子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

広汎子宮全摘手術とは

2005年10月27日 08時36分42秒 | 02.広汎子宮全摘手術
広汎子宮全摘手術とは、子宮+卵巣+子宮を支える靭帯+リンパ節といった、子宮を中心としてその周りにあるものも一緒に摘出する手術の事である。
子宮だけ、または子宮と卵巣だけを摘出する手術(単純子宮全摘、準広汎子宮全摘手術)より、後遺症が多くなる。

切除する場所にも寄るが、主に泌尿器に関するものやリンパ浮腫関連の後遺症が多い。


術後のたんこぶ

2005年01月04日 09時25分04秒 | 02.広汎子宮全摘手術

PIC_0172【なすび巻き】
手術した次の日の記憶はたった2つしかない。
1つは吐いた事。もう1つは後頭部が何だか痛かったこと。
2~3日して首と右腕が動くようになって、後頭部の痛い部分を触って見る。

たんこぶだ。ちょうど人差し指くらいの細長いたんこぶ。

たんこぶ('_')? なんでだ??

で、考えて見た。

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【妄想1】麻酔が切れた説
助手A「先生! 麻酔が切れそうです!」
先生B「あと少しなんだけどなぁ~」
助手C「先生、ここにトンカチがありますが」
先生B「じゃあ、一発叩いといて」
助手C「はい」

ボコッ!

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【妄想2】落とした説
先生A「じゃあ、患者を病室に」
助手B「はい、じゃあ、そっち持って。」
助手C「あっ、しまった」ボコッ
助手B「ダメじゃない、頭落としたら!」
助手C「すいませぇ~ん。でもこの患者重いっすよ~」

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(;`O´)o 何だとー!

自分の妄想に怒ってみる。

真実は誰も知らない。
 


広汎子宮全摘手術(3)膀胱の回復

2005年01月01日 16時59分39秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0221
あけましておめでとうございます。
昨年は本当にお世話になりました。
今年も、お世話になっちゃいます。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、去年から引っ張っている「謎の臓器」、それは膀胱。

尿管に管を通して1週間を過ごした膀胱。
過去に膀胱がこれほどまで仕事をしなかったことがあるだろうか。
怠けた膀胱をたたきなおす事が、術後の大仕事なのだ。
早い人で1週間、長引く人は1ヵ月以上も要するという。

どれくらい怠けているかの指標の1つに残尿量の測定がある。
ネコの写真を見てにやにやしたおかげか、2日目で残尿量は正常の人と同じ(50ml以下)になり、続いている。
この早さには看護師さんもびっくりしている。

それに加え、たまりがちであった「ガス」も、年末!大晦日大放出で、すっきりした正月を迎えている。

あとはキズを治す事のみだ。
しかし、これはあんまり頑張りようがないので、待つしかない。


油断大敵

2004年12月31日 13時18分31秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0046【年末に借りたいモノ】

手術前後で1週間近くも食べ物を絶ち、なおかつ、高熱と痛みとストレスに耐えぬいた。
きっとやつれて、影薄き美人になっているはずだわ。
退院したらモテモテじゃん!

ワクワクしながら乗った体重計。

……マイナス2kg?!

思考停止(-_-)

あれ? 壊れているのかな?
再度乗って見る。

……マイナス2kg!

なんだそりゃあ Ψ(`Д´;)Ψ

鏡を改めて見てみる。
どうりで、ちっともやつれていない。
う~ん。。。 見た目、この上なく健康な人にしか見えない。

入院したときより太って退院してしまう可能性も出てきた。


広汎子宮全摘手術(2)大腸の回復

2004年12月30日 19時13分02秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0184【でんでん太鼓】

昨日よちよち歩きだったのに、今日は8割は不自由なく動く事ができる。
自分の回復力もあるのだろうが、抗生剤や手術の技術ってすごいなと改めて思う。

術後、管につながれて3日目。やっとベッドを起こすことができる頃、すでに第二戦闘は開始されていた。

それはガス。おなら。屁。
腹部を開く手術をされた方なら、ほぼ全員が経験する。

来るたびに看護師さんが「riderさん、ガスは出ましたかぁ?」
ものすごく心配そうに聞いてくるのだ。

「お前、屁こいたやろぉ」
「riderさん、ガスは出ましたかぁ?」

同じことを聞いているのに、何だ、この差は!
術後は個室を頼んでよかった。気兼ねなく出してやる!

………。しかし待てど暮らせど、これが出ん。

出ないのにどんどんガスがたまるので、まさに太鼓腹。
ぽんぽんとイイ音がするようになってしまった。
「あ~、ガスたまってますね~」そういって先生もぽんぽんと腹を叩く。

キ、キズに響くんですけど…。むやみにぽんぽんしないで……。

ガスが出るようになると便。
腸閉塞になるとマズイらしく、先生・看護師一丸となって、話は終始ガスと便の話。

べんべんべんべん、べべーん!
どーせ声は出ん、ガスも出ん、便も出んわ!

という戦いも終わりに近づきつつある。


広汎子宮全摘手術(1)術後に訪れた春

2004年12月29日 19時59分43秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0131手術から1週間がたった。
本日体から出ていた管類は全て抜き、抜鋼(ばっこう/抜糸のハガネ版のこと)も終了。
ドレーン(内部の傷から染み出る、血液・体液を排出する管)を抜くときの、最悪の感触とともに自由が訪れた。

自由の奪われた状態、それは背中に刺さった痛み止めの点滴(継続4日)、手首に刺さった抗生剤・水分の点滴(継続5日)、尿道に刺さった管と膣から差し込んだドレーン(継続7日)、傷を塞いでいる、どでかいホッチキスの針、約20本を指す。

普通に腰掛けられるようになったし、寝返りも何とかできるようになった。着替えも1人でできる!
よちよちと歩くこともできるんだぞ。
今日は1人でトイレもできたぢょ。

おおっ、これはまるで幼児の成長日記のようだ。
誰か「いい子ちゃんでちゅねぇ~」と誉めてくれぇ~。

第一次戦闘は終了した。


手術が終わりました

2004年12月26日 20時13分14秒 | 02.広汎子宮全摘手術
無事、手術が終わり、何とかPCを開ける気力も出てきました。
みなさん、ご心配お掛けしました。
何とか生きています。

取り急ぎご報告します。

みなさん、本当にありがとうございました。
緊張しないで手術に向かい合えたのも、前向きに捉えていけたのも、皆さんのおかげだと思っています。
まだちょっと道は長いですが、頑張っていきたいと思います。

※クリスマスカードをいただいた方、ありがとうございます。
まだ何もできない状態でしたので、ご返事も御礼もしていませんが、もう少し元気になったらご返事差し上げたいと思います。

本当にみなさん、ありがとうございましたm( _ _ )m


明日手術です

2004年12月21日 16時49分07秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0110【これはもちろん、いなり】

明日の昼くらいから手術がスタート。
なぜだか、半分ひとごとのよう。

先ほど麻酔科の先生が来て、喘息の症状や服用している薬についてヒアリング。
どちらかと言うと「麻酔オタク」と言った方がピッタリ。鼻毛伸び放題だし(;-_-)

「手術予定時間は4時間で良かったっけ?」
「えっ?! 6時間以上はかかるって聞いていますけど」
「マジ? 次の手術に間に合わんじゃん」
(そんなこと、知らんがね(;`O´)o )
「担当医に聞いて見てよ」

そんな間の抜けた会話をする。

腸の中をキレイにする薬(下剤?)やら、点滴やら、レントゲンやら、明日の準備で忙しい。
手術中、寝たきりなので、エコノミー症候群にならないよう、ひざ下の締め付ける靴下をはいて手術をするらしい。

(-_-)へぇ~。


そんなわけで更新はしばらくお休みします。


脂肪と手術

2004年12月20日 11時18分58秒 | 02.広汎子宮全摘手術
PIC_0052_2003【去年の冬の写真。入院していてネコとは全く関係ない話題なんですが、やはりネコ画像をつけないとしっくりきません。】

今まで1人暮らしだったので、四人部屋はストレスを感じるか、と思っていたが、結構楽しい。
しゃべる相手は事欠かないし、みんな似たり寄ったりの病気なので、何となく互いにいたわり合って、心地よい。

毎日シャワーが浴びる事ができるし、食事も美味しいので、家にいるときと同じように生活ができる。
お風呂は1週間に1度、なんていう話も聞いていたので、とても嬉しい。
快適な手術を受ける事ができるのではないかと、大きな勘違いをしてしまいそうになる。

手術は予定として6~7時間らしい。麻酔の準備と覚めるまでを合わせると9時間はかかるようだ。
脂肪が多いと手術の時間も余分にかかるらしい。
しきりに脂肪が、脂肪が、と先生が言うので、
「脂肪、多い?」と聞くと、「うっ……」

(;`O´)o どうせ多いよ! 言葉に詰まるなよっ。

あまり脂肪が多いと、縫った傷もくっつきにくいらしく、縫い直しになる人もいるようだ。
(私程度の脂肪なら、特に心配はないようだが……)

ネコどもも変わりなく暮らしているようで、安心、安心。