夏になってキャンカーのエアコンを使う頻度が増えると、どうしても電力的に余裕があるリチウムバッテリーが欲しくなる。
リン酸鉄リチウムバッテリーも、色々な種類があってどのタイプを使ったらいいか迷うのが実際のところ。
最近急速に伸びているのがアルミシェルに入ったコンパクトなタイプ。
一つのシェルの電圧は3.2Vで電流容量は100~300Ahくらいまでが多かったが、最近は400Ahというのもある。
よく使われる280~300Ahのシェルは重量が5.2kg で12Vで組むと4個で20.8kgと一人で抱えられるし、100Ahの鉛バッテリー1個分くらいの大きさしかない。
価格も最近は1セット(4個) が送料込みの5万円台と安くなった。
これは昨年に組んだ実験用の12.8V 280Ahの電源だが、容量の割には小型。
コンパネのケースの外寸は315×200×260mm 全体で25kg程度。
電流も140A取れるので電子レンジも使えるしエアコンも使える。
しかし、エアコンを使うとなると280Ahでは容量不足なので、出来れば280Ahを2~3セツト設置したい。
このセルの問題点としては、バスバーを固定するネジが6mmと細く、電極のネジの掛かりがあまり取れないのに100A以上の電流を流すのは不安が残る。
こちらは3.2V 400Ahの樹脂製のセルに入ったもので、重量が14.3kg 450L×72W×285Hと電気容量の割にはアルミシェルよりもかなり大きい。
価格は中国から送料込みで14~15万円くらいとかなりやすくなった。
これは以前からのタイプで色々な種類があって、1,000Ahと大型のものもある。
電極もこの400Ahのものでは14mmのボルトが使われていて極太。
これをコンパネケースに入れると480L×315W×285Hで全体重量がケースを含めると65kg以上になって一人では抱えられない。
先のアルミシェルのものの3倍近くあって、両側に持ち手を付けても二人で持たないと動かせない。
物が大きいので、狭いキャンカー内で置き場所を確保するのは大変である。
最近の傾向として、アルミシェルの大容量の物が出だして、樹脂製の物が少なくなってきた。
特に中国から輸出する場合は運賃が高額なので、当然、重量も容積も小さいほうがかなり得である。
とりあえず1セットだけ作って載せてみるのもいい。
理想ダイオードをリチウムバッテリーの出力につないでやれば、将来的にバッテリーを2パラ、3パラと増やしても循環電流は阻止できる。
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