いつもの様に、お散歩に行きたがらないかりなをおだてたりスカしたりして歩いていた。
どうしても、かりなさんは行き止まりの道に行こうとするので
「ここに行ってやるから行き止まったら帰るよ」
と、かりなに言う。
まず、理解はしてないだろうけど、取り敢えず歩く。
かりなのトイレ(草むら)は見つからず、行き止まりをUターンして帰るとする。
すると電気の工事車両が、Uターンする程の道幅がないので、誘導されながらバックで入って来た。
かりなは車に轢かれたら痛いと言う事を知らないからか、車が来ても、私が引っ張って避けさせないと自主的には避けない。
ハーネスを引っ張るので、おしりを道路側に突き出す形になる。
「おしり轢かれ犬になるよ」
と、おしりかじり虫の替え歌を歌う。
これがローテーション(なんのこっちゃ)
すると、かりなを引っ張る私を見て、誘導していたおじさんが、かりなのアテレコを始めた。
「引っ張っちゃ、いやーん」
降りて来た運転手がそれを見て笑う。
おじさん調子に乗る。
「あたしはあたしの道を行くのよ」
かりな、きょとんとして動かず。
「あたしはここにこうしているの」
おじさんのお姉言葉に私も笑う。
おじさん、もっと調子に乗る。
引っ張ってもまだ動かないかりなを見て
「いやーん、いやーん」
…大丈夫か?おじさん。
おじさんが、そんな事をしている中、運転手ともう一人の人が何かを話していた。
興に乗るおじさんに一言。
「道を間違っとるごたぁ」
正気に戻るおじさん。
「やばっ!時間がない」
そう言うとバタバタと車に乗り込み、去って行った。
残されたかりなは、何事もなかったかの様に、歩き出す。
まぁ、かりなはアテレコされて笑われてるなんて、解らないよな。
それにしても、変なおじさんだったなぁ。
かりなが雷と大雨でまた夜中にケージの中で大暴れ。
哀れ、ケージは無惨に破壊され、涎と血とに染まる(歯茎と前足の爪からの出血)
私は一睡も出来ず。
自傷行為?だけはどうにかならないかなぁ
仔猫いりませんか?
仔猫の監視をする母猫
おまけの話。
神様にお願いをした事はあるだろうか?
一生のお願い…なんて言いながら何回もお願いした事があるはず。
私は、二段ベッドが来た時、弟と二人部屋だったので、個人の空間を持てた様で無茶苦茶喜んだ。
すると、父が、
「すぐに背が伸びて二段ベッドがいらなくなるんだろうな」
なんて、余計な事を言うもんだから、私は神様にお願いしちゃったよ。
「もう、これ以上背が伸びない様に」
それを聞いた神様が、このお願いを叶えてくれちゃったじゃないかよぉ その時まで、背が高い方だったのにみるみる皆に追い越されチビになっちまったぜ
友達は、未熟児で細く小さかったらしいんだけど、神様に「太りたい」とお願い。見事に逞しく育っていた。
姉は、子供の頃、拾って来た野良犬野良猫を捨てに行かされ、神様に「大人になったら沢山の動物を飼いたい」とお願い。現在の多頭飼いに至る。
せめて「お金持ちになって」をつけて欲しかった。
たまたま、叶えてくれたのか?意地悪なのか?
「神はサイコロを振らない」
おまけのおまけ
大相撲名古屋場所の7日目、いたっ!いたのだ!
コロナの蔓延防止の為、ずっと国技館での開催だったから毎日通えたのだろうから、名古屋場所ではもう見る事は出来ないと思っていた…
デロンと、伸ばした足やあぐら姿のだらし無い観客が多い中、白いヴィトンのバッグを右側に置き、ピンと伸びた背筋の姿勢の良いマスク姿。
そう、溜席の妖精さんだ!!
かりなが騒いで、寝不足でうたた寝中の家族を起こす程の喜びの声を出しちゃったよ。
えへへ