造影CTでアレルギーが少し出たことで、いい機会なので先生に検査の事を聞いてみたところ、非常に分かりやすく教えてくれました。
皆さんもご存知かと思うんですけど、自分のメモ用もかねてまとめておきたいと思います。
●単純CTと造影CT
婦人科をはじめガンを経験した人は、再発チェックで、内診・細胞診にあわせて、造影剤を使わずに撮影後、造影剤を使って撮影している方が多いと思います。
【仕組み】
造影剤を使ったものと使わないものの画像を比較して異常個所を発見します。
造影剤は血液に混ざっているので、血液が多く集まる場所が白く映ります。
したがって、腫瘍や出血がある箇所を見つけることができるというものです。
【得意な事】
肝臓・腎臓・子宮など、消化器官以外の臓器の腫瘍や出血の有無などを確認するのが容易です。
どこにあるか分からない小さな腫瘍などを探すのには向くようです。良性悪性に関わらず、大きさや形を診断するのにもよい方法です(れひさん情報)。
また、全身を検査する費用としては安いのもメリット。
【不得意な事】
消化器官などの粘膜が荒れているとか、ただれているなどは判断が難しいので、消化器官の検診には不向きのようです。
検査後は水分を多くとって造影剤を速やかに排出することが、アレルギー予防にも繋がるようです(オレンジ・みかん(*^_^*)さん情報)
●PET検査
婦人科でも患者さんからPETをやりたいという希望があったようで、マイドクターKも要望があれば検査をするようです。
2006年の4月から婦人科でもPET検査に保険が適用されるようになったので3割負担でできます。
【仕組み】
投入する薬剤の集まる場所が赤く写る事で、診断。造影CTと考え方は同じ。
【得意な事】
ペット検査総合情報サイトを見ると、PETが得意ながんは、頭頚部がん、肺がん、乳がん、膵がん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫など。
全てのがんに有効ではないようです。
また、がん細胞の「活動性」「悪性度」を見ることができるとされています(れひさん情報)。
【不得意な事】
肝臓・胃・子宮頸部・腎臓・膀胱・前立腺などのガンの発見には不向き。特に膀胱や腎臓などは薬剤が流れてしまうので向かないようです。
3割負担でも3万円くらいかかるので高い。
●MRI
【仕組み】
磁気によって、体の中を撮影する方法。
【得意な事】
ピンポイントで詳しく見るのにはよい。造影剤使って撮影する場合も、CTに比べ副作用が出にくい。
【不得意な事】
ペースメーカーなど、磁気に反応する装置が入っている人などには向かない。
また、体全体を撮影してどこにあるか分からないガンを発見する場合にも不向き。
以上が先生の話と、ネットで調べて補足&れひさん情報を見て比較です。
私の場合、子宮頚がんなので、転移するとすれば肝臓・腎臓・膀胱・腸の確率が高いのため、PET検査は向かないということになります。
造影CTによるチェックが一番有効だといえます。
●消化器官の検査
消化器官は直接見た方がいい(←先生がこう言った)らしいので、やはりカメラがいいようですね。