この日も噂話が出ています。
「十四日の雨にて、古家などまたつぶれ、死傷のもの多しなどいう人あり。虚実つまびらかにならず。」
と、あります。どのくらいの雨量か分からないのですが。十三日の日記によりますと、
「十三日くもりて日の影をみず。夕ぐれつかた少しふり、暁方よりつよくふり、翌十四日一日ふりたり」
の状態だったのですが、やはり地震の影響でしょうかか地盤が緩んでいたのでしょう、ちょっとの雨でも土砂崩れが起き、家が押しつぶされた物と思われます。
でも、人々にすれば、これくらいの雨で古い家だとしても潰れるのはおかしいと思ったのでしょう。本当のことは分からないと、仙果先生も書いています。
そんな噂もたちどころに江戸中に広がっていたのでしょう。地震に対する相当強い恐怖心を持っていたのは確かな事だと思われます。発生後、二週間が経過しているのにも関わらずですが。
「十四日の雨にて、古家などまたつぶれ、死傷のもの多しなどいう人あり。虚実つまびらかにならず。」
と、あります。どのくらいの雨量か分からないのですが。十三日の日記によりますと、
「十三日くもりて日の影をみず。夕ぐれつかた少しふり、暁方よりつよくふり、翌十四日一日ふりたり」
の状態だったのですが、やはり地震の影響でしょうかか地盤が緩んでいたのでしょう、ちょっとの雨でも土砂崩れが起き、家が押しつぶされた物と思われます。
でも、人々にすれば、これくらいの雨で古い家だとしても潰れるのはおかしいと思ったのでしょう。本当のことは分からないと、仙果先生も書いています。
そんな噂もたちどころに江戸中に広がっていたのでしょう。地震に対する相当強い恐怖心を持っていたのは確かな事だと思われます。発生後、二週間が経過しているのにも関わらずですが。