子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
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栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)

2010年04月20日 19時24分40秒 | 03.抗がん剤

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NHKで、久しぶりに面白い番組を見ました。

「栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)」についての第二弾。

 

 

工工エエエェェェヽ(`Д´)ノェェェエエエ工工

 

 

第一弾っていつやってたぁ?!

 

 

ということで、以下、番組の内容をまとめてみました。

 

 

がんの手術、抗がん剤、放射線等、すべての治療において、免疫力を低下させるという副作用があります。

特に抗がん剤は、吐き気や味覚・嗅覚異常が起こり、食べれなくなります。

食べれなくなると、当然、体は飢餓状態と言われる栄養が足りない状態になります。

血液検査ではアルブミン(ALB)の数値が3.5以下の状態が続いていると、飢餓状態であると判断するとTVでは言っていました。

しかし、脱水状態にあると血が濃くなっているので、アルブミンの数値が3.5以上になることもあるので、一概に数値を盲目に信じてはいけないようです。

 

さて。

この飢餓状態は、免疫力をさらに低下させ、感染症にかかりやすくなります。

殺しても死ななさそうな私でさえ、抗がん剤が終わってから1~2年くらいは、高熱を何度も出したりして寝込んでいましたしっ。

感染症は、治療中~治療後の患者にとって、命を脅かす怖いものです。

ただでさえ体が飢餓状態なのに、高熱が出ればさらに食べる元気もなくなり、不のスパイラルに陥るというのです。

 

 

ごもっとも。

入院していた患者さんをみても、自分に照らし合わせても、そのとおりです。

 

 

もしも、体に栄養が十分取れている状態なら、感染症に感染する確率はぐっと下がります。

 

さらに、体に栄養が満たされると、体力も快復し、食事ができるようになります。

 

食事ができるようになると、・・・・。

 

抗がん剤を経験した人なら、それがどれほどうれしいことか、わかりますよね。

元気が沸いてきて、正のスパイラルが始まるのです。

 

 

だから、栄養点滴やサプリメント、好き食べ物など、あらゆる手段を駆使して、とにかく飢餓状態から抜け出させ、患者さんの目的(治療のできる体に戻す、自宅療養をする、最期ぐらいは普通の生活をしていたいなど)を叶えようとするのが、この栄養サポートチームの役割なのです。

 

もちろん、すべてが成功事例ばかりではなく、うまく稼動していない病院もあったり、患者さんの体力が持たなかったりしています。

 

なるべくなら、長期間にわたる飢餓状態で何ともならなくなってからではなく、早めの対応がよりよい結果をもたらす可能性が高いとのことです。

 

今年の医療保険の変更では、栄養サポートチームが動くことで保険の点数が加算できることになり、これから徐々に体制が整っていくと思われます。

 

テレビの中で、栄養サポートチームを率いる医師が、患者さんの方から、栄養サポートチームのケアを受けたいと声に出してもらうことが、体制作りを早めるきっかけになるとも言っていました。

 

こんな方法もあるんだ、と言うことを知って欲しかったので、まとめてみました。

  
 

ウィキペディアにも載ってます。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%A0%84%E9%A4%8A%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0&oldid=30872505