昨日も本屋で小一時間ばかり立ち読みした。
最近はキャンカーのどの雑誌を見てもリチウムバッテリーの記事が載っているので、かなり一般化してきた感じがする。
ブログタイトルだけ見たら何のこっちゃと思うが、すでに多くの人がリチウムバッテリーを載せていて、メーカー製のパッケージ品や生セルにBMSを取付けている人も多い。
生セルに汎用品のBMSを取付けて使っている多くは、ソーラーとの接続に苦慮しているのも事実。
LiFePO4のユニットに、今まで使っていたソーラーを接続すれば、鉛バッテリーの設定で充電してくれるが、そのまま放置するとリチウムバッテリーは過充電になるので、BMSの値を変更して過充電にならないように遮断する。
充電が遮断されても放電は普通にしているので、ソーラーコントローラーはバッテリーの電圧を読んで充電しようとするが、全く入らないのでエラー表示が出て回路に流れる電圧がバダバタと変化する。
それを防止するためにうちのシステムでは電圧リレーを設置して、リチウムバッテリーがある一定の電圧になったら、過充電にならないようにソーラーパネルの一次側をカットしている。
このシステム自体は簡単なもので精度も今一だが、自作をしない人から見れば製作にはハードルが高いのも事実。
今回はもっと簡単な方法をご紹介。
今まで使っていた鉛ディーブサイクルバッテリーをそのまま1個以上残せばいい。
要はLiFePO4と鉛バッテリーを並列で運用する。
うちのように400Ahで目いっぱい載せる場合はスペースが無くて難しいが、最近は小型のLiFePO4を設置する人が多いのでリチウムに替えてもバッテリースペースが余る場合が多い。
これは左が100Ahのディープサイクルバッテリーで、右は280AhのLiFePO4のユニットでコンパネケースに入れているので少し大きく見えるが、バッテリー自体は小さい。
鉛ディーブサイクルバッテリーがまだ新しいのに、リチウムバッテリーに載せ替えても、こうして使えば無駄にならないばかりか、余計な電圧コントロールユニットを作る必要もなくなる。
この場合のバッテリーはかなり使い古したものでも大丈夫。
ただし、
並列に接続する配線はそれなりに太いものが必要。
BMSの充電遮断電圧は、3.4~3.45Vが満充電なのでそれ以上に上げないほうがいいかも。
リリース電圧(復帰)は適当に下げてもコントロール上は3.35V以下にはならないかもしれない。
バッテリーの循環電流はどうなんやと言われそうだが、LiFePO4から鉛バッテリーに少し流れるくらいで循環はしない。
ソーラーがつながっているので毎日満充電になるので、LiFePO4の満充電を防止するのはスマホで遮断すればいい。
こうやって使えば電圧コントローラーも不要だし、ソーラーコントローラーをリチウム対応にする必要もなくなる。
鉛バッテリーの30kgは重いが、使い方次第では意外に便利。
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