ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

キャンピングカーと趣味について気ままな生活のブログです。

ポータブル電源を使う

2021-07-08 |  サブバッテリー

昨日は七夕だったが、あいにくの天気で星空も天の川も見えなかった。 

7月に入ってかなりむし暑い日が続いて、一日中エアコンは入れっ放しになっている。

もうしばらくは梅雨が続くと思うが、梅雨が明けるといよいよ本格的な夏が来る。

 

最近は新型コロナのせいでキャンプや車中泊がとても人気で、キャンプ用品がバカ売れしているらしい。

中でもポータブル電源はどんどん大容量化しているのは皆さんご存知の通り。

これまで電源として使われていたディープサイクルバッテリーは100Ahで25~30kgととても重くて、100Vを取るにはインバーターも必要で、その割には電子レンジも使えないのでかなり不便だった。

ところが最近のポータブル電源は重量が14~16kgくらいで、充電器もインバーターも内蔵しているすぐれもの。 

ここでちょっと知っておきたい事がある。

この手のポータブルバッテリーは、小型化するのにリチウム電池を使っているが、これらには3元系リチウムバッテリーが使われている。

中にはリン酸鉄リチウム電池を使っているのもあるが、多くは3元系が多い。

これはコバルト、ニッケル、マンガン系の化合物でエネルギー密度もリン酸鉄リチウムに比べてかなり高いので小型化が出来る。

エネルギー密度が高いというのは、言い換えたら危険度も高くなるということ。

それを18650タイプ( 直径18mm、長さ65mm ) と言われる単三乾電池のような大きさにして、たくさん束にして使う。

 

 

   

 

エネルギー密度が高いのでそれなりに取扱いに注意しないといけないのも確か。

取説を見ると、

放電温度範囲 -20度~45度

推薦保存温度 20度~25度

充電温度範囲  0度~45度

さらに保護回路がやたらと色々付いている。

リチウムバッテリーは一般的にエネルギー密度が高く鉛バッテリーよりも使用できる温度領域が狭くなる。

気温が低いとバッテリーから電気を取出すのはまだしも、充電する場合は極端に電気が入らなくなる。

電気が入らないばかりか、バッテリーその物を痛めてしまうので要注意。

反対に温度が高くて急速充電すると、バッテリー温度がかなり上がるのでこれも要注意。

これから夏になると、濃色の乗用車の車内温度は60度くらいになるので、車内に積んだリチウムバッテリーは悲鳴を上げる。 

ちなみにリチウムポリマーと言うのは、スマホ等のバッテリーに使われているアルミパックに包まれている例のやつ。

 

 

キャンピングカー等では断熱処理がされているので、うちのジルの場合だとこれまでの最高は45度くらいになった。

旅やキャンプに行く前は、ポータブルバッテリーを満充電にしたら車内の日が当たらない場所に置く。

出先から帰ったら、ポータブルバッテリーは車から降ろして充電容量を60~80%程度にして涼しい所に保管する。 

リチウムバッテリーはきちんと使えばかなり使えるが、夏の炎天下の車内に放置したりすると1~2年で寿命になることもある。

メーカー保証は2年が多いが、保証が切れたらバッテリーも使えなくなってはシャレにもならない。

 

快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。 
↓ ランキングに参加していますのでクリックして応援、お願いします。 

  にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ 

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする