今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムZZ 第一部 ジュドー・アーシタ 原案=富野由悠季 著=遠藤明範 1988年3月20日 角川書店(2回目)

2016-12-18 09:35:30 | ガンダム
いつものように愕然とする訳です。→1回目



○ここまでのあらすじ
ジュドー・アーシタは「本格」のお兄ちゃんである。



6 ネオ・ジオンの騎士


 ハマーン・カーンは炎の女だった。その気性の激しさを押し隠すように、兵士たちの前ではいつも黒い私服で通した。少女のようなボブ・カットの髪型が、そのともすれば高慢そうに見える顔の造作を幾分でも和らげていた。大人と少女が同居したような不思議な雰囲気を持つ二十歳の女だった。
大事なことなのでそこだけもう1回引くよ?


二十歳の女だった。
嘘だッ!!!
ネオ・ジオンを率いるハマーン様、小娘なんだよ(愕然)
でもいいじゃん美人だから!
※男の行動理由は大体ソレで片づきます。


さて、ネオ・ジオン軍兵士は若者が多いらしいです。
故に兵の訓練不足を痛感しているハマーン様は、
実戦前に研修させるべく、コロニーへ戦艦を送りました。
その戦艦エンドラを任されたのは、
『誠の騎士』マシュマー・セロであります。
「ハマーンさま・・・・・・!」
 この人のためなら、命さえも捧げよう、マシュマーはその真紅の薔薇に誓った。
 マシュマー・セロ、十八歳、彼は青春のただ中にいた――。
※戦争をしています。
で、よりによって研修先がシャングリラなんだな、これが。



「キャッ!」
 エルは真っ赤になって顔を両手で覆った。
「あれ、こいつ照れてやんの」
「バカ! 早く服着てよ!」
エルたんかわわわ
リィナといいあの少女たちといい、ZZはやたら女子を推すよね。


「痛ッ!」
 哀れ、ゴットンは赤鼻になってしまった。本当に下士官勤めはつらい仕事である。
エンドラの副官ゴットン。
この作品で3番目の苦労人である。
※1番はハマーン様、2番はブライトさん。





7 初陣


「アーガマの諸君。私はネオ・ジオンのマシュマー・セロである。私は諸君に無条件降伏を勧める。素直に従えば、全クルーの生命の保証をしよう」
結局バレてしまった上、
マシュマー駆る新型MSガルスJの接近を許してしまったアーガマ。
つまり\(^o^)/・・・・・・?


いいえ、アーガマのMSデッキには、
ちょうどZガンダムを盗みに入ったあいつがいました。
「取引しよう。もし、ジュドーが敵を撃退してくれたら、ゼータ・ガンダムのこと、考えてやってもいい」
「本当? 口から出まかせじゃないの?」
「私は艦長だ。嘘は言わん」
キャーブライトさん太っ腹ー
緊急事態にも肝が据わってるのはやはり経験ですなぁ。


どのみちこのままじゃZガンダムもスクラップ行き。
うまいこと乗せられたジュドーは、初めてMS同士の戦闘に挑む!
「やられるか――っ!」
(主にマシュマーのせいで)半分ギャグみたいな戦闘だけど、
危ないところまで追い詰められながらもどうにか撃退。
やはりニュータイプか
ブライトさんはジュドーのスカウトを考えるも・・・・・・さてね?




8 ゲモンのガゼ


「お兄ちゃん、どこ行くのよ!」
「学校だ! 勉強してくる」
「お兄ちゃんのへそ曲がり!」
ファがスカウトに来たものの、ジュドーはその気無しであります。


その頃、ネオ・ジオン側にちょっとした動きが。
ジャンク屋のゲモンが対アーガマ作戦の協力を申し出たのです。
自作MS(?)ゲゼで戦果を挙げて、ネオ・ジオンに取り入る計画。
そこへ不運が重なり、ゲゼはジュドーが通う学校へ・・・・・・!





9 因縁の対決


「いつまでもジュドーに頼るわけにもいかない。私が頑張らなくちゃ」
ゲゼを倒すべくファはZガンダムで出撃。
しかしコロニー内の戦闘で火力を生かせずまさかの苦戦。
結局、戦闘中にジュドーが交代してどうにか勝利しましたとさ。


「きっとあの子はいいパイロット候補生になる。アーガマに必要な人間になるわ」
※ファが情けなさすぎるという説もあります。
まー元々凄腕パイロットって訳じゃないしなー。





10 マシュマーの決断



 結局、ジュドーも折れて、ゼータ・ガンダムをアーガマに戻すことになった。ファとリィナは目と目を合わせ、クスッと笑った。その笑顔の意味することをジュドーは知らなかった。まさか二人が結託しているとは思いもよらなかったのだ。
これだから女は!女はなー!


フルコースの食事を与え、居住区を案内し・・・・・・
本題のスカウトの件、どうだいお子様ども?
「そうだな。別にいいんじゃないか」
 ビーチャがあっさりと言った。
「反対する理由はないわね」
 エルが言った。イーノとモンドも頷いた。
「私もいいと思う」
 当然のことだが、リィナも同意した。
よし、おまえらこれからよろしくな!


「俺はイヤだ」
 ジュドーはそう言うと立ち上がった。
「お兄ちゃん!」
『給料取りなんてまっぴら』――なかなかに頑固である。


そんな時、エンドラに動きが・・・・・・!
 資材運搬用の通路を通ってコロニー内部に入ったエンドラは、港口近くの斜面にある高級住宅地の一角に降下した。区画整理された雛壇が、戦艦の重量を支える場所としてふさわしい形態をしていたからだ。だが、その際に下敷きになって一軒の豪邸が潰れてしまった。
「戦いに犠牲は付き物だ。持ち主には申し訳ないが、たった一軒の被害で済ませたことを市民たちは評価してくれるだろう」
うむうむ、次の対アーガマ作戦といい、
マシュマーはなかなかに優秀な指揮官ダネー

ちなみに・・・・・・潰れた豪邸は、
ネオ・ジオンから賄賂を受け取った奴の家ですm9(^Д^)プギャーwwwwww
因果応報ってあるんやで?





11 ルー・ルカ


「・・・・・・カミーユがガンダムのパイロットになったのは、本当に偶然だったの。でもね、カミーユはパイロットを続けたわ。途中でやめるチャンスは幾らでもあったのに、ずっとずっとパイロットを続けたわ。ニュータイプっておだてられたからパイロットをやっていたわけじゃない、戦うのが好きだからパイロットをやっていたわけじゃない。カミーユはね、この戦いで世界が救えるって信じていたの。信じたかったのよ。だから戦った。誰に頼まれたわけでもないのにね・・・・・・。でも、限界だったのよ。・・・・・・いま病院にいるわ。疲れ果てて、自分が誰なのかも分からなくなって・・・・・・」
とてもわかりやすい「機動戦士Zガンダム」あらすじ(´;ω;`)ブワッ
なんだろう、ずっと側にいたファの言葉だからこそか?
ファの話を聞き、ファがカミーユを迎えにいく間、
ジュドーはZガンダムへの搭乗を引き受ける事に。


と、その前に、
アーガマが脱出するにはコロニーのハッチを開けないと!
途中でゲモンに邪魔されてあわやというところでしたがー
「はーい、みなさん、お元気?」
 少女は二カッと笑った。そのしなやかな長髪が風に揺れた。
公式ヒロインきたー
よっ、スパロボで一線級にちょっと届かないキャラ筆頭!(?)
いやUCガンダム系はキャラが多いからね・・・・・・
主役以外まで使い出すとスパガンになるよ(´・ω・)


ジュドーが間に合わなかったため、
Zガンダムはアストナージ・メドッソで行きます!
「俺だって結構やれるじゃないの!」
12行後↓


「わあっ!?」
ですよねー。
まーゲゼ(Ⅱ)とはいえ今回は乗り手がヤザンだから仕方ない。

ジュドーがアストナージと交代して、こっからが本番だ!





12 バイバイ、シャングリラ
「ばいばい」変換で「(^_^)/~」が先に出てイラッ


ジャンク製のゲゼⅡでもヤザンが使うとやっぱり違う。
ジュドーのZガンダムを押さえ込んで『ボカスカ』。
「うわっ、よせ!」
「黙れ! ティターンズのエリートだった俺が、乞食同然の生活をする羽目になったのは、みんなお前のせいだ。だいたい、こんな辺鄙なコロニーに流れてきたのも、グリプス2の戦いでお前にやられたせいじゃないか!」
「俺じゃないだろう! 俺の前のパイロットだろう!」
大人は理不尽なのじゃよ


「ジュドー、頑張れ!」
「シャングリラ魂よ! ジュドー!」
 イーノとエルが叫んだ。
「シャングリラ魂!? よーし、やるぞ!」
仲間の応援に奮起して、ゲゼⅡをブッ飛ばしエンドラも撃退!
やはりニュータイプ・・・・・・!


シャングリラを発つアーガマに、ファの姿はありませんでした。
「・・・・・・ごめんなさい、ブライト艦長。私、アーガマには戻りません。ずっとカミーユの側にいます。だって・・・・・・」
 ファは青空を見上げ、
「・・・・・・だって・・・・・・私はカミーユのために戦ってきたんだもの」
 そう言うファの顔は慈愛に満ちていた。
ファはカミーユの嫁。


「スペース・ノイドは自由闊達が信条なのさ。新天地をめざしてどこまでも突き進むんだ」
 ジュドーはそこまで言って、自分の言葉に照れた。
「・・・・・・もっとも、俺の場合は成り行きだけどね。でも、いいや。バイバイ、シャングリラ」
 ジュドーは自分なりに生まれ故郷に別れを告げた。
シャングリラ篇・完。
アーガマに乗って宇宙へ出た子供たちを待つものは・・・・・・?



ギャグ色が強い作品だと思うじゃん?
この先は割と地獄よ?(予告)