かりなの巣

最近、かりなは何故かテーブルの下にいる。

１２０×８０㎝のテーブルの下をあっちへこっちへとほふく前進して寝場所を移動する。

時々、下半身をテーブルから出し、へそ天で寝そべる。何だか変な生き物に見える。

広い所に出て来ればいいのに。

　

日がな一日、こんな感じ

★おまけの話★

近くに二日市温泉と言う温泉街がある。少し前に話題になった温泉宿のある温泉街だ。

そこでの話。

元いた会社の営業が幼稚園児の息子と一緒に、温泉に入っていた。

昼前の温泉は人がおらず、2人の貸切状態だった。

そこへ、１人の男が入って来た…背中一面に天女の刺青を背負って。

だからなのか、人の少ない時間を狙って温泉に入りに来たのかもしれない（当時は刺青オッケーだったのかな？）

咄嗟に息子を隠した。

刺青を見て、息子が絶対何かを言うと思ったからだ。

しかし、遅かった。

息子はいち早く刺青を見つけ、叫んだ。

「お父さん、あの人、背中に変な絵が書いてあるよ」

　あわわわわ…

すぐに息子の口を塞いだ。

その男はこちらを睨み付ける。

『こ…殺される』

　

次の日に会社に出勤されたので、殺されずに済んだみたいだ（当たり前じゃ）　

その後、その男は息子を見て笑いかけてくれたそうだ…その顔が怖くて息子はビビっていたらしいけど。

それから気まずい雰囲気のまま、その男を残し、温泉を後にしたんだそうだ。

かりかり山

かりなと飼い主は、ケンカをしながら仲良く暮らしていた。

しかし…ある時、かりなが家の中で暴れ出したのだ。

飼い主は原因もわからず暴れるかりなを、外に繋ぐ事にした。

外は初夏だと言うのに、既に夏日で蒸し暑く、おまけに意地汚いかりなは誰かから貰った食べ物を食べ、吐き下しした。

それから飼い主は、毎回毎回、ポンポンあいちゃ（腹痛）のかりなをお散歩に連れて行き、暴れるかりなをケージに入れた。

飼い主母はそれを可哀想に思い、いちいちケージから出し、おやつをあげ、かりなが暴れ出すという事を繰り返した。

飼い主はその度に、暴れるかりなをお散歩に連れて行き、ケージに入れなければならなかった。

飼い主には牙を剥くかりなは、飼い主母には犬の癖に猫撫で声を出し、飼い主母を騙すのだった。

「甘やかすのはやめてくれ」

　と、言う飼い主を

「可哀想だ」

　の、一言で甘やかす飼い主母。

「きゅーんきゅーん」

　と、鼻を鳴らし甘えるかりな（ムカつく）

もし、かちかち山だったとしたら、悪いかりな（狸）に、飼い主母は『ババァ汁』にされていたぞ。

う〜〜〜

食いたくないわい

6ヶ月頃のかりな。まだ天使だった。

今のかりな。白ブタ悪魔と化した。

★おまけの話★

飼い主の母方のご先祖に少し有名な武士がいた。

『静間彦太郎』と言う。

歴史に疎い飼い主は、何だか良くわからないが…（えへっ）

兜やら刀やら写真などがあったそうだが、両親を早くに無くし、まだ子供だった飼い主母たち姉弟は戦後の生活の為、質屋に売ってしまったらしい。

その質屋は蔵が建ったと言う。

『静間彦太郎』に興味がある人はネットで調べると簡単な説明があるよ。

大河ドラマ『花神』の放送前、NHKから彦太郎の事を尋ねる電話があったそうだ。どうやって調べたのかな？

こんなんが怖いのォォォォォ

雷、電子音に続いて、かりなが怖がりだした物がある。

な、なんと、これだ！

クッキーやおかき、お惣菜なんかが入っている薄いプラスティック容器だ。

そのプラスティック容器を触って、バリバリと言う音がすると、だらし無くグータラ寝ていた頭をヒョッと上げ、息が荒くなり、物をなぎ倒し、飼い主を踏みつけ、雄叫びを上げ、ガラス戸を蹴破り、部屋から出ようとする（誇張有り）

最初、なんで暴れ出すのかさっぱり解らなかった。

かりなの底なしの意地汚さに、おかしやお惣菜などが入っている食べ物の容器の音で怖がるとは夢にも思わなかったからだ。

バリバリバリバリ…

　まさか、この音？

バリバリバリバリ…

　かりなの息が荒くなる。

バリバリバリバリ…

　確かにこの音を怖がっている。

バリバリバリバリ…

　怯えるかりな。

バリバリバリバリ…

　勢いよく部屋から出ようとするかりな。

バリバリバリバリ…

　お惣菜のお肉で戻ってくるかりな。

バリバリバリバリ…

　再び逃げようとする。

バリバリバリバリ…

　お肉を見せるとまた戻ってくる。

どっちやねん⁈

音は怖いし、お肉は欲しい。

★おまけの話★

「ここ掘れわんわん」で募集していた（してません）いいじいさんが見つかりました。横浜に居たみたいです。

わかる人がわかればいいです

お外に繋いでゲロゲーロ

（注意）シモの話しです。

朝、お散歩に行くと言うのに、かりなはテーブルの下でドテッと横になったまま背中を向けて出てこない。

「かりな！行くよ！！」

　引っ張り出そうとするが、重量級の体を低いテーブルの下から引き摺り出すのは必死の技だ。

今日は飼い主姉がいる。

ギャーギャー騒いでいたら飼い主姉登場。

むんずと引き摺り出す（敷物がどうなろうとお構いなしだ）

なんとかハーネスを付けて、飼い主姉について来て貰い、無事朝のお散歩完了（ウンチして帰ると言う短縮コースだったが…）

飼い主姉がお昼から出勤すると言うので退場…するとかりなが突然暴れだす。

「今、お散歩行ったばかりやん！お洗濯しないといけないのにぃ」

　家の仕事が出来ない。

お腹が痛いのかも…と、またハーネスを必死の思いで付け、もう一度外へ。

が、庭から外にはテコでも動かない。

家の用事がしたい飼い主は、ピーカンの空の下、庭に繋ぐ事にした。

喜ぶかりな（バカ）

まだ、日陰が残る庭に繋ぐ。

「こんな晴れた日に庭に繋ぐと熱中症になるかもしれんとよ…何喜んでんだよっ」

　喜んで穴を掘りまくるかりな（正直じいさん募集中）もう少し陽が登ると日陰がなくなるので、家の事を少しして家に入れるつもりだった。

泥だらけの体を拭き、家に入れると同時にまた暴れ出すかりな。

人の気持ち獣には判らず。

「何が怖い？何で暴れる？殺処分や！お前やら日に焼かれてしまえーイカロスや…カリロスになっちまえぇぇぇ」

キレて何か変な台詞を口にする飼い主。

ジャーキーになってしまえとばかり、また外に繋ぐ。

まだ風は冷たく日陰も少し残っている。

家の事をしながら、時々窓から様子を見るとヤツは草の上でくつろいでいた。

そのまま夕方まで静かにしていたかりなが、いきなり騒ぎ出す。

そろそろ家に入りたいのか？

ついでに夕方のお散歩に連れて行こうとすると、下痢ウンチが庭に！

今、お腹痛いんかーい！

いつもは庭でウンチをしないかりな、相当お腹痛かったんだ。

慌てて外へ出ると今度はゲロゲロと吐く。吐瀉物をざっと片付けると走って草むらへ。

今度は水ウンチ（袋からこぼれたので草と一緒に取る）…そしてお尻歩き（肛門を地面にすり付け歩く）肛門がまっかっか。

流石に飼い主慌てる。

もう、帰ると言うので連れて帰り、ビオフェルミンを飲ませる。

今度は家の中で暴れる事なく、落ち着いている。

飼い主は改めてジョウロに水を入れ吐瀉物を片付けに行く。

その中から細かく切ったリンゴが出てきた。リンゴなんてあげてないし。おまけに吐瀉物は白っぽい色。かりなのカリカリ餌は茶色だ。

もしかしたら、意地汚いかりなは繋いでいる間に、何か貰って食べたのかも知れない。

お腹の具合が良くなったから良かったけど。

この日のかりなは一日中、人騒がせな犬だった

★おまけの話★

「氷が溶けて◯になる」

◯に入る漢字は何？

答えは「水」なのだが

「春」と答えるステキな人はどれだけいるだろう？