子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

各検査のメリット・デメリット

2007年03月13日 19時18分15秒 | 09.検査

造影CTでアレルギーが少し出たことで、いい機会なので先生に検査の事を聞いてみたところ、非常に分かりやすく教えてくれました。

皆さんもご存知かと思うんですけど、自分のメモ用もかねてまとめておきたいと思います。

 
 
●単純CTと造影CT

婦人科をはじめガンを経験した人は、再発チェックで、内診・細胞診にあわせて、造影剤を使わずに撮影後、造影剤を使って撮影している方が多いと思います。
 
【仕組み】

造影剤を使ったものと使わないものの画像を比較して異常個所を発見します。
造影剤は血液に混ざっているので、血液が多く集まる場所が白く映ります。
したがって、腫瘍や出血がある箇所を見つけることができるというものです。
 

 
【得意な事】

肝臓・腎臓・子宮など、消化器官以外の臓器の腫瘍や出血の有無などを確認するのが容易です。
どこにあるか分からない小さな腫瘍などを探すのには向くようです。良性悪性に関わらず、大きさや形を診断するのにもよい方法です(れひさん情報)。
また、全身を検査する費用としては安いのもメリット。

 

【不得意な事】

消化器官などの粘膜が荒れているとか、ただれているなどは判断が難しいので、消化器官の検診には不向きのようです。

検査後は水分を多くとって造影剤を速やかに排出することが、アレルギー予防にも繋がるようです(オレンジ・みかん(*^_^*)さん情報)

 

●PET検査

婦人科でも患者さんからPETをやりたいという希望があったようで、マイドクターKも要望があれば検査をするようです。
2006年の4月から婦人科でもPET検査に保険が適用されるようになったので3割負担でできます。

 

【仕組み】

投入する薬剤の集まる場所が赤く写る事で、診断。造影CTと考え方は同じ。

 

【得意な事】

ペット検査総合情報サイトを見ると、PETが得意ながんは、頭頚部がん、肺がん、乳がん、膵がん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫など。
全てのがんに有効ではないようです。

また、がん細胞の「活動性」「悪性度」を見ることができるとされています(れひさん情報)。

 

【不得意な事】

肝臓・胃・子宮頸部・腎臓・膀胱・前立腺などのガンの発見には不向き。特に膀胱や腎臓などは薬剤が流れてしまうので向かないようです。
3割負担でも3万円くらいかかるので高い。
 
 

 
●MRI

【仕組み】

磁気によって、体の中を撮影する方法。

 

【得意な事】

ピンポイントで詳しく見るのにはよい。造影剤使って撮影する場合も、CTに比べ副作用が出にくい。

 

【不得意な事】

ペースメーカーなど、磁気に反応する装置が入っている人などには向かない。
また、体全体を撮影してどこにあるか分からないガンを発見する場合にも不向き。

 
 
 
以上が先生の話と、ネットで調べて補足&れひさん情報を見て比較です。

私の場合、子宮頚がんなので、転移するとすれば肝臓・腎臓・膀胱・腸の確率が高いのため、PET検査は向かないということになります。
造影CTによるチェックが一番有効だといえます。
 
 
●消化器官の検査

消化器官は直接見た方がいい(←先生がこう言った)らしいので、やはりカメラがいいようですね。
 
 


CTの造影剤 VS アレルギー体質

2007年03月12日 15時32分44秒 | 09.検査

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本日、3ヵ月ごとの婦人科腫瘍外来の定期健診と半年後とのCT検査と呼吸器内科の外来でした。

朝一で病院に行って、帰ってきたのは14時20分( ̄▽ ̄)

 

この間までは、私がアレルギー体質であることなんて、確認程度にしか聞かなかったレントゲン技師が、今日は根掘り葉掘り聞く。

よくよく聞いてみると、造影剤が喘息などのアレルギーを誘発させることに対し、(恐らく院内の)ルールが厳しくなったとの事。

事前ヒアリングがいつもの10倍(@_@;)!

 

この2年、いつもやってるじゃん( ̄▽ ̄)

CTだけで放射線治療になるほど撮影しているわよっ!

と心の中で突っ込み。

 

今日はいつでもCT撮影OKよファッションで行ったので、着替えなし!

うーん、私ってば、なんて検査慣れしているのかしら(*^o^*)ポッ

※念のために言っておきますが、病衣とかパジャマで行ったわけじゃないですよ(爆)

 

いつものようにCT撮影が終わり、その足で呼吸器へ・・・。と思っているとだんだん目がかゆくなってくる。

アイラインもしているし、もちろん目は掻けない。

けど、なんだか右目が腫れてきているのが、自分でも分かる。

 

で、トイレで鏡を見てびっくり! 

目の下がぽっこり腫れてるじゃないの!

 

そのまんま帰ろうと思ったけど、レントゲン技師さんに、「アレルギー反応が出たら、救急外来へ」って言われていたので、引き返すことに。

 

受付へ行くと、入院していた時にお世話になった看護婦さんがいた! 

目ぇ腫らしながら、「異動になったの?」と、どうでもいい話をしてから、症状を伝える。

  

皮膚科に行くのかな、とか、目だから眼科なのかな、とか思っていたら、あっさりと「婦人科の方に行ってください」と言われる。

マイドクターKは、何でも引き受けてくれるのね・゜・(ノД`)・゜・

 

とりあえず、喘息の三種の神器の「プレドニン5(アレルギーを抑えるステロイド剤)」を追加処方してもらい、「薬を飲んでから、一時間くらいしたら、もう一度診せてね」と言われる。

 

いつもは全く問題がなかったのに、今日に限って出るというのも皮肉なものだ。

通常なら、違う種類の造影剤に変えて、次回は臨めばよかったのだけど、どうやらそうはいかなくなる可能性もあるようで。。。

 

「アレルギーが出たら、造影剤は使わない」という、0か100かみたいなルールにのっとらなければならない可能性も出てきてしまった。

まだ寿退院してから2年。まだまだ造影剤を入れた撮影が必要だと思われるというのが、マイドクターKと私の統一した見解。

他の検査での代用についても、全体を見るにはCTが一番便利なようで。

たとえば、MRは、ピンポイントで見るには向いているのだけれど、全体を見るには向いていない。PETは肝臓など血液が多く集まる部位については、診断に向かないらしい。

 

いずれにせよ、次は半年後なので、その間によい方法を探してもらうことにしました。

 

※目ぇの腫れはもう大丈夫です(^-^)v