今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

持たない暮らし 下重暁子 2008年2月6日 中経出版

2015-04-11 09:20:43 | 108円
物も心も大切にするシンプルな暮らし
私たちを取りまく環境は、小さく、シンプルに向うどころかますます複雑になっている。例えばケータイ電話をとってみても、これでもかこれでもかとサービスが加わる。中には災害予報など必要なものもあるが、あってもなくてもいいものが多すぎる――。シンプルな暮らし方・生き方を重ねてきた著者による、“ほんとうの贅沢”のすすめ。
裏表紙より。
『生き方を重ねてきた』・・・ブラックなワードがアピアーしちゃってるな。
2000年3月の『シンプルのすすめ』を改題、新編集した文庫。

第一章 生活の贅肉を落とす

シンプルライフの本質

「シンプルに暮らす」とは、物からの解放ではあるけれど、「物を捨てること」ではない。ここを間違ってはいけない。捨てることでどのくらいゴミが出るか。
 自分の家に物はなくなるかもしれないが、処理せねばならぬものは増えるのだ。そして新しいものを買えば、どんどん物は増え続け、地球は人間がつくりだした人工の物ばかりになる。
 文明とは、物をつくりだすことではなくて、ものの考え方をつくっていくものであるはずだ。
つまり「要らなくなったら楽に処理できるもの」を作ればよろしい。
氷のナイフとか氷のハンマーとか。推理小説か!

第二章 流儀をもって生きる

欲望とのつきあい方

 若いときは失敗をしながら物を買っている。物を買うなかで学んでいかなければいけない。それでなければ歳を重ねても、いたずらに買い物をして、いらぬ物を増やす結果となるだろう。
まるで学習していない………と言われないようにしたい。

そういうダメな年寄りの代名詞といえば詐欺被害者。その中でも「オレオレ詐欺に引っ掛かる人間」が俺は大嫌い。
オレオレ詐欺にひっかかるのは倫理的に問題があるから。「母さん助けて!会社の金を使いこんじゃってやばいんだよ!」と言われて、なぜ金の力でどうにかしようと考えるのか。なぜ「今すぐ謝罪して一生かけてでも償いなさい!」と言えないんだ
高齢者を狙った卑劣な犯罪?被害者が誰であれ、卑劣じゃない犯罪は無い。「倫理的に問題がある被害者しか存在しえない犯罪」と呼ぶのが正しい。
・・・いや、倫理的に問題=人の道を外れている=被害者は人ではない・・・!
つまりオレオレ詐欺は動物愛護法で裁かれるべき。あ、「人間らしき生物」に動物愛護法が適用されるのかという問題が残って(ry

必要最小限の物だけで生きる

 必要最小限の物に囲まれて生きた人といえば良寛である。
最小限でも囲まれてはいる。結局人は枠の中から逃れらない運命なのか。
 良寛の書にはそれがよくあらわれている。
 望まれても決して金のために書は書かず、いやだ、いやだと逃げまわったというが、書かれたものの計り知れない学識、そして哲学。なかでも、地震見舞いに書いたという有名な一文が心をとらえた。
果たして、その『有名な一文』とは!?
  ……災難に逢時節には災難に逢がよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。是ハこれ災難をのがるヽ妙法にて候。
ならば今この時が貴様の時節だ(´・ω・`)
まぁ良寛はとっくにだけど・・・こんなものを地震見舞いに送ることが『心の自在さ』であってたまるかksg。
俺だって「現実を認めること」は重要だと思うさ。でも「普段書かなかったくせに地震見舞いで書いたこと」にどや顔できるタイミングを待ってた感がしてイラつきマックス。計算高かったのは間違いない。これだから坊主は信用できんのだよ!

第五章 なぜシンプルに生きられないのか

「自分」をもてば迷わない

 その自分をどうやってつくりあげていけばいいのか。自分の生き方にかかわってくる。
 日頃から人の話に耳を傾けることは大切だが、決断は自分ですること。あれがはやっているから買うのではなく、自分が欲しいから買う。友達がやっているからやるのではなく、自分がやりたければやる。やりたくなければやらない。
ふむふむ。
 一つの方法として、人と同じことはしない。必ず違うことをすると考えておいてもいい。友達が買ったものと同じものは買わない。必ず違うものを買う。他人の意見にしたがうのではなく、自分の意見をもつ。万一同感と思う場合には「同感」と言った後で、そのことを自分なりに解釈して、違う表現をして言ってみる。主語は「夫」や「子供」や「友達」ではなく、「自分」にする。
「私は~を買わない。」
「なぜなら、既に友達が買ったものだからである。」
決断は(他人の判断を基準にせず)自分(の判断)でするって話だと思ったけど、違ったらしい。
読み取ったことが次の行で否定されるとは、なんとも珍しい体験だな。



やっぱり年寄りの本だった。1936年生まれだから執筆当時64歳。
漢字を使う基準がよくわからない文章。引用し辛いことにおいてはナンバー1。
「執筆時点で著者が60歳以上の本」の朝読みは避けると、自らの意志で決断する。
今日が休みでよkzzz・・・はっ!?もうこんな時間か!