路を下って徒歩5分、海岸の 『千畳敷』 を散策
 
 
浅い海に堆積した地層が、隆起し・・・

波浪によって浸食された、約 2 ヘクタールの台地上の地形
 

冷たい風が吹き、手袋をしていても指先が痛くなり、20 分位で退散
 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

AM 8 : 25  ホテルをチェックアウトし、阪和自動車道を走行し
御坊南インターから 10 分、「道成寺」 へ到着 AM 9 : 10

百寺巡礼の寺 『 道成寺 』   宗派:天台宗   御本尊:千手観世音菩薩 (国宝)

和歌山県日高郡日高川町   創建 701 年、県下最古刹   拝観料:¥ 600.-

< 安珍と清姫の物語 >
928 年、福島県から来た安珍という坊さんが、清姫に追いかけられ
この寺の釣鐘に隠れたところを、大蛇に化身した清姫に焼き殺された
清姫も、この寺の近くで自殺した悲劇の物語

古くから歌舞伎や能・狂言で演じられる題材となりました
 

参道から階段を上がって山門を潜ると、広い境内にでます
 

境内に見える本堂・三重塔と、二十数体の仏様が祀られている宝仏殿
  

三重塔の前に、物語に出てくる鐘楼の跡が残っています
 
初代の鐘楼は、清姫の事件で焼失。その 400 年後、二代目の釣鐘が造られたが
秀吉の紀州攻めの時没収され、現在は京都の妙満寺に安置されている

参道の土産物店の歌舞伎で使われるような大きな釣鐘


<<  五木寛之  「百寺巡礼」  講談社  第6巻  >>

天照大神以来、古代の日本の社会を、決断力と勇気と情熱でリードしてきた女性たち
そういう女性たちへの郷愁や思いが、この清姫の人物造形に反映している
そう考えると、この物語が日本の歴史上非常に興味深い物語だと思われてくる


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

AM 9 : 50  道成寺を離れ、ナビに従って市街地を走行 「紀三井寺」 に到着 AM 10 : 40

西国三十三観音霊場 第2番札所   『 紀三井山金剛宝寺護国院 (紀三井寺) 』  


宗派:救世観音宗総本山   御本尊:十一面観世音菩薩   和歌山県和歌山市
770 年、中国から渡来された為光上人により開基された後
歴代の天皇や紀州藩主の加護を受けた古刹
 

桃山時代の様式を残す、国指定重要文化財の楼門


楼門の先に有る 231 段の「結縁坂」  何度か休んで上がりました


江戸時代の 1,759 年に建立された入母屋造り・本瓦葺きの「本堂」
 

名水 100 選に選ばれた三つの井戸が有ることから、「紀三井寺」と呼ばれている
本堂前のこの池も、澄み切ったきれいな水に屋根を写していました


室町時代の 1,449 年に再建された 「多宝塔」   国指定重要文化財


平成 20 年 5 月に落慶法要が営まれた 「新仏殿」

高さ 12m の千手十一面観世音菩薩   日本一の寄木造りの観音様


境内から見える和歌山市街地と和歌の浦湾


日本桜の名所 100 選に選ばれているお寺だけれど、この季節は水仙がきれいでした


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AM 11 : 35  紀三井寺から、和歌山県内の市街地を走行 「根来寺」 に到着 AM 12 : 20

和歌山県岩出市   『 根来寺 (ねごろじ) 』

宗派:新義真言宗 総本山   御本尊:大日如来   拝観料: ¥ 500.-

1,132 年、高野山に開かれた大伝法院を始まりとする新義真言宗
15 ~ 16 世紀、この寺は全国から学問を志す僧侶が集まる大寺院となったが
秀吉と対立し、全山を焼失、江戸時代に徳川家の加護の基に復興した寺院
 

36 万坪の広大な根来寺一山の総門 「大門」   1,852 年に建立

門の両側に仁王像、楼上に釈迦如来を中心に十六羅漢像を安置


国宝 「大塔」  真言密教の教義を形に表した塔で、高さ 40m 、日本最大
 

本堂 「大伝法堂」  真言宗の教義と法義を習得する最も大切な修行の道場
 
本尊は、重要文化財に指定された 3m を超える大きな 「金剛界大日如来」


弘法大師をお祀りした 「大師堂」  この寺で、最も古い建物


境内で見かけたかわいいお地蔵さん  離れてはいたけれど・・・

お互いに微笑み合っているように思えました


花の少ないこの季節  白梅が満開に近くなっていました
 

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PM 1 : 45  根来寺を離れ 15 分、市街地を走行し紀の川市の 「粉河寺」 に到着 PM 2 : 00

百寺巡礼の寺   西国三十三観音霊場 第 3 番札所   『 粉河寺 (こかわでら) 』

宗派:粉河観音宗 (天台宗系)   御本尊:千手千眼観世音菩薩   拝観料・駐車場: ¥ 500.-

770 年創建、平安時代に朝廷や貴族の加護を受けて繁栄  清少納言の枕草子にも登場する古刹
1,585 年、この寺も秀吉の焼き討ちに合い全山焼失  江戸時代に現在の伽藍が再建された
 

境内の入り口 「大門」   赤く塗られた建物と大きな屋根がきれいです


紀の川の支流の長屋川に沿った境内を、ゆっくり進んで行きます
 
本坊・念仏堂・大師堂 など、たくさんのお堂が建てられています
 

重要文化財の大きな 「中門」 や、本堂の屋根が見えてきました
 

西国三十三観音霊場の中でも最大級の 「本堂」

高さの違う入母屋造りの屋根を前後に並べた壮大な建物

この本堂の裏の後正堂の地下に、絶対秘仏の御本尊が埋められている
お前立ちの観音菩薩も秘仏扱いで、特別公開がされている

お寺拝観後、ここの茶店で昼食代わりの 「ぜんざい」 を頂きました、おいしかった

<<  五木寛之  「百寺巡礼」   講談社  第6巻  >>

道教における 「道 」とは、いろいろな人たちが共に存在しうる場所のことだという
巡礼路は、まさにその意味での 「道」 なのではあるまいか
粉河寺もまた、西国三十三ヶ所の第三番札所という 「道」 の一部である
ここを通過してなにか大きな力を得て、また次の寺への道をめざして行く

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PM 3 : 30  粉河寺を出て、24 号線・京奈和自動車道を走行し
奈良県橿原市駅前の 「大和橿原シティホテル」 に到着 PM 6 : 00

夕食は、疲れて出歩く元気も無くここの 2 階のレストランで済まして、早々と熟睡

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第 2 日目   走行距離: 184.5 km   歩数計: 10,197 歩

この日の移動距離は短かったけれど、昨日の疲れが残ったまま
今日も長い階段を登ったりして、下半身全体が筋肉痛
それでも、3 日目もたくさんのお寺を参拝してきました
写真など整理ができしだい、次のブログにアップ致します

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<< モデルさん写真 No . 28 >>
2017 年 1 月 12 日 写真教室で撮った写真です
エキゾチックなお嬢さん AMANDA さん No.2 です

ブログ更新ごとに、1枚づつアップしています

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