うわ懐かしい!なんで今更こんな古いDVDをと思われるのは尤もです。
探したけれども見つからないんです。
match stick productionsに名作は数あれど、これほど眼光紙背した作品はありません。それゆえにあちこち持ち歩いたり貸したりしているうちに私のコレクションから忽然と姿を消していました。
ところが既に廃盤で、ネット上どこをどう探しても売っていない。結局米国のAmazonで見つけ発注しました。発注して4日後には到着ですから凄い世の中ですね。
DVD自体が$19、その他諸々で$33.96でした。
さてリージョンコードは、と心配しながらPS3へ挿入。問題ありませんでした。字幕がないのは仕方ないところです。
見たかったシーンはふたつ。
エンディングの故・マッコンキー先生の『パスタ・ビール・カナディアンベーコン』とボーナス映像Additinal Skiers Segmentのマイク・ダグラス先生編『Short Ski Suck!』。この二人は先生ですね何故か。
で。ななんと、今見返して見ますとマイク・ダグラス先生がアメ車に乗り込む前に『ヒーハー!』って言ってるのに気づきました。
ヒーハー!は昔からの掛け声なんでしょうが、自動車とヒーハー!って言えばオレンジ色の1969年式ダッジ・チャージャーしかあり得ませんし、他国のムービーを観る時には色々と見落としていることが多いんだろうなと思ってしまいました。
いま観ても最高です。さあ、手元にあるならばOpen YearBook!
それにしてもパスタやベーコンばかり食べているとあんなスキーが出来るのかな等ということを考えてしまう訳ですが、実はこんなことがありました。適度に脚色してあります。
2型糖尿病でBMI20程度の男性。発症20年。
ミチグリニド30mg/日から本人様の希望もあってDPP-4阻害薬へ変更したことがあります。私は『それは…たぶん無理ですよ』と言っていたのですがどうしてもということでシタグリプチン50mgへ。
案の定翌月には口渇を訴えて来られ、HbA1cも一気に7%(NGSP値)から9 %に。やはり無理ですよやめましょうと言ったのに拘らず“もう片方のものを是非”と云われ、症状が改善しないなら必ず早く連絡をという条件でビルダグリプチン100mgとしました。
途中で幾度か電話連絡したりして心配していると、翌月ニコニコされながら部屋に入って来られるではありませんか。効いている実感ありますとのことで半信半疑ながらHbA1cと血糖を測定するとやや改善している。
でも。。と言いかける私を制して“もう一ヶ月だけ!”とおっしゃいました。う~ん、もしケトーシス(この方は低インスリン分泌・低インスリン抵抗性)等に陥ったら大変。このタイプの方はビルダグリプチンよりシタグリプチン向きと思っていたので(実際単剤比較ではビルダの方が肥満の高インスリンタイプの方に効果は高かった)普段なら何が何でも薬剤を戻すか、短期間インスリンを使用するのですが、血糖自体は200mg/dLを切っているし明らかに自覚症状は改善している。とはいえ、ご自分では完全に自己責任でと仰るものの、職業上リスクのあるものを選択して頂いて、はいそうですか。とも言えません。
話し合うことしばらく。全てのリスクと兆候をお話ししてビルダグリプチンをもう一回処方することにしました。
ここまで書いているのですから結果は明白ですね。その後は以前より血糖コントロールは良好となり低血糖リスクもなくなりました。
まだまだDPP-4阻害薬間の差は明らかではないということです。
で本題は(って既に相当ずれていますが)食事の方なんです。いつも以上に綿密に聞き取りをしたところ毎食ごはん(精白米)はしっかりと(指示範囲内の表1の量を少しオーバーして)、あとは野菜をナックルパートふたつぶん程度先に食べて、おかずは食品交換表3のものを指示通り。たまに少量の揚げ物。
再度計算してみますと白米だけで総熱量の60%以上となっている。
うん、やはり従来の日本人型の(それはつまり低インスリン分泌・低インスリン抵抗)方にはこういう食事が合うんだろうなあと思いました。もちろん野菜を先に食べてβ細胞への負担を減らす工夫はされているものの。
なので食事内容というのは一概に語ってはいけないのだなあと改めて思いました。食品交換表を作る方には頭の痛いところだとは思います。どうしてもある一定の見解は出さないと次の版の食品交換表は出せないわけですから。めちゃくちゃ責任重大です。
でもそれも考えてみればガイドラインと同じであり、結局のところは食事も薬も何もかもオーダーメイド治療というのが正しいのでしょう。当たり前ながらマクロ(エビデンスを元にしたガイドライン)を頭に入れつつミクロ(個性)を尊重しなさいよということです。開業の先生方にはそんなの当たり前と言われそうですネ。
実は糖尿病専門医によるインクレチン系某秘密カンファレンスで話題になった高インスリン血症のことを書こうと思っていたのですが、疲弊して来たのでまた次の機会に。
凄く興味ある話なんですけど。。。内因性インスリンが高すぎるといけないのか、外部から投与されたインスリンも多すぎるといけないのか、それともSU剤やGLP-1製剤で分泌さされた高インスリン状態も悪いのか。みたいな話で。
結論が出た訳ではないので割愛でもいいですよね。うん、いいことにしよう。
これは日本で買えます。マッコンキー先生が亡くなってから余り買わなくなってたんですが、ラニーニャってなあ。。。注文しちゃいました。
探したけれども見つからないんです。
match stick productionsに名作は数あれど、これほど眼光紙背した作品はありません。それゆえにあちこち持ち歩いたり貸したりしているうちに私のコレクションから忽然と姿を消していました。
ところが既に廃盤で、ネット上どこをどう探しても売っていない。結局米国のAmazonで見つけ発注しました。発注して4日後には到着ですから凄い世の中ですね。
DVD自体が$19、その他諸々で$33.96でした。
さてリージョンコードは、と心配しながらPS3へ挿入。問題ありませんでした。字幕がないのは仕方ないところです。
見たかったシーンはふたつ。
エンディングの故・マッコンキー先生の『パスタ・ビール・カナディアンベーコン』とボーナス映像Additinal Skiers Segmentのマイク・ダグラス先生編『Short Ski Suck!』。この二人は先生ですね何故か。
で。ななんと、今見返して見ますとマイク・ダグラス先生がアメ車に乗り込む前に『ヒーハー!』って言ってるのに気づきました。
ヒーハー!は昔からの掛け声なんでしょうが、自動車とヒーハー!って言えばオレンジ色の1969年式ダッジ・チャージャーしかあり得ませんし、他国のムービーを観る時には色々と見落としていることが多いんだろうなと思ってしまいました。
いま観ても最高です。さあ、手元にあるならばOpen YearBook!
それにしてもパスタやベーコンばかり食べているとあんなスキーが出来るのかな等ということを考えてしまう訳ですが、実はこんなことがありました。適度に脚色してあります。
2型糖尿病でBMI20程度の男性。発症20年。
ミチグリニド30mg/日から本人様の希望もあってDPP-4阻害薬へ変更したことがあります。私は『それは…たぶん無理ですよ』と言っていたのですがどうしてもということでシタグリプチン50mgへ。
案の定翌月には口渇を訴えて来られ、HbA1cも一気に7%(NGSP値)から9 %に。やはり無理ですよやめましょうと言ったのに拘らず“もう片方のものを是非”と云われ、症状が改善しないなら必ず早く連絡をという条件でビルダグリプチン100mgとしました。
途中で幾度か電話連絡したりして心配していると、翌月ニコニコされながら部屋に入って来られるではありませんか。効いている実感ありますとのことで半信半疑ながらHbA1cと血糖を測定するとやや改善している。
でも。。と言いかける私を制して“もう一ヶ月だけ!”とおっしゃいました。う~ん、もしケトーシス(この方は低インスリン分泌・低インスリン抵抗性)等に陥ったら大変。このタイプの方はビルダグリプチンよりシタグリプチン向きと思っていたので(実際単剤比較ではビルダの方が肥満の高インスリンタイプの方に効果は高かった)普段なら何が何でも薬剤を戻すか、短期間インスリンを使用するのですが、血糖自体は200mg/dLを切っているし明らかに自覚症状は改善している。とはいえ、ご自分では完全に自己責任でと仰るものの、職業上リスクのあるものを選択して頂いて、はいそうですか。とも言えません。
話し合うことしばらく。全てのリスクと兆候をお話ししてビルダグリプチンをもう一回処方することにしました。
ここまで書いているのですから結果は明白ですね。その後は以前より血糖コントロールは良好となり低血糖リスクもなくなりました。
まだまだDPP-4阻害薬間の差は明らかではないということです。
で本題は(って既に相当ずれていますが)食事の方なんです。いつも以上に綿密に聞き取りをしたところ毎食ごはん(精白米)はしっかりと(指示範囲内の表1の量を少しオーバーして)、あとは野菜をナックルパートふたつぶん程度先に食べて、おかずは食品交換表3のものを指示通り。たまに少量の揚げ物。
再度計算してみますと白米だけで総熱量の60%以上となっている。
うん、やはり従来の日本人型の(それはつまり低インスリン分泌・低インスリン抵抗)方にはこういう食事が合うんだろうなあと思いました。もちろん野菜を先に食べてβ細胞への負担を減らす工夫はされているものの。
なので食事内容というのは一概に語ってはいけないのだなあと改めて思いました。食品交換表を作る方には頭の痛いところだとは思います。どうしてもある一定の見解は出さないと次の版の食品交換表は出せないわけですから。めちゃくちゃ責任重大です。
でもそれも考えてみればガイドラインと同じであり、結局のところは食事も薬も何もかもオーダーメイド治療というのが正しいのでしょう。当たり前ながらマクロ(エビデンスを元にしたガイドライン)を頭に入れつつミクロ(個性)を尊重しなさいよということです。開業の先生方にはそんなの当たり前と言われそうですネ。
実は糖尿病専門医によるインクレチン系某秘密カンファレンスで話題になった高インスリン血症のことを書こうと思っていたのですが、疲弊して来たのでまた次の機会に。
凄く興味ある話なんですけど。。。内因性インスリンが高すぎるといけないのか、外部から投与されたインスリンも多すぎるといけないのか、それともSU剤やGLP-1製剤で分泌さされた高インスリン状態も悪いのか。みたいな話で。
結論が出た訳ではないので割愛でもいいですよね。うん、いいことにしよう。
これは日本で買えます。マッコンキー先生が亡くなってから余り買わなくなってたんですが、ラニーニャってなあ。。。注文しちゃいました。
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