北の戦乱から七年が過ぎた。妖気を抑え身を潜めていたクレア達は散っていった仲間の敵を討つため、南進を開始する。一行はその道程で、西のリフルと対峙する新世代戦士達と遭遇。その能力は驚くべきもので・・・。裏表紙より。
前巻の終わりが衝撃的だったから間があいちゃった (・ω<)
SCENE70 抗しうる者 Ⅲ○あらすじ
レイチェル「残念だったな」
「てめーが深い淵で寝てる間に世間は進歩してたってわけだ」
現ナンバー5レイチェルとナンバー3オードリーの合体攻撃が炸裂!
リフル「お願いやめて・・・」ワハハハハ!!
「もう一度さっきのような強力な一撃をくらったら・・・」
「あたし・・・」
『やめて』と言われてやめる訳ねーだろーが!!!
レイチェルとオードリーの合体攻撃!!
レイチェル「くらえ」あっさり避けた上、合体攻撃の『欠点』をダメ出し。
「!!!」
リフル「だめよそれじゃ」
「それはさっき見たわ」
リフル「もっと他のよ・・・」ああああああるに決まってるだろうがががががが
「まだ何かあるんでしょ」
「あたしをあと一撃で倒せるような強力な何かが・・・」
えーと、思いっきりぶった切ればええねん!!
レイチェル「やったぜ」【悲報】合体攻撃、全くダメージ無かった
「ざまみろてめえ」
「!!」
リフル「ごめんね」
「騙すつもりじゃなかったんだけど・・・」
「実はあたし」
「こういう身体なの」
オードリーは震えだしました。
オードリー「わ・・・私たちが感じていたのは妖気の表層・・・」【悲報】新世代戦士たち、「深淵」の力をわかってなかった
「普通の覚醒者並みの妖気の奥に・・・」
「彼女は本当の妖気を隠してたのよ・・・」
レイチェル「あ!?」
「なに言ってんだおい」
リフルは、まだわかってないレイチェルに1秒で重傷を負わせて、
完全に戦意喪失したオードリーを拘束。
リフル「まぁでも本当は対峙した時にすぐ見抜いて欲しかったんだけどね」先輩評:もうすこしがんばりましょう
「あたしをあたしだとわかってむかってくる意気込みはかうけど」
「そこが少し残念かな・・・」
せっかく(一応は)上位の戦士を捕まえた訳だし・・・・・・
リフル「とりあえずあなたたち二人は覚醒させてあげるわ」こんなに恐ろしい『とりあえず』、そうは無いと思う。
リフル「正直言うとどうしても欲しいってわけじゃないから死ぬ間際で手を抜いたりしないわよ」新世代\(^o^)/
「その辺は自己判断でお願いね」
オードリー、レイチェルとチームを組んでいた2人の戦士は、
離れて様子を窺っていましたが・・・・・・
????(戦士A)「このままほっとくのか」これはBが正論。
????(戦士B)「しかし 私たちが行ってもどうにもならん」
リフルは下位ナンバーに興味無しでスルーしてるんだから逃げよう
????(戦士A)「離せ」リフルとエンカウントした戦士Aは熱血カワイイ
「私は一人でも行く」
これは主人公属性の発動が期待でき・・・・・・
あれっ、戦士Bが突然倒れたぞ!?
????(戦士A)「!!」名無しごときが主人公属性とかねーから
「誰だ!!?」
敵の前で無駄口を叩くのは二流。
リフル「あら?」
「あなた誰?」
「!!!」
謎の戦士(?)たちは、リフルの攻撃を回避しつつ新世代戦士を救出。
一体何者なんだ(すっとぼけ)
ミリア「散れ」スタコラサッサだぜ
リフル、『獲物』に逃げられてやがるザマぁwwwwww
7年たっても問題児は問題児というお話。
リフル「あら」
「あなたは残ってくれるの?」
クレア「お前に訊きたい事がある」
「西のリフル・・・」
SCENE71 抗しうる者 Ⅳおひさー
リフル「あなたね確か七年前ダフと闘った」
「あの時の三人のうちの一人・・・」
クレアがリフルに『訊きたい事』は――
クレア「七年前・・・」昔のよしみで、ちょいと教えてくださいな
「北より多くの覚醒者たちがこの地に あふれ出てきたはずだ」
「その覚醒者の群れと・・・」
「それを相手にしなければならなかったはずのお前たち深淵の者・・・」
「そして組織の現状を知りたい」
・・・・・・クレア、結構図々しいよね(´・ω・)
そして『訊きたい事』からクレアの事情を推察したリフルは、
あらすじの説明までやってのけてしまう超優等生。
優等生リフルは、説明することに『条件』を出しました。
リフル「あなた・・・」まさかの勧誘!!
「あたしの仲間になりなさい」
クレアの返答はー
クレア「いいだろう」もうね、NA・NI・SA・MA。
「考えてやってもいい」
以下リフルのわかりやすい説明!
・イースレイ対ルシエラはイースレイの勝ち
・イースレイ配下の覚醒者たちはリフルと組織がそれぞれ殲滅
・それを成した今の組織には事実上『新たな深淵の者』が存在
クレア「イースレイと南の深淵の者の闘い・・・」もーこのコはすぐそういう風に考えるんだから・・・・・・
「それに乗じてイースレイの首を獲ろうとは考えなかったのか?」
西のリフルともあろうお方がそんな狡いこと考える訳な
リフル「鋭いわね」あ、そうですか(´・ω・)
「もちろん行ったわ」
いや、ケンカ売ってきたのイースレイだし!
落とし前つけんのは正しい行為だろ常識的に考えて!
リフル「そしてあたしは・・・」西のリフルがー
「あれに会った・・・」
瀕死のイースレイにトドメを刺そうとしてー
????に出会ったー
過去イースレイ「もう無理だよお前がどんなに強い覚醒者を集めようと・・・」イースレイは、目的を果たしたのです。
「組織がどんなに強力な戦士を造ろうが」
「全てもう遅い」
「プリシラは・・・」
「誰にも殺せない」
リフルは、その時闘うことなく帰りました。
過去リフル「冗談じゃない・・・」なん・・・・・・だと・・・・・・?
「くそ・・・」
「あの女・・・」
「あたしたちよりずっと強いのよ・・・」
リフル「結局イースレイがあの女を たたきのめしたなんてのは嘘・・・」情報操作とはイースレイ賢い(確信)
「闘いに勝てないと悟ったイースレイがあの女の軍門に下っただけの話なのよ」
リフル「そんなわけで一応 その二人は南に落ちついているけど 気分次第では全ての地を掌握する力を持っているわ」自力で勝てないことは承知していても、諦めはしないんだな。
「今のあたしたちにはそれに抗う術すらないってわけ」
「だから今はこうして少しでも有能そうな人材のスカウトに勤しんでるってところね」
そこんとこがナンバー3と(元)ナンバー1の違いな訳ですよ。
オードリーは大先輩を見習うように。
リフルがクレアを『スカウト』したことには理由があります。
リフル「あたし・・・」『妖気を読むのに優れた戦士』がいれば、
「面白いものを拾ったのよ」
何かが起きそうな予感がするらしいよ。
つまりクレアはパートナーとして合格ということ。
一緒に頑張ろうね!
クレア「さっきからずっと考えていたが・・・」散々情報を提供させておいてお前・・・・・・
「やはり無理だあきらめてくれ」
あんなにテレサに懐いていた優しい子がどうしてこうなった
その後、クレアは妖気が消えているのをいいことに逃げました。
リフル「覚えてなさい・・・」これは全面的にクレアが悪い。
「このカリは高くつくわよ」
謝罪と賠償を要求するニダ
SCENE72 抗しうる者 Ⅴそこまでしてやる義理もないだろうに、デネブ、イケメン!
デネヴ「戦士である以上剣は命を掌るものだからな」
「ないがしろにはできんさ」
救出した戦士(オードリー)から聞き取りするよ!
ミリア「我々は深淵の者の手からお前たちを救った」ミリア式交渉術!
「上位ナンバーである お前がその受けた恩を無視するような誇りのない戦士とは思えない」
オードリー「!」
『恩』と『誇り』責めて、吐けコラの方がよっぽどマシじゃないの。
でも、さすがにオードリーもスラスラ答えられないのを見て、
ミリアは「アシリアの完成」だけ確認してさよならさん。
クレア「もうひとつ訊きたい事がある」それな。
「組織のナンバー3ガラテアは今も生きているのか?」
で、今はオードリーがナンバー3です。
つまり・・・・・・
オードリー「彼女は多分生きてるわ」( ゚д゚)!!
「組織から離反してね」
7年前に姿を消したらしい!!
オードリー「当時 彼女を追う事のできる戦士は誰もいなかった」組織はラファエラが深淵対決に首を突っ込むのは想定外だった?
「アシリアは不安定だったしラファエラも南で深淵の者たちの闘いに まき込まれて死んだと聞いた」
ラファエラの心理はルヴルしか推察してなかったのかも。
ガラテア生存フラグを立てつつ、
ミリアたちは新世代戦士と別れましたとさ。
その頃、色つき最下位クラリスは、
ナンバー4ミアータとコンビを組んで――
クラリス「二人で・・・」7年たってもまだ諦めてはいないのか組織は。
「ガラテアの首を獲るのよ」
しつこい奴らだなぁ。
SCENE73 幼き凶刃 Ⅰ補佐役の戦士(クラリス)をつけてのコンビ運用。
組織の長「本来 ミアータはナンバー1を狙える力を持っている」
「だが今までは精神的に不安定で使いものにならなかった」
「そのミアータの精神が落ちついたのなら」
「その力に見合った仕事をこなしてもらいたいという事だ」
「TIGER & BUNNY」の影響ですねわかります
※こっちが先です。
マジレスするとアリシア&ベスの経験から、
覚醒制御以外にもコンビ運用アリじゃね?って案が出たと思われる。
でもさ、いくらミアータがナンバー1並だとしても、
広域レーダーかつ隠密能力のガラテア見つけるの無理じゃね
ラド「いわゆる六番目の感覚こそミアータに与えられた特別な力だ」『勘の良さ』で何とかしてくれる、らしい。
そんな訳で、クラリスはミアータを連れて(連れられて?)、
ガラテア粛清任務に就くことになりました。
レーダー対策のため、妖気を消す薬を常用。
結果、妖魔や覚醒者と何度も鉢合わせて闘うことに。
クラリス「そんな・・・」雑魚妖魔相手にこのザマだよ!
「ちょっと・・・」
「ま・・・」
しかしミアータが素手で妖魔を千切っては投げの大活躍。
※たとえではなく物理的に千切って投げます。
クラリス 私は正直・・・素手で妖魔を倒す戦士なんて見た事ないよ
ミアータが一番怖かった・・・
そんなこんなで何日たったのやら――
ミアータ「ここにいる・・・」とある町にガラテアがいる・・・・・・かな?
「とても」
「強い・・・」
「戦士の匂い・・・」
あと2話は週間の方に出張掲載した外伝。
EXTRA SCENE1 戦士の矜恃きゃーテレサーイケメーン
テレサ「お互い様だ」
<ローズマリーは「深淵の者」と言えるのか?>
条件を満たすので「深淵の者」だよ派(作中定義重視派)
→もちろん実力も「三強」と同等だよ派(四神とか四天王派)
→だからテレサは「三強」も瞬殺できるよ派(テレサ史上主義)
あれが「深淵の者」だなんて笑っちゃうよ派(作中描写重視派)
→降格されるくらいだから補欠1位に違いないよ派(不作の時代派)
→ナンバー1が目的だと成長できないよ派(流星、夜を切り裂いて)
→覚醒後大人しく寝てないから定義に合わないよ派(重箱の隅突き派)
ローズマリーは嫉妬深いカワイイ(キャラスレ派)
答えは読者の心の中にあるのじゃよ(そんなことよりゲームしようぜ)
EXTRA SCENE2 幻影と凶戦士この凶気・・・・・・
オフィーリア「あんまり可笑しいんであたし・・・」
「その場で黒の書破り捨てちゃった」
惜しい人を亡くしたものである。
いや、変に生き延びてベジータ化されても似合わないけど。
<7年前時点の通常(?)戦士の実力>
ナンバーは3ガラテア、4オフィーリア、5ラファエラだけど、
オフィーリアを圧倒した片腕イレーネ曰く、
ラファエラは両腕イレーネと互角以上。
ガラテアは広域レーダーが高く評価されていること、
そして防御型であることを考えると、
ラファエラ>>>オフィーリア≧ガラテアくらいな気も。
まぁ攻撃型の特徴が作中ではっきりしてなくてモヤることになる。
半年に1冊なのに本編が減るのは単行本派には辛いところ。
中古だから関係無いけどな!