子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

抗がん剤の保険適用拡大

2012年04月23日 09時22分19秒 | 03.抗がん剤

本日、2012年4月23日の日経新聞の一面。

抗がん剤を保険適用外のがんに使った時でも、保険診療との併用を広く認める方針を発表しました。

 

こんなイメージになるようです。

保険適用外の抗がん剤の使用を医療機関国立がん研究センターに申請
 ↓
審査
 ↓
先進医療の一つとして認定
一般診療は保険適用になる。
 ↓
抗がん剤の治療の効果実証されたら
治療全般に保険適用

 
 

審査が早く進まなければ、全く機能しない仕組みなので、すでに他の部位で使われている薬に関しては、早めの審査を望むばかりですね。

 

・・・・先進医療に認定されると言うことは、生命保険や医療保険などで先進医療特約を付けている人は、最低でも抗がん剤代は補てんできるってことかな?

 
 

どっちみち、保険に入れない私には関係がない話だわ・・(;´Д`)ノ


栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)

2010年04月20日 19時24分40秒 | 03.抗がん剤

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NHKで、久しぶりに面白い番組を見ました。

「栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)」についての第二弾。

 

 

工工エエエェェェヽ(`Д´)ノェェェエエエ工工

 

 

第一弾っていつやってたぁ?!

 

 

ということで、以下、番組の内容をまとめてみました。

 

 

がんの手術、抗がん剤、放射線等、すべての治療において、免疫力を低下させるという副作用があります。

特に抗がん剤は、吐き気や味覚・嗅覚異常が起こり、食べれなくなります。

食べれなくなると、当然、体は飢餓状態と言われる栄養が足りない状態になります。

血液検査ではアルブミン(ALB)の数値が3.5以下の状態が続いていると、飢餓状態であると判断するとTVでは言っていました。

しかし、脱水状態にあると血が濃くなっているので、アルブミンの数値が3.5以上になることもあるので、一概に数値を盲目に信じてはいけないようです。

 

さて。

この飢餓状態は、免疫力をさらに低下させ、感染症にかかりやすくなります。

殺しても死ななさそうな私でさえ、抗がん剤が終わってから1~2年くらいは、高熱を何度も出したりして寝込んでいましたしっ。

感染症は、治療中~治療後の患者にとって、命を脅かす怖いものです。

ただでさえ体が飢餓状態なのに、高熱が出ればさらに食べる元気もなくなり、不のスパイラルに陥るというのです。

 

 

ごもっとも。

入院していた患者さんをみても、自分に照らし合わせても、そのとおりです。

 

 

もしも、体に栄養が十分取れている状態なら、感染症に感染する確率はぐっと下がります。

 

さらに、体に栄養が満たされると、体力も快復し、食事ができるようになります。

 

食事ができるようになると、・・・・。

 

抗がん剤を経験した人なら、それがどれほどうれしいことか、わかりますよね。

元気が沸いてきて、正のスパイラルが始まるのです。

 

 

だから、栄養点滴やサプリメント、好き食べ物など、あらゆる手段を駆使して、とにかく飢餓状態から抜け出させ、患者さんの目的(治療のできる体に戻す、自宅療養をする、最期ぐらいは普通の生活をしていたいなど)を叶えようとするのが、この栄養サポートチームの役割なのです。

 

もちろん、すべてが成功事例ばかりではなく、うまく稼動していない病院もあったり、患者さんの体力が持たなかったりしています。

 

なるべくなら、長期間にわたる飢餓状態で何ともならなくなってからではなく、早めの対応がよりよい結果をもたらす可能性が高いとのことです。

 

今年の医療保険の変更では、栄養サポートチームが動くことで保険の点数が加算できることになり、これから徐々に体制が整っていくと思われます。

 

テレビの中で、栄養サポートチームを率いる医師が、患者さんの方から、栄養サポートチームのケアを受けたいと声に出してもらうことが、体制作りを早めるきっかけになるとも言っていました。

 

こんな方法もあるんだ、と言うことを知って欲しかったので、まとめてみました。

  
 

ウィキペディアにも載ってます。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0&oldid=30872505

 


抜け毛対策

2006年05月24日 13時44分16秒 | 03.抗がん剤

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【病院の談話室から見える風景】

 

婦人科の抗がん剤でよく使われる「タキソール」と「タキソテール」はキレイに髪が抜けます。

私の周りの人を見ると、外出の時の頭スタイルは、

●カツラ派

●帽子派

●カツラと帽子派

●バンダナ派

の4つに分かれていました。

ただ、みんなが言うには、ものすごく蒸れるので、本当は何もかぶりたくないそうです。

 

病室では、冬だったのもあって、帽子をかぶっている人がほとんどでしたが、がんこを始め、何も付けずにボウズのまんまでいる人もいましたね。

夏はやはりナマ頭でいる人が増えます。

 

これからの季節には、綿の帽子がいいみたいです。

FちゃんやRちゃんが被っていたのが、患者さんたちの間では好評だったので、ちょっと御紹介を…。

子供用のTシャツの胴回りが、自分の頭のサイズのものを購入します。

 

Hat

 

コレだけなんですけどね。綿素材のものだと、洗濯もジャンジャンできて、気持ちいいらしい。かぶった感じも、何かとってもかわいくて、(子供服だからデザインはいいのよね)、快適らしかったです。

 

もちろん、きゃんべる。さんみたいな感じの帽子をかぶっている人が、一番多かったですけどね。(カエル帽子はさすがにおらんかったですが…(笑))

 

Rちゃんは絶対にカツラをつけて外出するタイプでしたので、うちに遊びに来て、まず最初に

 

「頭とっていい?」

 

カバンの上にわっさりと置かれたカツラを、ネコどもがいつもクンクンしていたのを思い出します。

 

50歳・60歳代の方になると、カツラ派が多くなります。20代~40代は、振り返ってみると、カツラはなくても良かったと言う人も多いです。

みんな、スキンヘッドで化粧すると、なかなかカッコいいんですよ、これが。

 

ここぞとばかりに、帽子でオシャレする人、ウイックで違う髪形を楽しむ人、女は強いです!

 

これから、抗がん剤の治療を始めるすみさん・皆さん、参考にしてください。 

 

下記記事にトラックバックしました。

2006.5.24●きゃんべる。さん@37歳★New癌★Survivorの「抗がん剤の脱毛ってどうよ②(きゃんべる編)

2006.6.18●すみさん@子宮頚部腺ガンⅠb-2の「抗がん剤治療の準備グッズ


抗がん剤の吐き気ってどうよ

2006年01月26日 11時40分42秒 | 03.抗がん剤

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私は、シスプラチン&5FUで前後に大量のラクテック(ポカリスエットみたいなもの)を投与。3回の治療を行いました。

副作用である吐き気を押さえるために処方された薬は、デカドロンとステロイドとプリンペラン(吐き気止め)等々。なんとか座薬は入れずに我慢したけれど、ほとんどの患者さんが座薬(眠くなる)で吐き気を止めて、ぐーぐー寝ていたのを覚えている。

嗅覚・味覚異常の症状が出てきても、何とか耐えれたのはヨーグルトとかゼリー状の栄養補助食品(ウィダーインゼリーとか)。それでも、ゆっくり食べないとトイレに直行。

少し良くなってくると無性に野菜が食べたかったですね。けど、N大病院の野菜は干からびたものしか出てこないので、買って来たりして、イモムシのようにもしゃもしゃ食べてました。

がんこをはじめ、患者さんたちとワイワイしていると、何とか副作用の強い期間をやり過ごせたし、反対に隣や向かいのベッドの付き添いが1日中いたりうるさかったりすると、副作用も強くなりました。

結構、精神的なものも大きく作用するってことでしょうか。ないーぶなのよ、私。。。

 

 


抗体医薬の可能性

2005年11月09日 14時53分46秒 | 03.抗がん剤

日経新聞朝刊の11月4日11面に、次世代ガン治療薬についての記事があった。

子宮頚ガンに多い「扁平上皮ガン」には、シスプラチンという抗がん剤が使われる。
扁平上皮ガンに良く効く反面、吐き気と脱力感がひどいのに加え、白血球・好中球も減少する、副作用の強い薬である。

次世代ガン治療薬である抗体医薬は、がん細胞のみに効き、正常な細胞には作用しないので、副作用が非常に少ないと言われている。

しかし遺伝子組換技術でつくる医薬品のため、量産が課題となっている。

・ハーセプチン(認可済み/乳がん・卵巣がん・胃がん・肺がん)
・アバスチン(大腸がん・肺がん・乳がん)については、認可を急いでいる
 
アメリカでも承認済みの薬はまだ19種とのこと。
死んでいく可能性しか残されていない患者さんにとって、新薬は唯一の希望。
研究者の皆さん、頑張って!


抗がん治療(4)副作用-ハゲ-【訂正】

2005年02月26日 13時51分39秒 | 03.抗がん剤
PIC_0048-05【場所取り成功の図】

主治医D先生もF先生も、病院にいる限り、非常にマメに入院患者をのぞいてくれる。
そういえば、一文字ハゲができていることを、先生に何も伝えていなかった事を急に思い出したので、F先生が血液検査の結果を持ってきてくれたときに、ハゲの人を伝えてみた。

先生はハゲを見るなり

「これは薬の副作用ではなくて、ストレスによる円形脱毛症の一種かな~」
 
 
 
そうだったのか!
  
 
 
とっさに
「あら~っ。わたしってば、ないーぶだったのねっ」
と、クネクネすると、F先生は、ふっと鼻で笑って去っていった。

どーせ、どーせ……。
ないーぶぢゃないわよっ(;`O´)o
病人顔でクネクネしても死にそうな婆ちゃんみたいだわよっ(;`O´)o

 
 
ということで、訂正。
抗がん剤の副作用ではなく、抗がん剤を投与される事によるストレスからくる脱毛症でした。


抗がん治療(3)副作用-ハゲ-

2005年02月16日 09時16分11秒 | 03.抗がん剤
PIC_0068【爆睡なすび】
シスプラチン(ランダ)&5-FUの抗がん剤セットは胃腸に副作用が集中する。その代わりと言っては何だが毛根の損傷は少ないのが特徴である。

1回目の抗がん剤が終わって、後頭部に一文字ハゲができた。
2回目の抗がん剤が終わったら、後頭部の一文字ハゲがヨコに長く伸びてきたようだ。
3回目の抗がん剤が終わったら……。

 
 
そのまま端と端がつながって、イカリングハゲになるのだろうか。


 
 
イカが頭から離れない。。