silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

カービング(モーグルスキーでの)のために

2012年04月07日 21時47分51秒 | スキーテクニック編
KGBびわ湖バレイモーグルキャンプでNori氏がiPhoneで撮影してくれた動画より抜粋。
スキーの楽しみの一つに『なるべくカービングで滑る』というものがあります。そしてそれはモーグル競技に於いて重要な得点ポイントとなります。
上の祓川先生の分解写真はコブ斜面でのカービングとはどういものかを理解するための大きな示唆に富みます。
ライン練習のため後ろにEbi氏と私を連れているため低速です。

1コマ目:左ターンの終わり。腕はワイドに高く前方に。コブ裏側を捉えきれずに落とされると、このようなリラックスした体勢は取れません。
2コマ目:トルソー(胴体)の方向は1コマ目と全く変化が認められない。下肢には強烈なビッサージュ(アンギュレーション)動作がかかっています。
3コマ目:2コマ目から引き続き積極的に重心は斜面下方へ向けられている。スキー板よりも前に出ているため、捻れから解放されたスキーは自然に下を向き、コブの裏側を縦になぞっています。
溝に向けて膝を導くように、らしいです。この日の練習ではそこまで辿り着けませんでした。
ここは基礎スキーでいうところのターン前半(谷回り)ですね。
4コマ目:スキー板は撓み始めています。低速でも顕著にカービング要素が認められます。

後方から見てみましょう。より一層分かりやすいかも知れません。


1コマ目:スキーの前後差がありません。このため次のターンの谷足(左足)の雪面の捉えが非常に早い段階から可能になります。
なので整地練習の際もこれを意識的に取り入れるべきです。
2コマ目:動画だとより一層分かりやすいのですが、ここで上体(というより重心)がグンと斜面下方に向かうように見えます。
3コマ目:何と云う早い段階からのコブ裏の捉え!このポジションからはどうとでも動けます。
4コマ目:スキー板が切り込んでいく様子が明確です。細いモーグル板でカービングするためには余程正確に身体を扱わなければなりません。

では素人と比較してみましょう。ターン点がナショナルチームより上回っていたモーグルスキーヤーと素人コブ好きスキーヤーの恐るべき落差を感じ取って下さい。
なんて意地悪な!犠牲者はEbi氏と私(笑)。


左の祓川先生に比べると、真ん中のEbi氏と右の私は別の斜面でも滑っているんじゃないの?というフォームですが、それでも神のラインを辿っているので二人ともいつもよりは早い位置からターンを始動しています。
Ebi氏は身体からスキーが離れがちですがカービングに持っていこうという姿勢が感じられます。いや本人にお訊ねしないと分かりませんが、そう見えます。
私と来たら折角早いタイミングで始動しているのに板を横向きにしてずらしています。スキーの方向、エッジの立て方を見ても一目瞭然。

キャンプに参加して頂いた方もそうでない方も、ご自分の動画があれば是非このタイミングで切り取って比べてみて下さい。
自分が何をすべきかということが明確になると思います。

おまけ(今日の京都)
すっかり春めいてきました。新入生さん、新社会人さんもそうでないかたもガンバロー!おー!

葵橋から北山を望む。このあとVIGOREへ。

賑やかですな~。

鴨川左岸より南を望む
コメント
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