快晴だが肌寒い午前中、小樽市内の3軒の高齢者を訪問する道すがら両脇の雪の高さを見るともなしに比較していた。
町内の意気込みの違いなのか、ある町内はきれいに玄関先まで除雪されているが、アパートの階段が除雪されずにスロープになっているところもある。市民の雪捨て場となっている中央ふ頭からの距離に関係なく広々とあいている道もある。
大型や小型の排雪用トラックが行き交い賑やかな坂の街小樽を呈していた。幻想的な運河のイベント「雪あかりの路」も終わり、思う存分港内に雪を投げ入れて春の準備に活気づいてきた。
中央ふ頭の海面は、氷山が出来るほどの除雪に埋まっていた。雪が解けるのが遅れてシャベルでかき混ぜる光景では、港内にニシンが戻ってくるのか危ぶまれる。南防波堤のへち近くに産卵に帰ってくるクロも気掛かりだ。