にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

にじのへび

2008年11月27日 | 日々のこと
きのうにひきつづき、虹のおはなしです。

何気なくインターネットで調べていて、世界各地に虹を蛇とみなす習慣があることを知りました。→
虹が6色に見えたり、2色に見えたりする文化があるとは聞いていたけれど、同じ虹をみても、文化によって、それぞれのひとによって、こんなにさまざまな世界観を持つのだということが、興味深いです。

いつか、にじのへびのおはなしをかいて、絵本にしてみたいです。


2008年11月26日 | 日々のこと
アルバイト先のかたが、きのうとってもおおきな虹がでていたのよ、と教えてくださいました。しかも、そのうえにもうひとつちいさな虹がでていて、二重になっていたのだそう。

ものすごく感動して、その日あったいやなことを全部わすれたとおっしゃっていました。

以前、家に向かう電車の中でのこと。
だれかが、「あ!!虹が出てる!!」というと、お年寄からこどもまで、みんな窓のほうにはりついて、「ほんとだ。ほんとだ。」といっていたのを思い出しました。

虹は、めったにみられないから、かみさまがくれたとくべつなプレゼントみたい。
おおきな虹、またでないかな。

バースデーシート

2008年11月25日 | 日々のこと
以前から興味があったカラーセラピーの本を読んでいます。

誰かを癒して「あげる」のではなく、自分自身を大切にし、相手を同じように大切にしようとして向き合うときに、傷は癒えることはなくても、痛みをわかちあうことでひととつながっていくことができるのだと思っているので、「癒し」という言葉が安易に使われ、溢れかえっているいまの風潮にはすこし疑問を感じているのですが、この本の著者は、自分自身が苦しまれるなかで考えられたことを書いておられるように感じました。

そのなかに、「バースデーシート」というものがあり、とても参考になりました。

やりかたは以下のとおりです。

* * * * * *

用意するもの:12色の色鉛筆と黒ペン。

ステップ1:一年後のあなたが得ていたいと思うものを3つあげてください。なりたい自分でも、欲しいものでもOKです。

ステップ2:その3つを手にするために必要と思う行動や心がけをそれぞれ書き出してください。

ステップ3:ステップ1のものを手にしたあなたをイメージしてください。それはどんな気持ちでしょう。その気持ちをあらわすと何色?思い浮かぶ色で○を塗りつぶしてください。

* * * * * *

わたしは、①家の中を居心地よくする②余分な脂肪をおとしてしなやかなからだになる③大切なひとを大切にする にしました。

そのために必要なことは、①こまめに片付け、いらないものを処分する。②暴飲暴食をしない。ストレッチをする。ストレスを溜め込まない。自分が心地よいと思うことを大切にする。③素直になる。いつでも会えると思わず、いまを大切にする。
それらのものを手に入れたときの色は、①茶色②ターコイズブルー③鴇色になりました。

漠然とほしいと思っているよりも、具体的にどうすればよいかを考えて言葉にし、手に入れたときの自分をイメージすることで、目標に一歩近づく気がします。

よろしければ、おためしください。

***池田朝子『幸運を引き寄せるカラーセラピー』新星出版社、2008年***

友人のライブと天龍寺の立札

2008年11月24日 | 日々のこと
おともだちのライブに行ってきました。

大学時代からの音楽仲間で、苦楽をともにした大好きな友人のひとりです。
おっとりほんわかした雰囲気と、ソウルフルな歌声が魅力的なヴォーカリスト。
いっぱい触発されて、わたしも歌いたくなりました。

2月の福岡ライブに向けて、すこしずつ曲を集めていこうとおもっています。
今回は、ピアノとパーカッションと、バイオリニスト兼ボーカリストの3人のメンバーとともに演奏する予定です。

たのしみだな~。

追記;ライブの前に、友人とふたりで嵐山に行ったのですが、天龍寺の畳の上のそこかしこに、「寝転ぶ事を禁ず」という立札があったのが、なんだかおかしくて笑えました。何しろ庭の眺めは美しいし、ひろびろとした畳の上に寝転んだら、さぞ気持ちがいいだろうなあと思うので、寝転びたくなる気持ちはとてもよくわかるような気もするのですが、そんなにいっぱい書かれるほど寝転ぶひとが続出していたのでしょうか(笑)

論文日記 2

2008年11月19日 | 日々のこと
柄谷行人の『探究 Ⅰ』を8年か9年ぶりに読み返している。

以前読んだ時は、「おもしろいなあ」という感じしか持たなかったけれど、当時よりも、哲学者の名前や言葉で聞き覚えがあるものが増えたせいか、読みやすいと感じる。文章の明確さ、うねるような運び方に感心しながら読んでいる。

「わたしが独我論とよぶのは、けっしてわたし独りしかいないという考えではない。わたしにいえることは万人にいえるという考え方こそが、独我論なのである。独我論を批判するためには、他者を、あるいは、異質な言語ゲームに属する他者とのコミュニケーションを導入するほかない。」という意見には深く納得。

しかし、だからこそ、序盤のほうで柄谷氏が、いきなり「われわれ」という言葉を持ち出すことには違和感を感じる。そんなにかんたんに読者とつながってしまっていいのか。言葉が「命がけの跳躍」であり、つながりや規則は事後的に見出されるものであり、あらかじめつながりを予想する事ができないことをこそ、論じようとしているのではなかったのか。

『探究 Ⅱ』とあわせて、もうすこし深く読み込んでみたい。


***読書ノート***

・柄谷行人『探究 Ⅰ』講談社学術文庫、1992年。(1986年単行版初版)。

・ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン「序」『ウィトゲンシュタイン全集8』大修館書店、1976年。
Ludwig Wittgenstein,Philosiphische Undersuchungen,Basil Blackwell,1953.


2008年11月15日 | 日々のこと
さいきん、いいお天気が続いているので、アルバイト先から銀行に行くわずか5分くらいの外出が、ちょっとしたお散歩がわりになって、うれしい。

道の並木もすこしずつ色づいてきて、毛糸の帽子やマフラーをしたひとたちを見かけるようになった。

12月にむかう、独特のしずかなわくわく感がとても好きです。

論文日記 1

2008年11月13日 | 日々のこと
先日、指導教官にお会いして、博士論文の相談にのっていただいた。

卒業論文を書く時からそうだったのだけれど、わたしは、放っておくとどんどん興味が拡散してしまうので、一点にしぼることがとてもむずかしい。いろいろなことに関心を持つのだけれど、すべてが点のまま通り過ぎてしまう。それは、いいところでもあると思うのだけれど、論文をまとめるには、いわば長距離走のような作業も必要なので、先生と相談の上、とりあえず、来年博士論文の軸となる論文をもう1本書くことにした。

なにが軸になるのか、自分でもわからないので、まったくの手探りで書いていくことになる。たのしみでもあるけれど、不安や、ほんとうに書けるのだろうかと思う気持ちもとても強い。

でも、いままでも不安を抱えながらどうにか書いてきて、「書かなければよかった」と思うものはひとつもない。どれも、書いてよかったと思うし、読んでくれたひとからの感想は、いつもうれしい。だから、書きたい。

とりあえず、12月中旬頃までは、あまり狭くしぼりこまずに、手当たり次第に本を読んで充電し、そのあと執筆にとりかかることに決めた。


***読書ノート***

・天野正子『「つきあい」の戦後史 サークル・ネットワークの拓く地平』2005年、吉川弘文館。
・天野正子『「生活者」とは誰か』1996年、中央公論社。

天野さんの文章は、言葉が宙に浮かずに、地にしっかりついていると感じる。『「つきあい」の戦後史』は、戦後誕生したさまざまなサークル(鎌倉アカデミア、筑豊文庫、エミールの会、浦河べてるの会、など)に焦点をあてて、そこで生まれた、ひととひととのつながり、あるいはつながれなかったこと、を丁寧に描いている。

とりわけ印象に残るのは、そこで浮かび上がってくるさまざまな「女性」たちの像だ。

アカデミズムの言葉に頼るのではなく、かといってそれらを全否定してしりぞけるのでもないかたちで、日々の「生活」のなかでいかに思考していくかという問題意識が根底にあるのだと思う。それはまた、わたし自身が考えたいと思っていることでもある。ひきつづき、『「生活者」とは誰か』を読んでいる。しばらく、天野さんの著作を読んでみようと思っている。

風邪をひいたらしい

2008年11月11日 | 日々のこと
きのうの朝から、喉が痛いなあと思っていたら、どうやら風邪をひいたようです。
さいわい、きょうはお休みなので、一日中毛布にくるまって寝ています。

風邪のときに、お布団の中で漫画を読むのって、じつは至福のときだったりする。
といっても、あんまりたくさん漫画は持っていないので、同じ漫画をくりかえし読んでいるのですが。

きょう読んでいるのは、佐々木倫子さんの『動物のお医者さん』。
何度読んでも、ほっとできる漫画。

さて、これからあたたかいお茶を飲んで、ゆっくり寝て風邪を治そうと思います。

ゆめ

2008年11月07日 | 日々のこと
実現したいとおもっているゆめがある。

いろんなことばの「ありがとう」と「どういたしまして」と「こんにちは」をたずさえて、旅をすること。
その土地の音楽を聴いたり、踊りを見たりすること。

いままでに行ったことがあるのは、ハワイと中国の広州と、台北。

ハワイは、たまたま大学の食堂で知り合った、旅行中のハワイの大学生の女の子の家に10日間ホームステイさせてもらった。
中国は、研究室の留学生に案内してもらった。
台北は、友人とふたりで行った3日間の旅行だった。

どの旅も、それぞれたのしいこと、嫌なこと、ドキドキすることがあり、いい経験になった。

三つの海外旅行を通して思ったのは、わたしがしたいのは、たんなる観光ではなくて、そこに住む友人を訪ねる旅なのかもしれないなあということだった。

美味しいものを食べたり、景色を見たり、すこしだけ日常を離れて、自分を見つめなおすのももちろんいい。

だけど、わたしが本当にしたいのは、そういう旅ではないのだと思う。

いま、メキシコ、韓国、イギリス、台湾、ハワイ、ナイジェリア(都市の名前と国の名前がバラバラだな)に友人が住んでいる。いつか、彼らを訪ねて旅をしたいなと思う。

富士通コンコードジャズフェスティバル

2008年11月05日 | 日々のこと
Yesterday, I went to the Symphony Hall in OSAKA, to hear the Fujitsu Concord Jazz Festival.

Lewis Nash, whom I met in Jazz workshop in HAGI,2 years ago, has not only beautiful his drumming but also very polite and warm and sincere character.

Lewis Nash,Barry Haris, Richard Davis, who were teacheres in the workshop, were very severe with music,too. They really love human, possibility, and life, and music.
They were so kind and full of humor when they talk with especially children, and of course adults,too.

Now I have'nt finished the homework from teachers yet.
I do the homework and will learn again and again from the experience of the workshop.


大阪のシンフォニーホールであった、富士通コンコードジャズフェスティバル2008に行ってきました。

出演者のひとりであるルイス・ナッシュさんは、2年前に参加した萩でのワークショップで来られていた講師のひとりで、ドラムの演奏が素晴らしいのは言うまでもなく、とても礼儀正しく、あたたかさときびしさを兼ね備えた方でした。

ワークショップに講師として来られていたピアノのバリー・ハリスさん、ベースのリチャード・デイビスさんも、ルイスさんと同じように、音楽に関しては一切妥協を許さないきびしい先生でしたが、こどもたちと話すときや冗談を言い合うときには、それまで鋭い光を放っていたまなざしがふっと和らいで、ひとや、ひとの持つ可能性、生きること、音楽をこころから愛しておられるのだなあということが伝わってきました。

ワークショップで出された宿題の10分の1もできていませんが、たぶんあの何日間かの経験から、わたしは一生学び続けるのだと思います。



まだ企画段階ですが、つぎは来年2月に福岡でライブをする予定です。
あいかわらずゆっくりペースではありますが、すこしずつ時間をかけて、音楽と仲良くしていきたいです。

・・・それにしても、行っておいてなんですが、やっぱりジャズはこじんまりしたライブハウスでお酒を飲みながら聴くのが好きだなあと思ってしまうのはわたしだけでしょうか・・・。