明るく楽しい無線の「時間ですよ!!」・・こちらはJF1LXO

今どき、珍しい「無線趣味」
たのしいぞーー

男は黙ってハンドマイク

2011年10月11日 21時59分45秒 | 今どき無線

最近は各バンドもHifi-SSBが花盛りです。楽しみのカテゴリーとしても確立された感がありますね。ただ、個人的には度を過ぎたHifiには疑問を感じています。確かにCQ誌等に良く出てくるOMの音は輪郭と音質のバランスも良く、うっとりとした音ですが・・どうもその他大勢の方の音は輪郭がぼやけて決して明瞭度が良いとは言えません。

たとえば21.250Mhzピタリで送信しているのでしょうが、どうも復調し難くどこが中心周波数が解らない方も多くいらっしゃいます。

誤解を恐れずに言うならば、私はハンドマイクこそが近年の正しい無線スタイルだと思っています。ハンドマイクのデザインには時代を映し出したモノが多く存在します。70年代~80年代はトリオのTS600や700でお馴染みの丸みを帯びた通称「オバQマイク」やRJX601に付属していたドラキュラの棺桶スタイルマイク、井上(ICOM)の無骨なデザイン等々、枚挙に暇がありません。究極はズリンコに刺さった重たそうなハンドマイクでしょうか・・

待ちに待ったDXが聞こえてきた・・手のひらに汗を感じます。そして全身全霊を傾けて、わしづかみにしたマイクに向かって「ジャパーーン」これが正当な作法だと思うのです。(笑)


RJX601の残像

2011年10月11日 21時15分52秒 | 今どき無線

開局当時からHFの方には馴染みが無いかもしれませんが、50mhzを経験した人ならば、知らない人はいないRJX601です。ぼんやりとライトを灯して見ていたら色々なことを思い出しました。

RJX601は、私が高校1年の夏休みに初めて経験した輸出向けCB無線機工場で稼いだ金で買ったリグです。このリグとの出会いが無線ライフを決定的なものにしました。セットで選んだアンテナは、当時トヨムラで打っていたTANY製のスクエアロー・アンテナです。要するにダイポールを変形させて正方形とした水平偏波のマイナスゲインなアンテナです。(当時はかなり普及していました)

この組み合わせで夜な夜な半径1キロくらいの同年代達10人位と51.750Mhzでダベる事になりました。当然に男だけでしたが、やがて同じ市内に私より1歳年上のYL局が開局します。最初はAMに出ていたのですがパイルアップの末にQSOして我々の仲間に引きづり込む事となります。考えてみれば同一学区ですから仲間内にも同級生がいたりしまして大いに盛り上がりました。

他にも先輩に影響された彼女が免許を取りJJ1J◎◎として開局したり、とにかく毎日が楽しいモノでした。白状しますと随分と悪戯もしました。今も3.5Mhz辺りで音楽放送しているオッサンもいますが、当時は深夜放送・DJ真っ盛りの頃ですから、山口百恵や桜田淳子をBGMにしたりしました。リクエストがあれば、曲を流しつつ・・「さあ。次はJE1◎×△からのリクエストで南沙織の潮風のメロディーをお送りします」などと遊んでいました。

事の善し悪しは別として、今の学生諸氏は無線には興味が無いらしく残念な限りです。