3月31日,福島県の松川浦から宮城県の閖上まで,アカエリカイツブリの数をカウントしたところ,私が確認できたのは,31羽。
1か月以上経った5月3日,再び挑戦した。
南から北に,順番に,漁港などを巡回。
松川浦の磯部漁港,松川浦新漁港,相馬港では,アカエリカイツブリを発見できず。
北上し,福島県新地町の釣師浜漁港では,北側の漁港で1羽確認。
まだ,こういう状態。なんだか,少し黒っぽいな。
油曝じゃないと良いけど。
県境を越えて北上し,宮城県山元町の磯浜漁港に寄るが,ここでも発見できず。
亘理町の鳥の海では,荒浜港北導流堤前の水路に3羽,鳥の海の中に1羽,計4羽。
3羽中1羽の個体は,かなり換羽が進んでいて,あともうちょっと。
首の色が変わってきているが,胸が白い個体。
4月26日の記事で紹介した個体と同じ個体かもしれない。
こちらの個体は,少し兆しが出てきたか。
こちらの個体はまだ進んでいない。
こちらは,鳥の海の中にいた個体だが,防波堤からのぞき込んだら,飛んでしまった。
首は赤くなっていない。
さらに北上して,宮城県名取市の閖上漁港では,発見できず。
漁港の北側の名取川河口に2羽確認。
こちらの個体も換羽が進んでいない。
もう1羽の方も。
この個体,スマホ画像では小さくって見にくいかもしれないが,上くちばしの先端が欠損していた。
元気そうだったので,餌は採れているとは思うのだが,ちょっと心配。
5月3日の観察では,以上,7羽を確認した。
うち,夏羽になってきていたのは,鳥の海にいた1羽のみ。率にすると1割5分もいっていない。
逆に言うと,7羽中6羽,つまり,85%以上は5月に入っても夏羽になっていなかった,ってこと。
3月31日に31羽だった個体が,5月3日時点で7羽に減っていたが,それでも,アカエリカイツブリの個体数としては多いと思う。しかも,私1人の観察で,かつ,緻密に巡回したわけではないので,実際はこの何倍もいたと思う。
以前は,1日巡回しても,全然見られなくってもおかしくない鳥だったので,今季は異常に多かったのではないか。
翌日の5月4日,蒲生干潟に接する七北田川河口にも行ってみた。
確か,ここにも,アカエリカイツブリが滞在していたはず。
行ったのは,午後の干潮に向かう時間帯で,かつ,GW。
潮干狩りや釣り人,水遊びの家族連れなどで,川の方も人で一杯だったが,2羽確認できた。
光の当たり具合による見え方の違いもあるが,1羽は,換羽がかなり進んできている感じ。
もう1羽も進んでいる感じだが,もうちょっとか?
以上,5月3日,4日の巡回で,私がよく行くフィールド内に,9羽の居残りアカエリカイツブリを確認。
もうすでに5月なので,すぐに皆いなくなってもおかしくはないのだが,1羽でもいいから,ぜひとも,きれいな夏羽になるまでいてほしい。たぶん,繁殖は淡水なので,地元に残ったとしても,今いるところからは移動すると思う。
確率が高いのは,鳥の海と七北田川河口か?
(追記)
次の画像は,5月8日に蒲生(七北田川)で撮影したもの。
2羽いたのが,1羽になっていた。
元々1羽だったので,通過の個体がいなくなっただけかも。
もう夏羽といっていいのかな?
(2024/05/03-04,08 アカエリカイツブリ)
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