ここ掘るワンワン

掘ってー掘ってーまた掘って…

かりなは、今日も堀る。

お宝ではない。

正直じいさんのためでもない。

では、何故か？

それは誰にも分からない、多分かりなにも分からない。

ただひたすらに掘る。

泥にまみれて掘る。

怒られても、叩かれても、掘る。

言う事なんか聞きやしない。

掘るのは庭の土だけではない。

家の中でも掘る。

飼い主の座椅子を掘る。

少し目を離すと掘る。席を立つと掘る。飼い主がいないと掘る。

最近は座る為では無く、掘る為に座る。

怒っても掘る。叩いても（体罰はダメよ）掘る。諭しても掘る。

お陰で座椅子はボロボロだ。

そのボロボロの座椅子は飼い主のお気に入りだ。

ん？？

だからなのか？そうなのか？

座椅子に嫉妬しているのか？

・・・な、訳ないか。　

わらすぼの様な口だぁぁぁぁ

★おまけの話し★

かりなのお腹が無事に治った。

お薬をのませたら、２日何もせず少し焦ったが２日目の夜に出た。健康な、形あるものが出た。良かった。

お散歩に行く度に出ていたものが出ないと、お散歩が終わった気がせず気を揉んだ。

かりなも１１月で１２歳、これからも元気でいて欲しい。

何回目だ！かりーのゲリー

またまたまたまたまた…

かりなのゲリーの話（食事前後には読まないでね）

かりなは、普段通り普通にグータラダラダラと巣（テーブルの下）で寝ていた。

いきなりガバッと起きたと思ったら、母の側に行き何かを訴える。

「ガルルルル」

「日本語で話さんと分からんよ」

　と、ムリな事を言う母。

「ガルールー、キャンキャン」

「それ日本語？」

　と、飼い主。

「フーンフーン、ギュルギュル」

　かりなも、日本語で伝えようとしているのか（な訳無いか…）何かを訴えるのをやめない。

「お腹が痛いんじゃない？」

　こんな暑い真夏の昼間（１３時）に外に出るのは地獄行きだ。飼い主母が許しても世間が許さない時間帯だ。

「また、庭で穴を掘って終わったら、こっちが猛火で焼かれて死ぬわ」

　なかなか大袈裟な飼い主だが、以前何回かかりなはこんな感じで鳴き、すわ腹痛かと外へ連れて出ると、庭で穴掘りをすると言う裏切りをしている。

しかし、かりなは悲しい声を発しながら、飼い主母の側と部屋の出口を往復し始めた。

「こりゃ、絶対ウンチだ！」

　さすがに飼い主も気付く。

お散歩に行くのは飼い主なのに、何故母に訴えるのか？と言う不満はあるが、慌ててハーネスを付けて灼熱の外へ出る（大袈裟）

かりなは庭を走り抜け、すぐ外の草むらでウンチングポーズ。

「ウワーッ！溢れるぅぅ」

　思わず口に出る。

手に袋を被せて、おしりから直接取る方法なんだけど、液状のそれが溢れそうになった。第２弾が来るまでに慌てて２袋目を被せて準備完了。

かりながいきむ。渋りながら第２弾。場所を変えて第３弾。

落ち着いたのか、家に戻る。そして庭で穴掘り…汗だくの飼い主はそれは許さないのであった。

３度程、外へトイレに行かされた後は、巣でグータラ眠るかりな。

落ち着いたのか。もう出す物がないのか。

飼い主と飼い主母は、かりなの餌が切れたので買い物に出掛ける。

帰ると家の中からかりなの悲痛な叫び声がする。

慌てて家に入り、ケージを開けると飛び出るかりな。

ケージの中は、かりなが１１年生きて来て２度目の粗相が…

「ごめんごめん」

　と、買い物に出た事を謝りながらお散歩へ連れて行く。

かりなはずっと立っていたのか、かりな自体は肩が少し汚れてた程度。だが、ケージの中の敷物は無茶苦茶汚れていた。

敷物を除けば、ケージはギリギリ汚れていなかった。

かりな、頑張ったね

　

かりなが掘ってボロボロにした座椅子とかりな

追加の話

その１、腹痛かりなさんは、食事中の飼い主のお皿に乗った手羽元唐揚げをマッハの速さで盗み、マッハの速さで骨ごと食べた（大丈夫なのか？）

その２、腹痛を訴えたかりなさん。飼い主が慌ててハーネスを付け部屋から出た途端、世界一可愛い猫こみみちゃんの餌をマッハの速さでバリバリ食べた。飼い主が怒ろうとするとマッハの速さで外に出て草むらへ走った。

腹痛より食欲が勝るかりなさんでしたぁ

台風６号（カーヌン）

台風６号が近づいているのに、昨夜の風雨の方が酷かったゆっくり台風の朝、かりなのお散歩をしていた。

まともに歩けんのかい

と、毎回のかりなを引っ張り引っ張りのお散歩。

これは虐めてるのではなく、飼い主の方が虐められているんだ。そうなのだ！

フフン。

少し大きな道と交差する丁字路の手前で、小犬を連れた女性とすれ違う。

かりなと同じ色をしたチワワさんだ。

女性はこちらを見て、挨拶をし、前を向いたと思ったら、もう１度かりなを見る。見事な２度見だ。

多分、大きなチワワがいたからだ（ろう？）

もちろん、チワワの方が一万倍可愛いけれど…

またまた飽きもせずに、喧嘩を仕掛ける（ば）かりな。ガウガウ言いながらチワワを追いかける。

チワワは知らん顔して、女性の横を颯爽と着いて歩いて行った。

恥ずかしい。あゝ恥ずかしい。

肥満した大きな犬が小さな可愛いチワワさんを追っかけるとは

お散歩に行きたくないと、嫌々をしていた犬は何処に行ったのか？

途中、大粒の雨に降られ、やはり台風なんだと実感する、かりなと飼い主でしたぁぁぁ。

目玉が落っこちそう

★おまけの話★

夏と言えば、怪談の季節だ。

一昔前までテレビをひねれば、お昼に、ゴールデンタイムに、怖い話の特集などが放送されたものだ。

昼帯の夏休み恒例と言えば、「お昼のワイドショー」で「あなたの知らない世界」と言うコーナーがあった。怖い話の再現ドラマだ。子供だったからか、なかなか怖かった。怖くてお風呂に入れない、トイレに行けない現象をボッ発させるのであった。

他に「プラスα」でも怖いコーナーをやってたなぁ。稲川淳二の生き人形ってのが非常に恐ろしく、ヒーヒー言いながら見ていた記憶がある。カーテンの後ろをモコモコと何かが動いたり（放送事故だって？）演出かも知れないけど…

たまたま1人で見ていたので、誰かが帰って来るまでトイレに行けなかった。

ゴールデンタイムでは、「木曜スペシャル」なんかが心霊特集をやってた。

宜保愛子と言う霊能力者のスターがいたし、稲川淳二なんかも怪談おじさんになった。

「みなさんのおかげです」タカさん扮する「宜保タカコ」の心霊バスツワーは、次回の予告をした癖に放送されなかった回があった。一体何があったのだろう。

オウム事件の後、すっかり鳴りを潜めた心霊番組。

その時は怖くなくても、1人になると無茶苦茶怖くなる心霊番組。

創作したなっの「呪いのビデオ」以外の怖い番組をまた見たいものだ。

今日はお休み…です。

幸せな夢を見るかりなさん 

夏真っサカリ！

夜のお散歩。

例の如く行きたがらないかりな。

夕方のお散歩でうんちをしなかったので、どうしても連れて行きたい。寝静まった時に、連れてけと鳴かれたら堪らない。

玄関口でウロウロしていたら、姉がついて来てくれる事になった。

姉と一緒なら少し嫌がったが嫌々歩くかりな（よほど怖いんだろうなぁ…姉が…）

月が綺麗な夜、空気が澄んでいるのか星が良く見える。

「夜中なのに暑いねぇ」

　吹く風は生暖かく、まだ気温は３０度越えだ。

ふと、前のアパートの前に人が…

この暑い中、サカリがついてベタベタしている。

男の方は、横浜銀蝿（懐かしいっ）みたいな白いズボン、『ドカン』を履いている。

見たくもないので良く見てはいないが、女の方は白いケバそうな服を着ていた（かも…）

サカった８０年代風カップルだ。

とにかく、見たくもないし、ちょっかいをかけられても嫌だから、足早に気付かないふりをして通り過ぎる。

が、かりなが動かない…何かそう言う匂いがするのか？興味があるのか？嬉々とした顔で側に行こうとする。

知らんぷりして、かりなをグイッと引っ張って歩く。

何とか通り過ぎた。

お散歩の半分も行かないうちに、用を済ませ、かりなが帰ると言う。

あの２人は飽きもせず、まだいちゃついてている。

あの前を通らないと家に帰れない。

嫌だなぁ、と思いながら、Uターンをする。かりなが早足になる。サカった２人の前に行くと、かりなが立ち止まる。どうしてもデバガメをしたいらしい。

…コラ！行くよ！…

心で訴える。

気にしてないふりをして、かりなを引っ張る。かりな振り返り振り返りついて来る。

そういえば、前飼っていた犬コロナも、サカったカップルに興味津々で寄って行こうとしたなぁ。やっぱり、そう言うフェロモンか何かが出ているのかなぁ。

外に出て涼める気温でもなし、エアコンの効いた家の中の方が良いのにと思う飼い主でしたぁ。

…見せたいのかっ？きもっ

ワクワクッ！ドキドキッ！

★おまけの話★

広島、長崎の原爆投下から７８年目の夏です。

そんな中のバービーキノコ雲騒動。

広島、長崎で原爆の被害に遭われた人達がどう言う思いで生きて来たか？

同じ日本人として悔しくて仕方ない。

８月６日と９日が、何の日か分からない日本人がいると言う現実がある。

謝罪や賠償金を欲しがってる訳ではない。

２度と同じ過ちを犯してはいけない。同じ苦しみを受けてはいけない。

原爆の恐ろしさ、愚かさを学ぶ、そう言う教育をしていかなければならない。