うちのZIL520の走行距離は107,000kmだ。
エンジンオイルは、ほぼ5,000kmを目途に、オイルフィルターは10,000~15000kmで交換してきた。
これまでに、ディーラーで交換したのは2回だけ。
長旅の途中、東北と北海道で交換してもらった。
普段は自分で交換する。
リフトやピットがあれば楽に出来るが、無くても前輪をレベルブロックで上げてやれば可能だ。
ホームセンターで売っている、厚さ40mmの板を3枚重ねて固定したレベルブロックをメンテ用に使っている。
車の底に潜り込むので、リアタイヤに車止めをして安全確保。
車の下に潜るのは、クリーパーがあれば楽。
クリーパーに寝て車の下に潜る。
14mmのメガネでドレンプラグを緩める。
下に廃油パンを置いて、オイルパンからのエンジンオイルを受ける。(オイル処理ボックスを使えばゴミとして処分可能 400~500円/個)
オイル交換前に走行したので、エンジンオイルは熱い。
オイルが抜ければドレンプラグを元に戻す。
今回は、オイルフィルターの交換はしない。
交換する場合は、助手席側からエンジンとタイヤハウスの間に手を突っ込んで、フィルターレンチで緩める。
狭いのとエンジンが熱いのと、おまけに夏の暑さが加わって少し面倒な作業だ。
何度もやると、見なくても、手の感覚だけで出来るようになるから不思議。
上からエンジンオイルを注入。
オイルジョッキで2回に分けて入れる。
エンジンオイルはDL-1を使用。
オイルフィルターを交換しない時は5.5リッター注入。
フィルターを交換した時は、5.7リッターになる。
レベルゲージを抜いて規定の範囲に入っているかを確認する。
レベルゲージの真ん中で管理するほうがいい。
足りないより、多いほうがいいだろうと思わない事。
アッパーレベルまでのオイル量
僕は、5000kmで交換しているのでアッパーレベルまで入れて、これまで問題無かったが、もっと走る人は中間位のほうがいい。
オイルゲージの上下の凸印の間は、オイル量として約1Lある。
オイル量が下の凸まであれば、もう1L入れると上の凸までくる。
オイルの入れ過ぎは100害有って1利なし。
このエンジンには、オイルのロワーレベルだけでなく、アッパーレベルにもセンサーが付いている。
排ガス規制に対応するために、DPF (スス回収装置) に堆積したススを燃やすが、時々排気行程 (爆発行程の後) でも燃料を噴射している。
このアフター噴射のために、燃料がごく僅かにエンジンオイルの中に浸入して来る。
結果として、しだいに油中の燃料分が増加して油面が上昇する。
警告灯が点灯した時は運転を控え、すぐに DL-1 適合油でオイル交換が必要だ。
オイルの警告灯が点いた場合は、規定よりオイルが少ない場合と、多い場合があるので注意。
警告灯が点いて、慌ててエンジンオイル量を調べるためにレベルゲージを抜いたらLレベル以上に入っている。
どうしてだろう? と思わないで、アッパーレベルとロワーレベルの間に入っているか確認することが大事だ。
警告灯が点灯して、オイルが少ない場合は足せばいいが、オイル量が多い場合は、運転を控え、すぐに DL-1 適合油でオイル交換をすること。
自分てオイル交換をするとこんな管理が出来るが、ディーラーもカーショップもきちんとアッパーレベルまで入れるので、時として走行中に警告灯が点灯する。
DL-1は、ホームセンターには置いてない場合が多いので、僕はネットで購入している。廃油は灯油のポリタンクに溜めて、いっぱいになったら無料でガソリンスタンドで処理してもらっている。
後日追加
DL-1オイルについて
従来規格のオイルを使用した場合、DPFの目詰まりが早くなりトラブルの原因となります。
DL-1(小型用)硫酸灰分 0.6以下となっており、高性能なエンジンオイルを使えば大丈夫だろうと思わないように。
最近のカムロードはオイルが増えない対策が取られているのでアッパーレベルで管理しても問題ないらしい。
ただしそれがいつからそうなったのかは不明。