にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

岩倉実相院

2008年04月23日 | 日々のこと
きのうはものすごくいいお天気だったので、ふと思い立って岩倉実相院に行って来ました。

池のある庭、背後に比叡山を望む石庭、木々を映して翠色の湖面のようになっている黒塗りの床、狩野派の襖絵。どれをとっても、息を飲むほど美しかった。

鳥の声や、葉ずれの音や、近くに幼稚園があるのか、時折聴こえてくるこども達の歓声に耳を傾けていると、時の流れが絶対を失っていくようでした。




・・・ところで、帰り道で看板を見つけました。

「観光の皆様へ

 叡山電鉄「岩倉駅」までは、
  徒歩で13分(おじさんの足で)

 地下鉄「国際会館駅」までは
  徒歩で25分(お姉さんの足で)

 岩倉川を下ってください。

 がんばって歩いて下さいネ

 →→         あっち」

 と書いてありました。

なぜ、お姉さんのほうが遠くまで歩く羽目になったのだろうとちょっと疑問に思いました。
やっぱり、じゃんけんかなあ。  

あめのひ

2008年04月17日 | 日々のこと
お休みだったので、家でのんびり音楽を聴いたり、本を読んだり、お昼寝をしたりして過しました。

雨の日に家でじっとしているのは、大好きです。

都合のいい解釈かもしれませんが、神さまが「きょうは家で休みなさい」といってくれている気がするのです。(前にも書いたことがあるかも。)

去年ながぐつを買ってからというもの、雨の日や雪の日の出勤も以前のように憂鬱ではなくなりました。

今年もひきつづき「雨の日をたのしもう計画」を実行する所存です。

その一環として、

<家にいたいけど出勤日の場合編>

①持っているだけでたのしい気持ちになるようなビニール製のバッグを買う
②見ているだけでさわやかな気持ちになるようなレインコートを買う
③雨の日のしっとりした空気に映えるお化粧を研究する

<家でのんびり編>

①雨の日がよりたのしくなるような音楽や本、映画を開拓する
②雨が降って喜んでいる植物の様子を観察する

を今年の目標にしたいと思います。

それにしても、わたしはいろんな色で、まるや、しずくを描いたり、線をひいたりするのがどうやらものすごく好きみたいです。

そら

2008年04月15日 | 日々のこと
ちいさいころ、よくそらをみていた。

もこもこしたくもや、かんかん照りつける太陽や、どこまでもついてくるのが不思議だった月なんかを。

いつのまにか、そらをみあげることがすくなくなり、わくわくするイベントだったあめのひはただのうっとおしい日にかわり、いつはながさいたのか、かれたのか、きょうがまんげつなのか、しんげつなのか、みかづきなのか、いろんなことがどうでもよくなって、まったくむとんちゃくな日がつづいた。

あのころ、世界はモノトーンに近かった、とおもう。

モノトーンの中にも、だいすきなともだちの笑顔や、たのしかったこと、かなしかったこと、いろいろあって、わたしにとってはかけがえのない時間であることにかわりはない。

だけど、なんねんかまえからまたそらをみあげることがおおくなり、あめのひがたのしみになり、世界は白黒からカラーにかわった。

それがいまはとてもうれしい。

光の庭

2008年04月14日 | 日々のこと
ご縁があって去年の暮れにお知り合いになった、写真家、yukko*さんの作品展に、仲良し3人組(別名:「京都かしまし娘」)で行ってきました。ポッキーやラムネやじゃがりこをめいめいかばんにつめて、電車に揺られて。

yukko*さんの写真は、ひとつひとつが圧倒的に優しい光を放っていて、涙が出そうになりました。

光は、外から照らされる光と、そのものが内側から放つ光があわさって、はじめて光になるんだなあと思う。

yukko*さんの写真は、優しい。その優しさには、ひとに照らされ、自らもひとを照らすような、強さと弱さが入り混じった痛みと向日性があると思うのです。

繊細で美しい写真たちの真ん中には、おかあちゃんのようにあったかい笑顔で、低くてよく響く素敵な声で笑うyukko*さんがいて、やっぱり「大好き♪」と思ってしまいました。

会場で偶然居合わせた方々と、その後1階のカフェでyukko*さんをまじえておしゃべりして、充実した遠足になりました。(初めて飲んだよもぎオーレ、美味でした。しかし、あやうくお金を払い忘れて帰るところでした・・・というオチつき。)



2008年04月10日 | 日々のこと
今朝は雨だった。

昔、母が雨の日の植物園がとても好きだと言っていたことを思い出す。

雨の日の植物は、しっとりとしていて、いつもよりも生き生きしているのにどこか儚げだ。

人間と同じように、植物には水が必要だけれども、能動的に水を得ることはできなくて、ただ、天が雨を降らせてくれるのを待つしかない。

そういう、根本的な部分でのどうしようもない無力さを知っているかのように、雨に濡れた植物は静かに首を傾げている。

タヌキ様

2008年04月09日 | 日々のこと
宿泊の予約をしてくださった方のお名前やら、宿泊日やらをコンピューターに入力していくのですが。

先日、「タヌマ様」が「タヌキ様」と入力されていることを発見。

こらこらだれだ、こんなオモロイ間違いをするやつは

ことばについて

2008年04月07日 | 日々のこと
言葉が通じないと、ひとは表情や、ちょっとした空気に敏感になるんだなあと、さいきんあらためておもう。

ありがたいことに、日本語が通じる方でも、笑顔を向ければ笑顔を返してくださる方が多いのだけれど、言葉が通じないお客様は、ほんとうに満面の笑顔を返してくださる方が多いような気がする。

こちらも、言葉が通じないので、「いらっしゃいませ。」やら、「ありがとうございます。」やら、「ごゆっくりおくつろぎください。」やら、「なにかございましたらフロントにお申し付けください。」やらを、ぜんぶ一回の笑顔にこめることになるので、そのぶん、想いが伝わるという面もあるのかもしれない。

この何日間か、フランスからの団体のお客様が泊まっておられて、日本語も、英語も通じない方が多い。でも、片言の日本語や英語と、ボディランゲージをつかってお互いに意思疎通させようとする時間は、ほんとうにたのしくて、その瞬間はとても深いところでつながっているような感覚がある。そして、逆説的なようだけど、言葉にならない部分で通じ合えると、いろんな言葉を勉強したいと切実に思う。

ポルトガル語もやりかけなので、こんなことを書くのも心苦しいですが、近々、フランス語の初級のテキストでも買ってちょこっとだけでもかじろうかとたくらんでいます。

気長に、気楽にをモットーに。



大わらわ

2008年04月05日 | 日々のこと
桜のシーズンで、土曜日ということもあり。

今日は大わらわでした。

ひさしぶりの早番だったせいもあって、
帰りの電車の中ではほぼ爆睡していました。

こうして日記を書いているあいだも、眠くて眠くて寝てしまいそうなので、
いまからお風呂に入って、さっさと寝ることにします。