コインランドリーで洗濯物が乾くのを待つあいだに、読書。
先日ある方にご紹介していただいた
吉原真里さんの
『「アジア人」はいかにしてクラッシック音楽家になったのか?―人種・ジェンダー・文化資本』
を読み始めました。
まだ最初のほうだけですが、とても面白く、刺激的な本です。
吉原さんの個人的な音楽の体験と、学問的な分析が、どちらかに偏ることなく、見事に噛み合っていると思う。
――文化批評を専門としてきて、学者と研究対象の関係についてもいろいろと論じてきたものの、自分の研究と音楽に向き合うと、学者としての分析的思考と、音楽をやる人間としての個人的な体験に、どのように折り合いをつけていいものか、途方に暮れてしまった。
そういったわけで、私にとってこの研究は、さまざまな格闘に満ちたものだった。(―「はじめに」より)
同じようなことに疑問を持って、考えて、格闘したひとがここにもいたんだな、とすこし前を歩いていくひとの背中を、またひとつ見つけた思い。
15年以上考えてきたことを形にするための、道しるべになりそうです。
古本で買ったのですが、前に読んだ人がちいさな字でいろいろと書き込みをしているのも、なんだか同朋という感じで、嬉しい。
先日、ある送別会で京都の忍者屋敷に行ってきました。
アトラクションもあり、メニューも面白いものが多くて、楽しかったです♪
ちいさなこどもから大人まで、海外からのお客様にも喜ばれそう。
個人的には、荒川静香さん似のクールビューティーな友人が、手裏剣などのグッズに目を輝かせ、刀を手になりきっていたのが面白くてツボでした。
くノ一、似合いすぎです(笑)
ちなみにわたくしは、たった3時間ほどの滞在時間中に3度も電灯に頭をぶつけ、お手洗いから部屋に戻る道で迷いまくり・・・くノ一の適性ゼロぶりを発揮しておりましたです(TT。)
京都の老舗のベーカリー、進々堂さんでパンを買ったら、いしいしんじさんの短編小説のブックレットが無料で配られていたのでもらって帰りました。
100周年の記念品なのだそうです。
HPをみてみると、大正2年に進々堂を創業した続木斉(つづきひとし)は内村鑑三の門下生で、聖書と近代思想を学んだと書いてありました。
日本人として初めてパリにパンの勉強のために留学した人物でもあるそうです。
全然知りませんでした。
ケーキも好きですが、焼きたてのパンの香りや、なんとなく堅実な佇まいがとても好きです。
そういえば、いしいしんじさんの物語はパンに似ている。
ケーキより控えめで、贅沢というよりは、ささやかな日常のなかの幸福感を描いているところ。
結末がハッピーエンドではなくても、読者を絶望させないあたたかさがある気がします
今日はお雛まつりですね。
今は亡き祖父母が贈ってくれた小さな雛人形を想い出します。
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう。
3月は、執筆&創作活動にあてる予定です。
4月1日はle club jazzさんでベテランピアニスト星山啓一さんとのライブ、16日にはCANDYさんで、師匠でもあるPhillip Strangeさんとのライブがあります。
まだまだ増える予定ですが、いま決まっているものだけアップしました。
http://www.niwatoriworks.com/schedule/
楽しみな予定ばかりです。
会場でおあいできるのを楽しみにしています♪