子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

抗がん治療(4)副作用-ハゲ-【訂正】

2005年02月26日 13時51分39秒 | 03.抗がん剤
PIC_0048-05【場所取り成功の図】

主治医D先生もF先生も、病院にいる限り、非常にマメに入院患者をのぞいてくれる。
そういえば、一文字ハゲができていることを、先生に何も伝えていなかった事を急に思い出したので、F先生が血液検査の結果を持ってきてくれたときに、ハゲの人を伝えてみた。

先生はハゲを見るなり

「これは薬の副作用ではなくて、ストレスによる円形脱毛症の一種かな~」
 
 
 
そうだったのか!
  
 
 
とっさに
「あら~っ。わたしってば、ないーぶだったのねっ」
と、クネクネすると、F先生は、ふっと鼻で笑って去っていった。

どーせ、どーせ……。
ないーぶぢゃないわよっ(;`O´)o
病人顔でクネクネしても死にそうな婆ちゃんみたいだわよっ(;`O´)o

 
 
ということで、訂正。
抗がん剤の副作用ではなく、抗がん剤を投与される事によるストレスからくる脱毛症でした。


入院生活(6)ガン治療の費用は?

2005年02月21日 12時01分46秒 | 06.入院費用
PIC_0040-05【前、ならえ!のなすび】

入院となると、いったいいくらかかるんだろう、と不安に思うのは誰しもである。
この病院は、術後は個室には入れるのでその分は割増になるが、広汎子宮全摘手術22日間入院で50万円くらい、その後の抗がん剤治療+放射線治療でおおよそ1日1~1.5万円くらいはかかる。これに、調子が悪ければ点滴や薬代が付加されていく。
※1週間の短期入院を繰り返す場合、1週間で15万円くらいの人が多い。
 (個室の場合、上記価格に部屋代が付加される)

とはいっても、点滴に値札がついているわけでもない。
ここら辺は、医師との信頼関係のみで、価格を確認する事はなく治療を進めていくことになる。

ただ、最近は患者と話し合い、合意の上の治療をするというコンセプトである病院が多い。
特にここは大学病院なので、その傾向が強い。知りたければ教えてくれるし、要望があれば予めきちんと伝えておくとよい。

結論として、第2期子宮頚ガンで、広汎子宮全摘手術を行い、放射線治療25回、抗がん剤による治療を合計3回すると、100万円程度は現金が必要である、ということだ。

さらには、治療期間中4ヶ月間と、自宅療養約2ヶ月は働く事ができなくなると思った方が良い。
会社によっては退職を余儀なくされる場合もあり、結構、踏んだり蹴ったり状態になる。

しかし、これがもっと初期の段階で医者に行っていれば、1ヶ月で仕事に戻る事ができるし、治療費も半分で済む。

 
このブログを読んだ30歳以上の方、せめて2年に1度は、無料検診ではなく、大病院のしっかりした検査をお勧めします。


入院生活(5)患者同士のコミュニケーション2

2005年02月16日 09時17分05秒 | 08.ガン患者の輪
PIC_0006【外をうろうろしていたネコです。】
患者Eさんは、白い毛糸のショールと帽子姿でいる。
そんなEさんの歩く後姿を見て、患者Gさんが言った。

 
 
「ねぇねぇ、イカみたいじゃな~い」
 
 
 
消灯直前、イカがツボにはまって取れなくなってしまった。

遠くで「何がイカなのー」と反論する声が廊下にこだましていた。
 
 
 


抗がん治療(3)副作用-ハゲ-

2005年02月16日 09時16分11秒 | 03.抗がん剤
PIC_0068【爆睡なすび】
シスプラチン(ランダ)&5-FUの抗がん剤セットは胃腸に副作用が集中する。その代わりと言っては何だが毛根の損傷は少ないのが特徴である。

1回目の抗がん剤が終わって、後頭部に一文字ハゲができた。
2回目の抗がん剤が終わったら、後頭部の一文字ハゲがヨコに長く伸びてきたようだ。
3回目の抗がん剤が終わったら……。

 
 
そのまま端と端がつながって、イカリングハゲになるのだろうか。


 
 
イカが頭から離れない。。
 
 
 

 


入院生活(4)患者同士のコミュニケーション

2005年02月02日 15時39分46秒 | 08.ガン患者の輪
PIC_0029-05【黒い手:“あいしているよ”
白い手:“あなたったら……”
<配 役>
黒い手……のりまき
白い手……いなり、でした】

入院生活も長くなってくると声を掛け合う人も多くなってくる。
声を掛け合うだけでなく助け合って過ごすことも多い。
私も入院生活が2カ月弱となり、だんだん「ぬし」の部類になってきた。


入院生活(3)検 温

2005年02月01日 17時45分59秒 | 05.入院生活
PIC_0036-05【いなり君の爆睡】

この病院では、朝昼夜の体温・食事量・トイレの回数などをシートに書き込んでいく日課がある。
看護師さんは検温時に、このシートを見ながら、体調や要望などをヒアリングしていくのである。
開腹手術をした人は、腸閉塞と言う恐ろしい病気になる確率が高いので、特に便の回数は、主治医含め非常に注意深くチェックしていく。
ちなみに腸閉塞とは、腸が閉じてしまう病気であり、手当てが遅れると死を招くのはもちろんの事、治療中は絶食である。
したがって便の回数を書く欄に、何も書いていないと
「便は出ましたか?」
と、必ず聞かれる。

先日一日だけ出なかった日のこと。
便の回数を書く欄を空欄にするのも忍びなかったので、
「でん。」と書いておいた。

看護師さんも主治医も、シートを見ては
「でん……のね」と口をそろえたように読み上げていった。

はい。たまには「でん」のです。