この人の文章は、言葉が肌にしっくりなじむ。
前に読んだ、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』もそうだった。
本屋さんの宣伝文句や解説には、「児童文学からの転向のきっかけとなった作品」と書いてあったけれど、わたしはそうは思わない。
「児童文学」とそうでない文学をわけるのはナンセンスだと思っているし、「○○向け」などというのは、作者が決めることではないと思っている。
森さんの作品で一番好きなのは、毒から目をそらさないところだ。
こころの奥深くに潜む、どろどろしたもの。
そういったものから、目をそらさずにきちんと向き合っていて、その上で希望を捨てていないところ。
一気に読み終えてみると、ここ何日かの心身の不調がすこし快復している事に気がついた。
ほかの作品も読んでみたいなと思う。
***森絵都『永遠の出口』集英社文庫、2006年***
前に読んだ、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』もそうだった。
本屋さんの宣伝文句や解説には、「児童文学からの転向のきっかけとなった作品」と書いてあったけれど、わたしはそうは思わない。
「児童文学」とそうでない文学をわけるのはナンセンスだと思っているし、「○○向け」などというのは、作者が決めることではないと思っている。
森さんの作品で一番好きなのは、毒から目をそらさないところだ。
こころの奥深くに潜む、どろどろしたもの。
そういったものから、目をそらさずにきちんと向き合っていて、その上で希望を捨てていないところ。
一気に読み終えてみると、ここ何日かの心身の不調がすこし快復している事に気がついた。
ほかの作品も読んでみたいなと思う。
***森絵都『永遠の出口』集英社文庫、2006年***