ひさしぶりに京都シネマで映画を観ました。
静かなんだけど、観たあとに不思議な感覚が残る映画。
無意識のうちに「あたりまえ」だと思い込んでいる前提を、偶然を装って転覆させられる。
まっすぐで、とんがっている主人公と、彼女をとりまく感情の襞に、昔家庭教師をしていた生徒を思い出しました。
8歳くらい年下でしたが、向こうのほうがわたしより数倍大人で、「先生しっかりしぃや。ふらふら迷ってたらあかんで。」とよくはっぱをかけてくれていたなあ。
親を変えるのは無理だから、自分の部屋だけはいつも綺麗に片付けているんだ、と淡々と言っていました。
つくづくクールな子だったな。
ももいろそらを