かりな♡ちゃん、ハイ!

花火屋さんからもらった仔犬は、やんちゃで受け口だけど出っ歯な、もとい立派な犬に成長しました。
でもかりなハイはやめて。

托鉢

2024-12-30 05:06:00 | 番外編
前回の続き。
我が家の番犬をするお隣の犬ポロン君。
我が家の本当の番犬ノラ様は何をしていたのか?全く記憶にない。
それ程、お隣の犬は強烈だった。

ある日、小学生のお友達(バイト先の娘さん)と一緒に自宅にいた時の話。
遠くでお経の声がする。
昔のこの辺りは住宅も少なく畑が広がる静かな町だった。
小学生のお友達と少し開いていた窓から様子を伺う。
「托鉢だよ。初めて見る」
 私は、呟く。
「ここに来たらどうすると?」
 と、小学生のお友達。
「ポロンにビックリして帰りんしゃーって」
 今までの経験上、ビックリしない人はいなかったので、私は内心あのお坊さんがポロンにビックリしたところを想像してワクワクしていた(悪いヤツだ)
お隣は留守だったのか、こちらに向かって来る。
ポロンは、家の中に誰かが入ったり人の声がしないと守るべき自宅の番犬を怠る。

さあ、中に入って来た。さあ、どうする?

「ヴワン!ワン!!ワン!!!」

いつもの様に、体半分飛び出し唾を飛ばしながら吠え付く。

お坊さん、微動だにせずお経を唱え続け、玄関に。以前の同級生とは大違いだ。
窓から覗いていた私と小学生のお友達は、顔を見合わせ、クリビツテンギョウイタオドロ。
こんな事は初めてだった。
大体の人は「うわぁ!」と驚き、我が家の玄関までひとっ飛び。鎖で繋がれている事を確認し、胸をそっと撫で下ろすのに。

私は感動して、お財布からなけなしの千円札を取り出すと(どうしたらいいのかわからないので適当に)玄関でお経を聞き、お布施を渡し、手を合わせた。
ポロンは敗北を認め、帰りは吠えもしなかった。
お坊さん!最強

こがえる寺のにゃんこ



2024年もあと2日。
拙いブログを読んで頂き感謝です。
2025年も宜しくお願いします



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パパパのチョイナ

2024-12-23 05:01:00 | 番外編
以前、お隣に「サリー」と言うメス犬と「ポロン」と言うオス犬がいた。
サリーちゃんは黒くて少し毛が長く小型犬に近い中型犬で、後から飼い始めたポロンは、黒と茶の短毛の大型犬に近い中型犬だった。

サリーちゃんは大人しいのに、ポロンは大きく黒い犬なので見た目が怖く、本当に恐怖な犬だった。

何が恐怖か?
それはお隣の犬なのに、我が家の番犬?までしてくれるのだ。
我が家とお隣の家はブロック塀で区切られているのだけど、そのブロック塀の前を通ると(そこを通らないと我が家に着けない)ポロン様が半分飛び出して吠えかかるのだ。
いきなりお隣から飛び出る…そうお化け屋敷での脅かし方だ。
我が家に行こうとすると、いきなり犬が胴体まで飛び出して歯を剥き出し唾を飛ばしながら吠える。最初のびっくりが恐怖にかわるのだ。
想像しただけでも恐ろしい。
鎖で繋がれているし、噛み付く事はなかったと記憶しているが…(時々、飛び出し過ぎてこちら側にぶら下がっていたりするけど)

1度、玄関チャイムがけたたましく何度も鳴ったので、慌ててドアを開けると、友人が玄関の塀の上で震えていた。
「何処に乗っとーとね?」
 と、尋ねると
「狂犬が追いかけて来るとって」
 だって。
ポロン様といえば警備を終え、大人しく犬小屋で寝ていた。
我が家の安全は守られていたのである。

飼い主が脱いだジャンパーに潜るここみちゃん




⭐︎おまけの話⭐︎

友達のお姉さんが家の前でつんのめって転び、骨盤骨折したそうだ。
年末の忙しい時に大変だろう。
と言う事で、お互い気を付けましょう。

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ロス

2024-10-07 03:42:00 | 番外編
朝、友達からのライン。
少し気になってた事があったので、猫たちのケージの掃除の手を止め長文のラインを読む。

犬にジャーキーをあげたら、喉に詰まらせて死んでしまった。普段は細かく切ってあげるのにその日に限って、そのまま与えてしまった。自分が殺した様なものだ。

と、言う内容のラインだった。 
後悔だらけの自分を責める文字が続く。

私(飼い主)はかりなを思い出し、嗚咽した。
かりなの死は、私のせいだからだ。
かりなの異変を感じながら、何で直ぐに病院に連れて行かなかったか?
水を欲しがっていたのに、大量に欲しがるので与えなかった。好きなだけ与えれば良かった。喉が渇いただろうに。苦しかっただろうに…
ずっとそればかりを思っていた。
友達の嘆きが痛い程刺さった。
どう返信していいかわからない。
声をあげて泣いていたら、猫たちが心配しているかの様に私の顔を覗き見ていた。

「大丈夫、大丈夫」
 猫たちに言う。
動物は何故か人の感情がわかるみたいだ。
少し落ち着いたので、返信をした。
当たり障りのない様に心がけたのだが、友達には障ったみたいだった。
この場合、何を言っても無理、放っておくべきかなと(ごめんね)

まだまだ、かりなロスが続く飼い主。
友達の試練は始まったばかりだ。

こっちを向いてよ、かりぃ〜




⭐︎おまけの話⭐︎

飼い主の名前の話。
名前の提出日ギリギリの日、祖母が決めた名前を持って市役所へ出掛けようと、玄関で靴をはこうとしたその時…

「誰がその名前にするって言ったか?」

と、父の声。
それまで、祖母がこの名前にするけど良いねと、父と飼い主母に了解を得ていたと思っていたので、祖母は大層驚いたそうだ。


お陰で、今の名前になって結果オーライ、父、ありがとうなのだ。
だって祖母の考えた名前にしたら苗字も名前もまん丸(体型と同じでシャレにならない)になっていたから。

それから、その名前についての憶測が始まる。ホステスの名前だとかキレイなテレビ番組のアシスタントの名前だとか…どうでもいいけどさ。

家の事に関心がないと思われていた父の数少ない反抗だった…のかな?








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チー太郎くん、ハイ!

2024-05-13 04:56:00 | 番外編
あなたのアイスは伸びますかぁ?
私の猫は伸びますよぉ

お風呂マット(90×60)の前で伸びるチー太郎くん。

この可愛いラスカルのお風呂マットは、すでにかりなさんにビリビリにされてます。


※かりなが体調不良の為、ショートバージョンです。
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チー太郎くん、ハイ!

2024-04-30 01:56:00 | 番外編
朝、いつもの様に猫のケージの掃除をする。
猫等はよく毛玉を吐いているので、最初にチェック。
よしよし…今日は誰も吐いていない。

トイレを掃除していると、何処からか「ヒックヒック」
 と聞こえる。
やばい!誰か吐いてる!

見ると、チー太郎がケージの2段目のスペースから下を向き、口を大きく開け苦しそうにヒックヒックと胸をふるわせていた。
今にも吐きそうだ。

やばいやばい!
このまま吐くとケージの下段がゲロで散らばる!!

ん?…今、飼い主の手にはさっき片付けた猫の抜け毛の入ったビニール袋があるぞ。
この袋を口元に持って行き受け止めればいいんだ
飼い主は迷わず迅速にビニール袋をチー太郎の口元に。
完璧だ!これでゲロが飛び散らないぜ

あっ

チー太郎は苦しさの余り、吐く寸前に顔を横に向けた。

うぎゃーっ

見事に飼い主の手にヒット!満塁ホームラン!

な、生あったかい…

飼い主は泣きながら、手とケージに散らばったチー太郎さんのゲロを片付けるのであった
…二度手間…

猫はトイレできちんと排泄するのに・・・
ゲロ所構わず

反省中のチー太郎さん





★おまけの話★

中学の時の友達の話。

猫がこたつから顔を出し吐こうとしたので、こたつの敷物が汚れたら大変だと、辺りに何かないか探した。
今にも吐きそうだったので、仕方なく手で受け止めようと両掌を差し出す。
そして、見事に掌でキャッチ!
しかし、生温かさと匂いで、友達が吐きそうになったら、今度は猫が両掌を差し出した…
まことしやかな話。




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