silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

ありがたいガイドライン(GL)

2010年12月07日 23時52分44秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
虚血性心疾患(狭心症など)や虚血性脳血管障害がハイリスクな場合、血栓予防のために抗凝固療法・抗血小板療法を用います。
ワーファリンとかアスピリンとか耳にされたことはある筈。要するに血液の粘度を下げて血管を詰まりにくくする療法です。
とすると當然、効きが良すぎると、もし出血したら危険なのじゃないか?という疑問を持ちます。
糖尿病メインでやっておりますと(糖尿病に狭心症や脳梗塞予備軍=動脈硬化症はつきもの)歯科の先生方から『抜歯をするので抗血小板剤に関してどうしましょう?』というお手紙が来ます。また眼科の先生方からも『白内障の手術をするのですが抗血小板を止めて良いですか?』というお問い合せも多いです。
以前から循環器学会で出されていた『循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン』では抜歯時にもワーファリンやアスピリン、クロピドグレル(プラビックス)は止めなくても大丈夫と言われていました。
しかしながらお互い病院でもないし、まんいち大出血が起こったら処置に困るというのでやや慎重になっていました。
姑息的にやや減量するとか休薬期間を短めにするという対処をしていましたが、このたび『抗血栓療法を受けている患者に対する抜歯は、抗血栓薬継続下に行うことが望ましい』というガイドラインを第13回日本栓子検出と治療学会(11月19~20日、開催地:福岡市)のシンポジウム「周術期の抗血栓薬管理」で、慶応大医学部歯科・口腔外科学の矢郷香氏より報告されました。
歯科領域からは『科学的根拠に基づく抗血栓療法患者の抜歯に関するガイドライン2010年版』が発表・刊行。
このガイドラインで(もちろんケースバイケースですが)抗血栓療法中の方はそのまま休薬することなく抜歯をしてもリスクはほぼないと言うことで医師・歯科医師両方とも安心したのではないでしょうか。
こういうガイドラインは大変助かりますね。ガイドラインが出来たから、さあもう大丈夫というのではなくてエビデンス上リスクが少ないことが確認されたということが大切なのです。
歯科の先生方にしても抗凝固剤とめて抜歯したら、さあ心筋梗塞になっちゃった。では困りますもの。
残念なのは、Web上で全文を読めないこと(本で刊行されてしまったので)。
これは是非考えて欲しい。
たとえば糖尿病治療ガイドラインや心筋梗塞二次予防ガイドラインなどはPDFでWebに公開されています。
誰でもWebから閲覧できるようにすべきだと、ここだけは苦言を呈しておきます。
(もし見れるサイトがあったらご教授下さい)

さて今日は何となく天気もどんよりしていたので、午後から出かけず夕方に町に出て高島屋さんの『鼎泰豊』で久しぶりに小籠包。
mia嬢はどうやら感冒性腸炎(ノロ?)疑いで調子が悪く現在体調悪そうです。胃腸イマイチなのに小籠包や飲茶セット食べたからだろうか。早く良くなりますように。
私は帰宅してから、運動してなかったのでローラー台を50分。ちょっと追い込みすぎました(-.-;)
また心拍数MAX163bpm。いい加減にしような>自分。
コメント
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