詩人、長田弘さんのエッセイ。
きょう移動の電車の中で読み始め、
あっというまに読み終えました。
わたしはどちらかというとイヌ派ですが、
つねづね、ネコ派のひとびとのネコへの情熱を不思議に思っていました。
イヌ派のひとびとに比べて、
ネコ派のひとびとは、
ネコの話をしたり、ネコの姿をみたりしたとき、
表情が別人のようにとろとろになってしまうひとが多いと思うのです。
でも、この本を読んで、ネコの虜になってしまうひとびとの気持ちがなんとなくわかるような気がしました。
それにしても、長田さんは、言葉の魔法使いだなあ。
***長田弘『ねこに未来はない』(角川文庫、1975年。)***
きょう移動の電車の中で読み始め、
あっというまに読み終えました。
わたしはどちらかというとイヌ派ですが、
つねづね、ネコ派のひとびとのネコへの情熱を不思議に思っていました。
イヌ派のひとびとに比べて、
ネコ派のひとびとは、
ネコの話をしたり、ネコの姿をみたりしたとき、
表情が別人のようにとろとろになってしまうひとが多いと思うのです。
でも、この本を読んで、ネコの虜になってしまうひとびとの気持ちがなんとなくわかるような気がしました。
それにしても、長田さんは、言葉の魔法使いだなあ。
***長田弘『ねこに未来はない』(角川文庫、1975年。)***
僕は基本的にイヌ派です。
猫みたいにプイッっとそっぽ向かれると寂しいけど、
イヌはいつまでも懐いてくれてそこが嬉しい。
でも、最近僕の周りはネコ派だらけで、
ネコも少し可愛いかな?と……、ん?洗脳されてる?w
なってしまうひとが多い
うーん、自分にも思い当たるフシが
ありますです。ネコを見かけるとつい
にやけてしまうので、はたから見ると
かなりヘンなヤツに見えると思います。
そうそう。なんでも、ねこはつねに「現在」を生きているので、「未来」はない、ということらしいのです。なんとなく説得力がある気も。長田さんはもともとアンチねこ派だったらしいのですが、ねこ好きの女性と結婚したのが運のつき、ねこの虜になってしまわれたようです。
わたしの身のまわりにもねこ好きな人が多くて、ほんと洗脳されそうです(笑)
>タケさん
あー。タケさんもねこ派かあ。
なんか、ジャズ関係者って、ねこ好きが多い気がするんだけど、気のせいかなあ。。。
幼稚園のころおばあちゃんがぶちねこを飼っていて、じゃりんこの私がめちゃくちゃに抱いたりひきずりそうになってもされるがままだったとか。
猫なりに自分が好かれていることを理解していて「しゃあないな、このガキが」と合わせてくれていたのかも・・・
犬も好きですが私が好き以上に犬が私を好きらしく、子供の頃から野良犬にずーっとついてこられたり(何度も)、散歩させているどこかの犬がはいつくばって動かなくなったり、こないだは自転車ですれちがった犬がとびかかってきました。
猫は気が向いたときだけこんな反応なんだけど
・・・すみません動物すきなもので過剰に反応してしまった・・・
わたしは猫にはあまり好かれないのですが(なんとなく対抗意識をもっているのがバレているのかも・・・)、犬にはけっこう好かれることが多いです。
ときどき、「ひょっとしてわたしに気があるのかい。きみは??」って聞きたくなるくらいひっついてくる犬、いますよね(笑)?
長田弘さんの桑原武夫学芸賞を受賞された「記憶のつくり方」お読みになっておりますでしょうか。この本の中に「雨の歌」というエッセイがあります。時に憂鬱になる雨ですが、視点を変えてみると楽しくもなります。このような感性を持ちたいものですが、私は理性と知性を失いつつ惰性で生きております・・・反性、いや反省か。
ジャズ好きな人を米スラングで“CAT”と言います。
「記憶の作り方」、まだ読んでいません。
ぜひ読んでみたいので、探してみます。
スラングで、ジャズ好きな人を”CAT”と呼ぶのですね。たしかに、「ジャズが好き」というと、「あー。あなたも好きなのー!!」って一瞬で親しくなってしまう感じ、ネコ好きな人のつながり方ととても似ている気がします。
たぶん、「犬が好き」とか、「クラッシックが好き」と言ったときとはちょっと違う親近感の生まれ方だと思うのです。
うーむ。長田さんが「ねこに未来はない」とおっしゃるように、やはりジャズとネコにはなにか通じるものがあるのでしょうね。