私には子供がいません。
もちろん結婚もしていません。
そして、子宮も卵巣もありません。
こんなのは女じゃないし役に立たんなーと思った事もありますし、子供を生むのが女であるという定義なら、私は女ではないという事になります。
しかし、性別上は女。
何かとってもミスマッチです。
でもね、私は思うんです。
もしもこんな私に惚れてくれる男がいたら、そいつはすごくいい男なんじゃないか。
そして、女パーツが欠損した私が、五体満足な女を押しのけて、男を惚れさせる事ができれば、私ってすごくいい女じゃない?って。
だから私はいい男をゲットできるセンサーを持つことができたなって思うのです。
そして子供について、思うこと。
自分の子供である事って、そんなに大事な事なんだろうか。
世の中にはバカ親のおかげで、集団生活を余儀なくされる乳幼児も児童もたくさんいるんですよね。
もしも彼らに「親」として育ててくれる家庭があれば、どんなに心豊かに過ごせるだろうかって思います。
そういう子供たちに家庭が提供できるのは、子供が生めない私たちしかいないんですよね。
もっとも、一人暮らしの私には子供を引き取る事さえできなでしょうけど。
だから、どうかどうか、自分が子供を産めない事を悲しまないでください。
子供を生む事は、そんなに重要ではなく、育てる事が重要なんです。
育てる事は、誰でもできるわけじゃないもの。
それからね、もうひとつ、子供が生めないということは、子供を育てる苦労をしなくていいよ、と神様から言われているのかもしれない。
もっと違う事をやっていいですよ、っていうメッセージでもあるんじゃないかなって。
たとえば、動物をたくさん飼うこともできる。
たとえば、仕事をがんばる事もできる。
たとえば、大好きな趣味に没頭する事もできる。
たとえば、旦那さまとずっと恋人気分で過ごせる。
私には子供がいません。
もちろん結婚もしていません。
そして、子宮も卵巣もありません。
でも私は今、幸せなんですよ。