コノママデハコロシテシマウカモシレナイ
キチ○イ
雷注意報が2日連続で出ていた。
…かりなが暴れる…
私は朝から警戒し、買い物にも行けなかったが、2日間とも雷は鳴らずに無事に過ぎた。
次の日は、朝から晴天。
天気予報は、一日中降水確率0%の快晴、注意報も無し。
いつも通りの嫌がるかりなを引っ張って歩くお散歩も終わり、かりなにボロボロにされたイグサのカーペットを、新しいのに敷き変えようかと思っていた矢先の事だった。
いきなりその時は来た。
かりなが暴れ出したのだ。
雷なんて鳴ってないのに。
天気予報の雨雲レーダーも雨が降る気配もない、もちろん、雷注意報もいっさい出ていないのに…
母と2人で抑える。
ヤツは、引っ張ったり踏ん張ったりするお散歩で、筋肉モリモリの白ブタへと変化していて、なかなかの力だ。
ケージが壊れるのとかりなが血だらけになるのを覚悟して、ケージに入れる。
ヘビー級の体重と噛み付き攻撃で、手こずったが、やっと入れることが出来た。
キャンキャン鳴き暴れ狂う。
ケージを噛み、天井がわりに置いているバスマット(洗い場に敷くラバーマット)を食いちぎり、ヨダレと歯茎からの血と噛み砕かれたマットでぐちゃぐちゃになる。
心配だけど、構うと余計に暴れるので、無視し続ける。
噛む噛むエブリバーディ
キチ○イ
暫くすると疲れたのか静かになる。
外に連れ出すと、おしっこをして、外の水道から水を大量に飲む。
落ち着いたみたいだ。
家の中に入れる。
何事もなかったかの様にスヤスヤと眠りに着く。
なんで暴れたのか解らずじまい。
だけど、大人しいとこんなに可愛い
散らかったケージの周りを片付ける。
★おまけの話★
かりなはまた直ぐに暴れ出した。
もう、うんざりだ。
抑えようとすると噛む。
手が付けられない。
母が抑えようとするのだけど、私がどうかしないと母が怪我をするかもしれない…誰だろうとお構い無しだ。
這々の体で外に連れ出す。
外はピーカンで5月だと言うのに、ほぼ真夏日で暑い真っ盛りの時間。
庭の外には出たがらないので、庭をグルグル回る。
興奮しているのと暑いので水道から水を飲みたがる。
水を飲む、庭をグルグル。
それを繰り返す。
ダメだ、このままだと私がヤバい。
無理矢理、家の中に入れ、狭い廊下をウロウロさせる。
姉の部屋の猫を見たり、お風呂の洗い場で寝たり、もうやりたい放題だ。
1時間ぐらい経ったか?
折角片付けたケージに、無茶苦茶にされるのを覚悟して入れる。
が、疲れたのか、暫く鳴いていたが、大人しくなる。
イった目のままで大人しくなる…コワイ。
銀行に行く用事があったので、母を置いて出掛ける。
帰るとケージから出されたかりなは、いつも通りスヤスヤとだらし無く眠っていた。
「絶対に保健所行きだぁぁぁ」
と叫んでいたはずなのに、その気持ちがすでに無くなっていた。