先日、中古で入手したICOMのSP-23について、サイドトーンモニターについて「ポンポン・ポコポコ・カサカサ」という不快な音が僅かですが混入するという記事と共に簡単な点検等により完治したと結論付けたのですが、改めて現象が発生しました。
分解・点検後はIC-9700に接続して確認したのですが、確かに不快な現象は解消しており、安心して追加のIC-7610を接続して2系統としたのですが、再度確認するとまたもや不快な音(ノイズ)が混入しました。「これはヤッパリ何かおかしい・・」という事で考えてみました。
可能性として、2台のリグについてはGND共用が非常に多く、この影響により何らかの回り込みやノイズ発生が生じているのではないかという事です。
1KW設備では相当神経質にアンテナ系もKW用と和文用??はタワーと屋根上に分離し、リグとリニア等のコントロールケーブル、マイク、電源は全て独立させてCMF挿入等の上、電鍵の共有についてもプラ・パネルにジャックを配置してGNDも含めて全てを切り替えていました。コモンモード対策はトロイダルコアを分割してクランプを作り数値を可視化して最適箇所にフィルターやパッチンコアを挿入していました。
ちょっと驚いたコモンモード測定
今回の設備では和文CWの運用が殆どで、出力も50~60W程度に絞っていますので・・まあ、かなり適当に接続しています。
従前は電源とスピーカーは独立していたのですが、シャックの模様替えでこれらも共用するようにしたのです・・という事で、電源をまずは個別使用に再変更しますと今回は本当にケロッと治ってしまいましたhi 100Vラインは当然共有ですが電源は個々のACラインにCMFを挿入していますまで、一応分離された状況になっています。
何だか初歩的な失敗ですが、甘く見てはいけませんね。