にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

ジャングル・ブギーとエリントン

2017年03月15日 | 日々のこと
先日演奏でご一緒したピアニスト、
東みどりさんに教えていただいて、
笠置シヅ子さんを最近聴いています(あとX Japan。これは映画の影響。)

ジャングル・ブギーを聴いたとき、
大学時代にビッグバンドで演奏していた
デューク・エリントンのサウンドに似ているなあと思って調べてみたら、
それもそのはず、
作曲者である服部良一さんがエリントンを念頭において作った曲なのだそうです。
ちなみに作詞は黒澤明さんなんですね。

http://www.ma.ccnw.ne.jp/zoiyoi/pages/review/Japan/kasagi.html

歴史的な背景を知ると、
曲が立体的に聴こえてくるような。

それにしても、笠置シヅ子さん、
うまいなあ。

うまく言えないのですが、
綺麗に成形できない、
抑えようとしてもはみ出してしまうような
ワイルドな魅力。

ベイシーやベニー・グッドマン楽団とはまた違う、いい意味で「ごちゃごちゃ」しているエリントンに似ているのは
笠置さん自身が持っていた資質もあるのかも。


フラメンコ、詩、ほか

2017年03月11日 | 日々のこと
今週は、友達のフラメンコの発表会→ライブ→知り合いの詩人のかたの個展→ホテルで弾き語り→仕事→仕事→レッスン→ライブハウスバイト→仕事→仕事。


フラメンコを見るのは大好き。

媚びのない、凛とした踊り。
衣装も美しくて、見ているだけで楽しくなる。

友人に聞くと、フラメンコもジャズと同じで、年齢を重ねるほど、味わいが出てくるのだそう。

バックの歌とギターとカホンとの掛け合いで踊りが生み出されて行くのも、ジャズと似ている。

いつか、あの歌も習ってみたいなあ。
のびやかな歌。
歌手の女性もかっこよかった。

翌日は夜までお休みだったので、おさんぽがてら、知り合いの詩人のかたの展示へ。

レコードや本がたくさんある、おうちみたいにくつろげるカフェで、買った本にサインしてもらい、美味しいコーヒーを飲みながらしばしおしゃべり。

このかたの詩は、いつも涙がでる。

書く人が裸だから、見る方も鎧を着たままではいられないのだ。たぶん。



写真は、そのかたが今回の詩を書いたという、窓際の席。

締め切り間際、書けなくて苦しんでいたら、突然なにかがおりてきて、ひたすら書きまくっていたのだそう。

今回展示されていたなかで、一番刺さってきた詩を伝えたら、「シブいねえ」と言われた。















再会

2017年03月06日 | 日々のこと
先週末は、神戸のBorn Freeさんで
ライブをさせていただきました。

今回は、いつもお世話になっている栗田さんと朱さんに加え、
数年前にアメリカであったワークショップで知り合い、仲良くなった上西美帆ちゃんをゲストに。

美帆ちゃんはいま東京で活躍していて、
関西ツアーにくるときいて、
ゲスト出演をお願いしたのです。


いつかいっしょにやりたいねーとずっと言っていたので、
やっと夢が実現。


あえるのは6年ぶり?くらいだったので、
「せっかくだからライブ前に30分でもいいからお茶しようよ~」ということになりました。

岡本駅を出てすぐの喫茶店にて、再会。





美帆ちゃんに笑わされすぎて、マスカラが流れ落ちているわたし↓





演奏も、とっても楽しかった!!
最近手術をして、退院された栗田さんに、ママさんからケーキのサプライズもありました。





なにかめでたい曲を弾こうとして結婚行進曲を弾いてくれた朱さん。
めでたさの種類?が違うけど、まあいいでしょう(笑)


大学時代の音楽仲間ファミリーや、研究室の先輩、歌の生徒さんなど
いろいろなかたが来てくださって、嬉しかったです。


そして、例によって例のごとく、
ライブ後にみんなで写真を撮るのを忘れたわたし。。。


大好きな人たちと音楽ができて幸せで、
ライブでいろんなひとにあえるのがうれしくて、
いつも写真を撮るのを忘れてしまうのです。

ライブ始まるまでは覚えているんですけどね。
(終わるころには終わったあとのお酒とごはんのことで頭がいっぱい笑)



次回こそはっ。


次回のこのTrioでのライブは、4月8日(土)、
京都のCANDYです。

みなさまぜひおこしください♡

スケジュール














キリシタンのこと

2017年02月28日 | 読書ノート
先日、月桂冠大倉記念館を見学させていただいた際、
HPで予習をしていて、びっくりしたことがありました。

それは、月桂冠の敷地内で、キリシタン大名、高山右近関係の史跡がみつかったという記事でした。
http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/bunko/takayamaukon/komichi.html

修士論文で、大阪の千提寺というところで大正時代に発見されたキリシタンの遺物について調べたので、
おもわぬところで旧い友達とばったりであったような、不思議な驚きに包まれた再会でした。

関連記事はこちらです↓
http://fushimi.keizai.biz/headline/218/


見学の日は時間がなく、史跡にはうかがえなかったのですが、
近いうちにあらためて訪れたいと思っています。


それで、ふと思い出し、ひさしぶりに取り出した本。




『キリシタン文化と日欧交流』勉誠出版、2009年。


執筆者のひとりである、米井力也先生に、
生前お世話になりました。

おあいしたのは数回でしたが、
自分がなんのために研究をしているのかわからなくなって、
研究や調査をすることで、知らないあいだにいろいろなひとを傷つけているのではないか、
と恐ろしくて足がすくんでいたときに、

「研究なんて因果なことを続けられるのは、
どこかでいっしょに歩いて行けるという希望があるからでしょう」

というメールをくださったのを覚えています。


この論文集におさめられている米井先生の論文は

「キリシタンの翻訳―異文化としての<キス>」

というタイトルなのですが、
ジャズがお好きだった先生が、
一度大阪外国語大学の授業でこの論文のお話をされたときに、

「じつはこのタイトル、デューク・エリントンの曲名からもらって
『プレリュード・トゥ・ア・キス』にしようと思ったんだけどね。。。
けっきょくしなかったんだよ。」

とおっしゃっていたのを思い出します。




惜しくも数年前、若くして亡くなられましたが、
ひょうひょうとした優しいかたでした。

ひさしぶりにキリシタン関係の論文を読むと、
あたらしい発見があって楽しいです。

3月18日日本酒まつり@月桂冠大倉記念館

2017年02月28日 | お知らせ
18日の月桂冠大倉記念館のイベントの記事です。
酒造り唄、どんなのかなあと楽しみにしています。

私設図書館

2017年02月24日 | 日々のこと
先日、京大の近くの私設図書館に初めて行ってきました。
学生時代から気になっていたものの、
なかなか入る勇気がなく、ようやく扉を押しました。




中は、静かで落ち着いた空間。
昭和の香りが漂っていました。

あたたかいお茶のサービスや、コーヒーや紅茶もあり、
集中して読書ができました。

もっと早く入っていればよかった。。。


いきしなに、近くの古本屋、善行堂さんで、
ワゴンにあったのが目に留まり、
100円で購入したのはこの本。




石川九楊『現代作家 100人の字』。


まだ途中までしか読めていませんが、
おもしろいです。

パソコンで打つのも好きなのですが、
手書きの文字には、その人の空気ともいえるような存在感があり、
字をみるのも、書くのも楽しい。

墨をする作業も、心が落ち着きます。








クラリネットさんのスタンプ

2017年02月22日 | 日々のこと
クラリネットさん、かわいい♪
おすすめの利用例がわらけます(๑>◡<๑)

【プロ奏者も愛用】クラリネットさんLINEスタンプ特集! | Clarinet Labo
今回はクラリネット奏者の間でこっそり話題の「クラリネットさん」LINEスタンプ特集です!!個性的なキャラクターの魅力が奏者の間でじわじわ広まってます。具体…
CLARINET-LABO.COM

月桂冠大倉記念館見学

2017年02月20日 | 日々のこと
みているだけで、
お酒が呑みたくなる危険な本。。笑





先日、伏見の月桂冠大倉記念館である来月の日本酒祭りの打ち合わせで、
美味しい熱燗をたくさんいただいたせいか、本屋さんで目にとまった瞬間、
誘惑にあらがえず思わず買ってしまいました。

水菜のおひたし
とか
たことセロリの塩昆布あえ
とか
シメの
塩むすびと豆腐のみそ汁
とか。。

写真と作り方を見ているだけで日本酒が飲めそうです。

なんだか鰻を焼く匂いだけでごはん食べるみたいですが笑


いただいたシールには
「京都では、日本酒でかんぱいしておくれやす 」
とのお言葉。





舞妓さんのお願いとあっては、断るわけにはいきませんね( ̄▽ ̄)

月桂冠のかたにいろいろ教えていただいて、
灘の日本酒は「男酒」と呼ばれるのに対し、伏見の日本酒は「女酒」と呼ばれていることなど、初めて知りました。
お水の性質で、お酒のまろやかさや切れ味が変わるんですね。

案内していただいた月桂冠大倉記念館には、
歴史あるお酒づくりの道具や、戦前のポスターやラベルなど、
貴重で興味深い資料がたくさんあり、利き酒もさせていただきました。











(↑このかたに似てると言われました。顔が昭和なもので。。)





(↑こちらはセクシーすぎて世にでることはなかったのだそうです。。)



杜氏さんにもお会いでき、
社会科見学のようで、楽しかったです(大人だからお酒も飲める社会科見学!)

イベントは、来月3月18日のお昼間です。
詳細はまた追ってご連絡します♪




福岡ツアーが終わって

2017年02月07日 | 日々のこと
ブログのパスワードを忘れたり、なんやかやでご報告が遅れましたが。。

1月末の福岡ツアー、無事に終わりました。

懐かしい友達や、高校時代の恩師、みなさんにあえてほんとうにうれしかったです。

ピーチで京都に戻ったのですが、関西空港からのリムジンバスから大きな虹が見えました。

まさに、「虹色の小舟」ツアーにふさわしい最後になりました。


これから、この子たちといろんなところに行けたらいいな~♪




とりあえず、共演者のおふたりとの記念写真です(ふたりとも似合いすぎて違和感ない笑)↓


CDが完成しました。

2016年12月08日 | お知らせ

ひさしぶりの更新です。

10月末に、1stアルバム「虹色の小舟」がリリースされました。
http://www.niwatoriworks.com/discography/


7月初めに富士通テンさんのスタジオでレコーディングをおこない、
そのあと4か月ぐらいで、細かい編集作業などをしました。

初めてのことばかりで戸惑うこともありましたが、
周りの方々のあたたかいサポートのおかげで、
無事に完成しました。

11月26日には発売記念ライブもさせていただき、
お昼の部、夜の部ともにたくさんのお客様に応援していただくことができました。

これからもゆっくりペースですが
がんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

また、来年1月にはレコーディングメンバーである
栗田さん、朱さんと福岡でライブをさせていただきます。

福岡方面の皆様、
もしご都合があえばぜひいらしてくださいね。


お問い合わせは、お店かわたしまでご連絡をお願いいたします。

http://www.niwatoriworks.com/schedule/