未来への便り アドバンス

学校職員を定年前に辞めました。そして株式会社を設立しました。AIを学びながらブログの記事をアップします。

バイオエタノールは自動車に使うべきでないー中央公論5月号

2008年04月12日 21時10分41秒 | PCネタ-ハードウェア
チベット問題についてチベット側のスポークスマンであるペマ・ギョルポさんの記事が読めるということで買ってそのままスタバで読んだ。問題の所在や経緯そして主張がよくまとまっていた。
目的はその記事だったが最近総合雑誌を買うこともなくなったので他の記事も何気なく眺めていてみつけたのがバイオエタノールの記事。食糧に回るはずの穀物をクルマの燃料として使うことの愚を科学的に解説してある。特にカーボンニュートラルという考え方について投入エネルギー(生産のために使われるエネルギー)と取り出されるエネルギーで見た場合、実は効率がよくないという主張があることを知った。(μという数値であらわされる)
それによるとアメリカのトウモロコシを使ったバイオエタノールはμが1に近く場合によっては1より小さい、すなわちCO2削減にはならないというのだ。一方ブラジルのサトウキビは7あり確かに削減効果が高い。しかし生産のために森林伐採され畑地への転換がされるとすると森林が固定している分が永久に失われることになる。

カーボンニュートラルとはバイオエタノールはCO2を固定(植物は光合成でCO2を使って燃料となる原料を作るということ)しているので、それを燃料として使ってもCO2を増加させたことにならないという京都議定書の考え方。すでに過去に固定された化石燃料を使った時だけにCO2が排出されたと考えるのだ。それでいくと人間存在そのものが呼吸してCO2を排出している存在なわけで、それはどうなるのといいたいが、どうなのだろう。

なんてちょっといろんなことを考えさせる記事だった。
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チベット関係年表 中央公論5月号より

2008年04月12日 11時12分17秒 | PCネタ-ハードウェア
中央公論5月号にペマ・ギョルポさんの記事に出ていました。
「チベット問題の真実を理解してほしい」
チベット年表
1904年 英蔵ラサ条約
1906年 英清条約
1911年 辛亥革命
1912年 清国滅亡、中華民国成立
1913年 モンゴルとの間で「チベット・モンゴル相互承認条約」
1913年 ラサを占拠していた清国軍を激しい市街戦のすえ駆逐
1913年 シムラ会議(1914年まで)
1940年 ダライ・ラマ14世の即位式典
1941年 ギャンツェ、ラサやカム地方各地に通信基地が建設(1945年まで)
1949年 中華人民共和国成立
1950年 中国人民解放軍がチベットに侵攻
1951年 中華人民共和国とチベット政府、「中央人民政府と西蔵地方政府の西蔵平和解放に関する協議」(17条条約締結)
1955年 アムド地方(青海省、甘粛省西南部、四川省西北部)や、チベット東部のカム地方東部(四川省西部、雲南省西北部)などで「民主改革」や「社会主義改造」が始まる
1956年 チベット各地で武装蜂起
1957年 アメリカのCIAが武装蜂起を支援
1959年 チベット騒乱、ダライ・ラマ14世、インドへ亡命
1959年 ダライ・ラマ14世、チベット亡命政府を樹立

1962年 中印国境紛争
1963年 チベット亡命政府、憲法草案公布
1965年 西蔵自治区が成立
1979年 チベット亡命政府と中華人民共和国政府との交渉が開始
1989年 チベット騒乱(3月)
1989年 六四天安門事件(6月〉
1989年 ダライ・ラマ14世ノーベル平和賞受賞(12月)
2006年 7月1日「青蔵鉄道」(ラサと青海省のゴルムド区間1142キロ、全長1956キロ)が全線開通
2008年 チベット騒乱(3月)
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