NHKで、久しぶりに面白い番組を見ました。
「栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)」についての第二弾。
工工エエエェェェヽ(`Д´)ノェェェエエエ工工
第一弾っていつやってたぁ?!
ということで、以下、番組の内容をまとめてみました。
がんの手術、抗がん剤、放射線等、すべての治療において、免疫力を低下させるという副作用があります。
特に抗がん剤は、吐き気や味覚・嗅覚異常が起こり、食べれなくなります。
食べれなくなると、当然、体は飢餓状態と言われる栄養が足りない状態になります。
血液検査ではアルブミン(ALB)の数値が3.5以下の状態が続いていると、飢餓状態であると判断するとTVでは言っていました。
しかし、脱水状態にあると血が濃くなっているので、アルブミンの数値が3.5以上になることもあるので、一概に数値を盲目に信じてはいけないようです。
さて。
この飢餓状態は、免疫力をさらに低下させ、感染症にかかりやすくなります。
殺しても死ななさそうな私でさえ、抗がん剤が終わってから1~2年くらいは、高熱を何度も出したりして寝込んでいましたしっ。
感染症は、治療中~治療後の患者にとって、命を脅かす怖いものです。
ただでさえ体が飢餓状態なのに、高熱が出ればさらに食べる元気もなくなり、不のスパイラルに陥るというのです。
ごもっとも。
入院していた患者さんをみても、自分に照らし合わせても、そのとおりです。
もしも、体に栄養が十分取れている状態なら、感染症に感染する確率はぐっと下がります。
さらに、体に栄養が満たされると、体力も快復し、食事ができるようになります。
食事ができるようになると、・・・・。
抗がん剤を経験した人なら、それがどれほどうれしいことか、わかりますよね。
元気が沸いてきて、正のスパイラルが始まるのです。
だから、栄養点滴やサプリメント、好き食べ物など、あらゆる手段を駆使して、とにかく飢餓状態から抜け出させ、患者さんの目的(治療のできる体に戻す、自宅療養をする、最期ぐらいは普通の生活をしていたいなど)を叶えようとするのが、この栄養サポートチームの役割なのです。
もちろん、すべてが成功事例ばかりではなく、うまく稼動していない病院もあったり、患者さんの体力が持たなかったりしています。
なるべくなら、長期間にわたる飢餓状態で何ともならなくなってからではなく、早めの対応がよりよい結果をもたらす可能性が高いとのことです。
今年の医療保険の変更では、栄養サポートチームが動くことで保険の点数が加算できることになり、これから徐々に体制が整っていくと思われます。
テレビの中で、栄養サポートチームを率いる医師が、患者さんの方から、栄養サポートチームのケアを受けたいと声に出してもらうことが、体制作りを早めるきっかけになるとも言っていました。
こんな方法もあるんだ、と言うことを知って欲しかったので、まとめてみました。
ウィキペディアにも載ってます。
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