最近は各バンドもHifi-SSBが花盛りです。楽しみのカテゴリーとしても確立された感がありますね。ただ、個人的には度を過ぎたHifiには疑問を感じています。確かにCQ誌等に良く出てくるOMの音は輪郭と音質のバランスも良く、うっとりとした音ですが・・どうもその他大勢の方の音は輪郭がぼやけて決して明瞭度が良いとは言えません。
たとえば21.250Mhzピタリで送信しているのでしょうが、どうも復調し難くどこが中心周波数が解らない方も多くいらっしゃいます。
誤解を恐れずに言うならば、私はハンドマイクこそが近年の正しい無線スタイルだと思っています。ハンドマイクのデザインには時代を映し出したモノが多く存在します。70年代~80年代はトリオのTS600や700でお馴染みの丸みを帯びた通称「オバQマイク」やRJX601に付属していたドラキュラの棺桶スタイルマイク、井上(ICOM)の無骨なデザイン等々、枚挙に暇がありません。究極はズリンコに刺さった重たそうなハンドマイクでしょうか・・
待ちに待ったDXが聞こえてきた・・手のひらに汗を感じます。そして全身全霊を傾けて、わしづかみにしたマイクに向かって「ジャパーーン」これが正当な作法だと思うのです。(笑)