敵（西のおバカ代表はどっちだ）

かりなには、敵がいる。
同じ白い犬…そう、かりなに二度、噛まれた犬だ。
（2018.5.31付 かりな、最強説 参照）
臆病なかりなは、すれ違う犬、殆どを威嚇する。でも、何度か会うと学習するのか、無視する様になる。が、何故か敵には違う。
毎度毎度、見つけ次第、遠くから、フンガァフンガァ激しい息遣いから始まり、近づくと立ち上がり、がるるるるとけん制する。
かりなは、威嚇のみで吠えないが（連勝中）敵は、同じく立ち上がり、ぐるるるるキャインキャインと、鳴き喚く（負け犬）
私は、もしもの事を考えて、かりなを抱き抱え、その場から遠ざかる。重量級を抱き上げるので、腕が痛くて堪らない。
敵の飼い主は、リードを引っ張ってるだけ…二度噛まれてるから闘いたいのかな？（かりなが噛んだって知らないかもしれないけど、二度目はそちらが悪い！）かりなは強いぞ
お散歩の時間は決めていないので、いつ鉢合わせするか、夜のお散歩は要注意だ。


何故か、お互いに立ち上がり、闘おうとする、西のおバカ代表の２匹。

赤いカッパ（レインコート）

雨の日のお散歩は嫌いだ。
かりなにカッパを着せる。帰ってからも、ドロドロになった足を拭き、カッパの汚れを拭き、脱がせて体を拭く。
お散歩の時間が倍以上かかるからだ。
この日は、久しぶりに朝から雨。
かりなにカッパを着せる。
また太ったのか、ピッチピチだ。
外に出たら、さっきまでの雨が小雨に変わっていた。
無理にカッパを着せなくても良かったなぁ…なんて思いながらお散歩をしていると、杖をついたおじいさんが、前から歩いて来る。
かりなを引っ張り端に避ける。
擦れ違いざまに、ニコニコ笑いながら
「赤いカッパ着せたとね。可愛いね」
少し不自由にそれだけ言うと、優しい顔でかりなを見て、通り過ぎて行った。

赤いカッパのかりなは、おじいさんを少しだけ幸せにした。


赤いカッパのかりなは、飼い主を非常にムカつかせた。