ネットでご縁のできた菜園仲間から、珍しい野菜や花の種を頂く機会が多くなった。
私は毎年「育てたことのない新規の野菜を1種類は育てる」という目標を持っているので、
とってもありがたく、楽しみでしかたない。
育て方も詳しくレクチャーしてもらえるしね。
今春も、全国から何種類かの種や種芋を頂いた。
その中から珍しい変わった品種をいくつかご紹介。
隼人瓜(ハヤトウリ)
大正時代に鹿児島県に導入され、薩摩隼人(さつまはやと)にちなんでハヤトウリと命名。
「千成」とも呼ばれるほど実つきがよく、1株で100~200個もとれる。
漬物が一般的だが、サクサクとして、サラダや炒め物などでも食べられる。
ハヤトウリ 種瓜
4月12日/ハヤトウリ植えつけ
種ではなくて、実をそのまま植えるという変わった栽培方法。
あんまり大きくなっても困るので、袋プランターで栽培。
ツル性なので、燐家のフェンスに絡ませてもらうことに…
場所はゴーヤカーテンのお向かいさん。
まさか、こんなんで100個も200個も成るわけないよね〜(汗)
5月14日/ハヤトウリ発芽
植え付けてから1ヶ月くらい変化がなかったけど、
ここにきて急にツルが伸び始めた。
いよいよか?
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綿花(ワタ)
木綿やお布団に入れて使う綿のこと。
ずっーと以前にも育てたことがあるんだけど、見事に失敗した。
今回はリベンジ栽培。
綿の種
5月9日/種まき
5月14日/ひとつだけ発芽
猫さんたちの小さい枕が作れるくらいの綿が収穫できたら嬉しいんだけどなぁ〜。
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ハブ茶(エビスグサ)
最近、健康茶としての知名度が急上昇しているハブ茶。
ハブ茶は「エビスグサ」と呼ばれる植物の種を乾燥させて煎じて飲むお茶のこと。
マメ科の一年草で、成長すると80cm~150cmほどになる生命力の旺盛な植物。
漢方薬の原料(生薬)として珍重されているが、日本では「ハブ茶」として長く親しまれてきたそうな。
眼精疲労や肝臓、便秘にも良く効くらしい。
栽培は、こぼれ種でも育つほど簡単なんだそうな。
ハブ茶の種
チョコチップみたいな形。
5月13日/ハブ茶種まき
10月末頃にはお茶の元となる種が収穫できるらしい。
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ヤーコン(サラダイモ)
ヤーコンは、整腸作用のあるフラクトオリゴ糖をたっぷりと含むイモの仲間で、
「畑のナシ」とも呼ばれている。
ほのかな甘みとサクサクした歯ざわりを生かして、サラダや炒め物、あえ物などで食べる。
ヤーコン 種芋
最近ではホームセンターなどで立派な苗が売られているけど、
4月頃は種芋がなかなか手に入らず、菜園仲間のひとりが小さな種芋を送ってくれた。
4月27日/植えつけ
5月15日/発芽
ちょっと心配していたけど、ようやく発芽。
もっとしっかりした苗に成長したら、畑に定植する予定。
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アピオス(ホドイモ)
北米原産のマメ科ホドイモ属の植物。つる性植物で小芋が土のなかで育つ。
花は芳香のある紫色の花を咲かせる。
根は1~2mと長く、数珠つなぎのように3cm程のラグビーボール形小芋をたくさんつける。
つるは2.5mほどに伸び、緑のカーテン向き。
アピオスはジャガイモやサツマイモと比べると非常に栄養価が高く、
インディアンのスタミナ源とさえ言われてきた。
・ペプチドに、血圧降下作用
・カルシウムが豊富
・高カロリーでイソフラボンも…
アピオス 種芋
これも地元の菜園仲間から種をもらった。
3月25日/植えつけ
発芽までに2ヶ月はかかるそうな。
そろそろか?
芋も食べてみたいけど、とりあえずはグリーンカーテンで楽しめたらいいな。