今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

ツチヤの軽はずみ 土屋賢二 2001年10月10日 文藝春秋

2015-04-27 06:50:16 | 108円
この男の人間関係は職場でも家庭でもなぜこじれてしまうのか? こんなヒネクレた男が大学教授になったのは何かの間違いではないのか?こじれた人間関係と身にふりかかる不幸に苦悩する"笑う哲学者"プロフェッサー土屋が苦しまぎれに説く深遠な人生哲学(?)満載の「週刊文春」連載エッセイ文庫化第一弾。     解説・中井貴惠
裏表紙より。
元の本は1999年2月。
予告通り「軽」い本にしてみた。

まえがき

 なお、いうまでもないが、本書には何のメッセージも主張もない。教訓、提言、知恵、ドラマ、笑いなど、有意義なものは一切求めず、心を無にして買っていただきたい。
「みなみけ」的注意書き。あ、こっちが先か。
とにかくおk、把握した。

 熟慮は疲れる

 これだけ慎重な人間なのに、なぜまわりの連中がわたしを軽率な人間と考えているのか、理解できない。たとえば、よく健康診断で病気が見つかってあわてる人がいるが、慎重なわたしには考えられないことだ。万一異常が発見されたときに備えて、できるだけ健康診断を受けないようにしているのだ。
くっそwww
相変わらず・・・いやこっちが第一弾だから、最初からぶれてないわけかwww


女の論証テクニック①

 たとえば、ほとんどの女は「愛しているなら、ダイヤの指輪買って」くらいのことはいうだろう。このことばは男にも分かるように簡単な形で表現しているため、一見すると甘えているだけのように思われるかもしれないが、これまで述べたのと同じ手法を使っている。「愛しているということはダイヤの指輪を買ってくれるということだ」と定義し、そこから「買わなければ愛していない」と結論づけているのだ。

女の論証テクニック②

 よく「夫は理解がない」という女がいる(こういう女はきまって結婚している)が、どうしてこういう女の話を理解できるだろうか。もちろん、女は「理解できるはずだ」と主張するであろう。「理解する」とは「わたしのいいなりになる」と定義しているからである。
女にフラれた?馬鹿言っちゃいけねぇよ。いつだって男がフルに決まってるだろうが、白旗をよ。
 これほど洗練されたやり方でなくてもよければ、だれでもこの手法を使うことができる。
『やり方は簡単だ』と言われましても、ボクらには勝手な定義を押し通すほどの力は・・・
 いくらなんでも自分の定義は勝手すぎるのではないかと思う場合もあるだろうが、そのような場合は、「真の」とか「本当は」などをつけるとよい。
あ、速効回答出たわ。
 哲学者はこれを得意としてきた。自分の勝手な定義を基にして、「時間は、本当は存在しない」、「世間でいう幸福は、真の幸福ではない」、「確実だと思われているものは本当は疑わしい」など、常識に真っ向から対立する主張をしてきた。これをみても分かるように、ふつうのことばをほとんど正反対の意味に使ってもかまわないのだ。
つまり女は生まれながらに哲学者、否、哲学者より高みにいる存在・・・!
そういえば、「哲学(者)の話」で「女性の哲学者」を見た覚えが無い。存在しない訳じゃないみたいだけど(Wikipedia)・・・男から見て「哲学者」と定義して理解できる女は滅多に存在しないという証明か。

こんな本を読んできた

 わたしの考えでは、タメになることを求めて本を読んでも、けっしてタメにはならない。第一、タメになる本しか買わないというのは、ケチくさいではないか(こういう人はわたしの本を買わないタイプだ)。
このヤロwww
どう見ても前述の論証テクニックです本当に(ry

寡黙な哲学者

 こどものころ、父は、「しゃべりすぎる人間にはなるな。昔の人は、雄弁は銀、沈黙は金といった」といっていた。昔の人は「地球は平らだ」ともいったのだから、必ずしも信用できないが、しゃべりすぎるのが軽薄な印象を与えることはこども心にも分かった。父は、
「ふだんは黙っていて、時折ぽつんとつぶやくと、重いのある人だと思われるものだ」
 と私に教えた。実際に重みのある人間になる方法は教えてもらえなかったが、重みのある人間に見せる方法は教わったわけである。
「父親のちょっといい話」にできる話が台無しに・・・
 だが、父もわたしも黙っていられないタチで、結局、黙っていることができるためには重みのある人間でなくてはならないことが後になって分かった。
もうやめて!とっくにお父さんのライフは0よ!

大決心

 くじける原因を考え抜いた結果、一つの結論に到達した。くじける原因は決心することにある。
ナ、ナンダッテー!?
 決心には奇妙なところがある。実行できることなら、決心するまでもなく、すでにやっているはずだ。
 食事をしたり映画を見たりするのに決心する人があるだろうか。逆にダイエット、禁煙、本の整理、棚の修理などを何の決心もなくやれる人がいるだろうか。
 実行できそうもないと思ったとき、人は決心するのではなかろうか。
 何をするかは、決心するしないに関係なく決まっているのだ。こんなことでは人間に自己決定能力があるかどうか、疑わしい。決心してもどうせ行動を変えられないのなら、いっそ抵抗をやめて成り行きにまかせた方がいい。
これでキレイに終わらないのが土屋賢二流。
くだらない→やっぱりくだらない→くだらなくなくなくない・・・?→くだらねぇwww
これはこれで起承転結か。

高熱に苦しんだ日々

 食欲もなくなる。お茶でさえ喉を通らないのだ。ゴキブリ、机、電車、妻の料理など、食べる気も起らない。
これ読んでキレる人は上っ面だけのフェミニスト。(きりっ)


早く書き終わろうとして土曜から1時間早く起きてるのに、土日の書き終わりは結局遅かった。でも「今日こそは!」のつもりでやったら1時間早くなった。ふぅーふぅー!
・・・いや、この本だからだな。本当に土屋先生の本はマジパネェっす!だから皆新刊で買ってほしいっす!